morel maximo 6  

10年以上前からお世話になっているアルピットさんで、ラリー車にすることもお伝えして、あまり重量が増えないで、なおかつ音がよくなる、という相反した課題をクリアするべき製品を選んでいただきました。店長は、かなりホームオーディオにも詳しく、なおかつ海外ラリーの参戦歴もあり、このクルマの改造についてよく理解していただき取り付けていただきました。

制振加工もほどこしてあり、もうプロボックスに乗っていることを忘れくらい、音は別世界になりました。重量増は約10キロとのことです。接続は、純正の一番安いトヨタエントリーナビにハイローコンバーターを介して接続してあります。iPod classicをミニステレオプラグ同士で接続していますが、MP3の192bpsまで圧縮したファイルだと、音の悪さが目立ってしまい、音楽ファイルを非圧縮のAIFFファイルで入れ直しました（非圧縮が読めるようにわざわざiPod classicを使っています）。ハイローコンバーターを介す、なんてホームオーディオでは禁忌に近いことですが、そんなものが入っているとは思えない音です。ツイーターはドアミラー部に取り付けてあるので、音場も目の前にきれいに展開し、ダッシュボードがミニステージのような感じです。

なんでラリー車にこんなものが必要かと言われるでしょうが、必然性があるのです。まあ、言い訳がましいのですが、ダッシュボード貫通式のロールバーを入れると、純正スピーカーが入っている位置を貫通しなくてはいけなくて、音はなくなってしまい、ナビの音声もなくなってしまいます。このクルマを運転する妻にこのように言い訳をして取り付けました。

ちなみにこれ以上のスピーカーになると、ドアの内装をも超えてしまい、そうなるとロールバーのドアバーが装着できなくなります。いちおう、プロボックスはラリー車であるとともに、キャンプ用品満載でアウトドアに出かけるファミリーカーでもあります。