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朝、１１時過ぎまで惰眠を貪る。オイル交換の依頼が一件あったのだが断っちゃった。

２時ごろ遅い朝食＆昼食を取り、散髪。しかし少々切りすぎてしまい、嫁からは「どこの野球部が来たのかと思った」と言われる
嫁よ、最近は野球部でも長髪なのだが…

気を取り直し、選挙に向かう。後に分かった事なのだが、当選したのは俺が投票した人だった。って言っても２人しか候補者がいなかったので、確立は1/2なのだが…

そのまま大手電器屋さんへ行き、当ガレージのプリンターのインクを買いに行く。がしかし、マイナーなプリンターの為、一件目の電器屋には無く、最終的に電器屋３件はしごする羽目に。
結局工場の一番近い電器屋さんにあった。最初っからココに行けばよかった。

無事にインクを調達し、その後の予定も特に無かった為、友人のいる新車ディーラーに行ってみる。
新卒の社員だろうか、駐車場に車を停めた途端に４～５人の営業マンに取り囲まれる。
「いらっしゃいませェ、今日は何をご覧に？お乗換えですか？査定しましょうか？」
と、矢継早に問いかけられ、「いやいや見に来ただけだから、ホンの冷やかしだからお構いなく」と言っても、ぴったり俺のディフェンスにつく。

うーんどうやってこのブロックから抜け出そうか？と思っていたら、友人の営業マンを見つけ、ヨン様にまとわりつくオバチャンのごとき新人営業マンから開放される。

だがしかし、この友人も車を売りたくて必死だったのだ。

「○○チャン、いい加減乗り換えてよ。車屋サンがいつまでも古い車に乗って壊れたら客にしめしがつかんでしょ？」

「バカを言え、どこにそんな金がある？それに俺もプロだ。古くてもキッチリ整備してあるから大丈夫！」

「ローン金利も安いし、リースもあるよ。取り合えず適当な車試乗してみてよ」

と鍵を渡され、乗ってみた。

乗り込むなり嫁が一言「コレ、エンジン掛かってる？」

俺が一言「多分…」

嫁「静かやねェ」

俺「確かに…」

走り出して嫁が一言「コレ、ホントにウチの車と同じ排気量？」

俺「多分…」

嫁「よく走るねェ」

俺「確かに…」

無事にディーラーに帰還すると友人が出迎えてくれた。
「どうだった？いいでしょう新しい車は。見積りしよか？」

嫁と二人、軽いカルチャーショックを受け、友人の話術に危うく飲み込まれそうになる。
寸でのところで我に帰りハッキリ買う意思の無いことを伝える。

が、コーヒー２杯をご馳走になりカタログをどっさり貰って後ろ髪引かれる思いでディーラーを後にする。

帰りに嫁とファミレスにて食事をしながらカタログを広げ、コレはデザインが嫌いだから却下、コレならこのオプションをつけて…とバーチャル購入計画を立ててしまった。

すっかり気分だけ車を買ったつもりになって店を出ようとしたら、料理が一品が来てない事に気付く。と同時にまだまだ新車を買える身分ではない事にも気付いた・・・