もしも旅先でオーバーヒートしちゃったら 3(HA4型アクティ)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
福岡県で引き取ったHA4型アクティトラックで東京に向かう途中というか、出発して5分か10分ですぐにオーバーヒートしちゃった話の続き。
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水温計の針が上がるたびに道端に停めて、インマニのエア抜きバルブから大量のエアを噴出させたり、冷却水を補充したり。
これを延々とくり返しながら、北九州市でヤフオクの大型部品を手渡しで受け取ったり、長崎県長与町の炭火焼肉あおいでさくらユッケと黒毛和牛の梅タンと赤牛を楽しんだり、久留米織のマスクとハンチング帽の追加注文等々で立ち寄ったり。
大分県では気になってる別の軽トラックの下見をさせてもらったり、愛媛県ではオートバックスでオイル交換してもらったり。
その愛媛県では、オートバックスやホームセンターの他に、私たちDIY素人の味方アストロプロダクツ(通称アストロ)という格安工具の全国チェーンのお店も見つけることができました。
これによって、オーバーヒート対策を大幅に強化できたので、ご紹介。
(こんな珍道中を書き残して、誰の役に立つのか、わからんけど)
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1枚目は、インマニのエア抜きバルブ2ヶ所(エンジン側の水路の最上部)に透明の耐熱チューブを挿して、黒い耐熱タイラップ(別名インシュロック、または配線バンドとも)でキュッと縛って、留めたところ。
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【1】減っていた冷却水を補充しても、オーバーヒートは解決しなかった。
【2】エンジン側の最上部からエア抜きしてもエア抜きしても、ちっとも収まってこなくて、相変わらず大量のエアを噴出し続ける
クルマが好きな人ならもう察しがついてるだろうけど……
これはもう明らかに、ヘッドガスケットが抜けた状態ですよね。
(排気ガスが冷却水にも混さって来てる)
つまり、走れば走るほど、エンジンを回し続けている限りはずっと、冷却水に大量のエアが混入し続ける。
それならば、エア抜きバルブはゆるめっぱなしにして、どんどんエアを吹き出させたほうがいい。
だけど、そうするとエアだけでなく、冷却水も大量に噴出し続けてしまって、あっという間にエンジン内部を循環する冷却水が無くなってしまう。
2
そこで、エア抜きバルブ2ヶ所から噴出し続けてくる大量のエア(水蒸気)と冷却水を、ジョッキボトルで受け取ってやろう、と考えました。
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もうちょっと無駄に、具体的に書いておくと……
大量に噴き上げていたエアが落ち着いてきたら、ジョッキボトルも空っぽにして、再スタート。
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やがて、また水温計が上がってきます。
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この状態ですぐに停めてポリジョッキを見ると、約1リットル。
ちなみに、この当時のこの型のアクティトラックの、冷却水の総量は約6リットルです。
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それから、助手席側の車体側面、バッテリー脇のリザータンクも、MAXラインから上に約0.5リットル。
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リザーブタンクの冷却水は、注射器みたいな通称シリンジで吸い取ればOK。
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あまりにも頻回なので、グローブボックス下の内装は取り外したまま。
ラジエーターキャップがすぐ目に見えて、簡単に手が届く状態で走り続けました。
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リザーブタンクから吸い取った約0.5リットルは、シリンジで戻してやる。
エア抜きバルブから回収した約1リットルは、ポリジョッキごとここに注ぎ込んでやる。
(熱湯注意)
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水温計が上がってきてすぐに停めれば、約1リットル。
だけど、簡単には停車できないバイパスなんかでちょっとがんばると、2リットルのポリジョッキはすぐにあふれる手前ぎりぎりまで行っちゃいます。
冷却水の総量が6リットルで、リザーブタンクに0.5リットルで、ポリジョッキに2リットルということは、エンジンの中には……
(考えただけでも恐ろしい)
(水温計が上がってきたら、すぐに停まりましょう)
10
そんなわけで、福岡で引き取ってすぐにオーバーヒートしたHA4型アクティトラックで、山梨県まで帰ってきました。
(福岡から北九州までの軌跡が残ってないけど)
山梨県には積載車3号を停めてあるので、ここからは積載車の荷台で移動です。
(……って、あんなに苦労したのに、文字にするとこれだけかぁ)
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