ギア入力でのエンスト・アイドルアップ症状修理

11月中旬、交差点や曲がり角でギアを入れたままクラッチを切るとそのまま回転数が落ちてエンスト、信号停止直前にもエンストするという症状が発生。
また同時に、停車時にギアを入れると回転数が上がるアイドルアップ症状が発生。

ギア入力でのアイドルアップは、
1〜6速・バックギアと全てのギアで、停車時にクラッチを踏んでギアを入れるとアイドリングが1200回転くらいまで上がります。
また、燃費が6〜7km/Lになり超悪化。

チェックランプはつきませんでした。

とりあえずイグニッションコイルを交換したものの改善されなかった。
イグニッションコイルはHITACHI製のものを使用。
型番：U18M03-COIL
純正型番：L3G2-18-100A、L3G2-18-100B

その後、友人の工場へ入庫

EGRバルブが原因では？とのことで新品に交換。
ついでにRECSを施行してもらい、吸気系統を綺麗にしました。
結果、エンストの症状は治まったが、アイドルアップの症状は治らなかった。

付いていたEGRバルブは媒が付着して穴が小さくなってたものの、アイドリング不調になるほどではなかった。

インマニはこのような状態で綺麗。
だとすると何だ？となり、友人経由でマツダでコンピューター診断をしてもらうことに。

コンピューター診断してもらったところ、エラーコードは拾わない。
ただし、ギア入力でスロットルが2％開くとのこと。

友人の工場にECUとニュートラルセンサーがあったので、それを付けてみたが改善されず。

原因不明のまま年末を迎え、ディーラーに置いておくのも盗難の危険があるのでとりあえず引き取りました。

預けてる時から調べたり友人から聞いても原因が分からずに1ヶ月。
乗れなくはないけど後々エンジンブローに繋がるのも嫌で、空いた時間で調べてました。

すると、ナニワヤさんのブログでこんな記事が！
「全く同じ症状、クラッチスイッチだ」
他にも調べてるとマツダ車で出てくる出てくる(笑)
NA〜NCロードスター、FC、FD、RX-8...
同じ年代のNCやRX-8がクラッチスイッチ故障で同じ症状なので、モノタロウで注文。

BKMSアクセラのクラッチスイッチは青い方、右にあるスイッチはクラッチカットスイッチです。
クラッチカットスイッチも注文したので同時に交換です。

クラッチスイッチは、反時計回りに回すとステーから外れます。
センサーのコネクターはよくある爪のタイプ。

クラッチカットスイッチは、奥にある爪を持ち上げてシート側に引くと外れます。
センサーのコネクターは外しづらいけどクラッチスイッチと同じです。

外したやつです。
クラッチスイッチ型番：BP4K-66-49YA
クラッチカットスイッチ型番：NE55-66-4D0A

注意事項！
スイッチから出てる棒は押し込むと作動しなくなるので、棒は触らないように！

普通はクラッチを踏むと棒が伸びるが、古いスイッチは伸びきらなくなっていたのが原因でした。
つまり、棒が伸びきらず途中で止まるので、クラッチを踏んでギアを入れると、「停車しててクラッチ繋がってるのにギア入れるの！？エンジン止まらないようにアイドルアップしなきゃ！」とECUが判断してしまうという状態だったよう。

クラッチカットスイッチは、取り付けたらクラッチを奥の止まる位置まで踏んで、カチッと音がなればOKです。

エンジンをかけ、ギアを入れるとアイドルアップ症状は無くなりました！
まさか車内のものが原因だと思いませんでした...。


メモ
BKMSアクセラのエンジン制御ECUへのセンサーは15個のセンサーから取ってます。
エンジン不調の場合は、まずコンピューター診断をオススメします。