
ゴールデンウイークの前半戦、愛馬を駆って岐阜~能登半島をぐるりとまわってきた。
簡単に言うと…
関ヶ原から関~郡上八幡~せせらぎ街道~飛騨高山~白川郷~氷見~和倉温泉~輪島~千里浜なぎさドライブウエイ~帰阪という旅程である。
■岐阜~能登半島一周ツーリング
1日目(4/28)
07:00 自宅出発
↓
08:00 草津PA 休憩
10:30 岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑「上ヶ流茶園」
12:40 名もなき池(通称:モネの池)
↓
せせらぎ街道
↓
15:50 高山市 泊 40km/55m
走行距離:310km
ロングツーリングにあたり、前の週に最終点検を実施。そこでスマホホルダーがイカれていたことが判明した。
おお、スマホホルダーよ。わずか1年で死んでしまうとは情けない…。
というわけで急遽、同じようなものを懲りずにAmazonに発注し、翌日には到着したので早速取り付けた。これで心置きなく出発できる。
そしてツーリング初日、予定通り朝7時に出発。
天候は快晴。だが、皮ジャケットに長袖シャツだけでは少し肌寒いようだ。一回目の休憩/給油ポイントの草津PAで持ってきたネックウオーマーをかぶり、再スタート。素晴らしいツーリング日和で、後は順調に行程を消化していった。

天空の茶畑「上ヶ流茶園」 岐阜のマチュピチュといわれているらしいが、その何ふさわしい景観だった。抜けるような青空と山々と茶畑の緑が素晴らしい! なお、写真の天空の散歩道には時間を避けなかった。

名もなき池(通称:モネの池) けっこう透明感があって確かにモネの絵のようだった。ネットでは酷評もあったが、自分的には満足できた。
モネの池を後にして、R472で郡上八幡を越え、ライダーに有名な「せせらぎ街道」を走る。
せせらぎ街道は横を小川が走る道なのだが、けっこう路面は荒れていてちょっと走りにくくてがっかり…。これなら「岐阜のマチュピチュ」へ行く道の方がよっぽど良かった。
などと、思いつつ、道の駅での小休止や給油をしながら走っているうちに高山へ入って本日の旅程は終了した。
ちなみに、モネの池で駐車中に(だと思うが)、ラ・ロッサのフユーエルボトルをパチられたのをせせらぎ街道の道の駅で気付いた…。悪いヤツはどこでも居るもんだな。。。
2日目(4/29)
08:00 出発
10:00 白川郷 喫茶落人 ←二重消し線
14:00 雨晴海岸
15:00 能登島大橋前 ~ 能登島一周
16:30 和倉温泉 泊
走行距離:260km
2日目は少し失敗した。
Google Mapさんの案内はホテルから国道360号線 越中西街道 天生峠を越えて行くルートだったのでそのまま進んでいったが、途中、天生峠は通行できない旨の案内が出ていた(Mapの分岐点)
。
ホントかよ?と思うと同時に出すのが遅いわ!と怒りつつ、えぇい、一遍行ってみたれ!?
と、やけっぱちで進むも、途中で封鎖ゲートに会いあえなく断念して戻る。
ここから白川郷に行くにはかなり戻らなければいけないので、もう諦めて分岐ルートから能登半島を目指すことにした(まぁ、白川郷は亡き妻と5年前に車(CT200h)で訪れていたのでいいかと)。
分岐から進む国道360号線 越中西街道は、高山本線と宮川とが絡み合うように走っていて素晴らしい景観だった。
路面状態も良いし渋滞もなく、今まで走った中でも指折りの道だ。ぜひ走ることをおすすめしたい。
そんなこんなで途中休憩をはさみながら富山県に突入し、最初の目的地「雨晴海岸」に到着するも、すごい渋滞で駐車場もいっぱい。何か海岸自体もたいしたことはなさそうなので、横目にしながら先へと進むことにした。
で、先に進んでどこに行ったかというと、そのまま七尾市に入り「和倉温泉」へ。
そこで当初は翌日に回る予定だった「能登島」を一周し、帰ってきたら16時を過ぎていい時間なので旅館にチェックインしたのだった。

富山県突入直後のコンビニ休憩で日本アルプスをバックに

能登半島国道沿い海岸にて

能登島大橋 これを渡って一周。30~40分ぐらいかかったかな?

しおサイダー 温泉あがりに飲んだしおサイダー。甘口でのんだ後でほんのり塩味がする。300円はちょっと高い。
3日目(4/30)
08:00 出発
11:00 珠洲岬
15:05 道の駅 のと千里浜
15:30 千里浜なぎさドライブウェイ
23:05 自宅
昨日の快晴と打って変わって、朝からどんより曇ってかなりの強風が吹いていた。
そして、走り出してすぐに私のお腹もどんよりと調子が悪いことに気付く。
朝のバイキングで欲張りすぎたか!?
走り出してすぐにギュルギュル~となり、何と、昼までに5回トイレに行くことになったのである。
空と腹の調子が悪い中、ひぃはぁ~言いながら国道249号線を北上し、第一目標の「聖域の岬(珠洲岬)」に到着。
ここは長野県(分杭峠)、山梨県(富士山)と並ぶ、日本三大パワースポットのひとつであるらしく、何でも岬に集まる“大地の気流”と、南からの海流(対馬暖流)、北からの海流(リマン寒流)が波状的に集結して交わる『自然界のパワー』が集中する場所であり、世界的にも珍しい地形らしい。
とりあえず空中展望台”に駐車してサクッと見学。展望台とか施設の大半は有料だったことと、そんな不思議パワーをもらっても、腹の調子がいまひとつなので撮影だけしたらさっさと再スタートすることに…。

能登半島海岸沿い R249にて。

聖域の岬(珠洲岬) 下の方に見える黒い屋根が、約450年前から続く奥能登最先端の秘湯“ランプの宿”で、この宿の周辺が聖地の岬であり、能登半島の先端らしい。

フレームストーン・夢の扉 2014年の「日本三大芸術祭」シンボルモニュメントで、石の向こう側の穴から顔を出して記念撮影するらしい。

空中展望台 先に乗ると吊られているのでゆらゆら揺れる。
ピーピー腹を抱えつつ海岸線の国道249号線をひた走る。
輪島塗で有名な輪島市は13時30分頃に通過。
そう、通過だ。
見て回る体調ではないのと、度重なるトイレストップ(通算9回に達した(゚_゚i))で時間が押しているので仕方ない。

垂水の滝でまたもやトイレ休憩…

輪島市街
しかし、根性でショートカットをせず、海岸沿いを走り、「千里浜なぎさドライブウェイ」を目指す。
幸い「道の駅 赤神」で休憩する14時過ぎになるとようやくお腹も収まった。そして15時過ぎに「道の駅 のと千里浜」に到着。
けっこう賑わっている。
ここで少しでも腹に何か入れようと思い名物らしいカレーパンを購入し食する。なぜに腹が弱ってるのにスパイシーなものを…と思うでしょうが、名物なので食べてみたかったと…。

道の駅 のと千里浜 砂像も作られていたりしてけっこう賑わっていた。

のとししカレーパン いのしし肉を使ったカレーパンらしいが、味は普通っぽかった。
さて、落ち着いたところで、念願のいざ千里浜へ。
これはやっぱり、何だかワクワクしますな!!
あまり波打ち際を走れないのはもちろんだが、サイドスタンドが埋まりきらないギリギリで何回か止まってパシャパシャと撮影。もう少し留まっていればいい具合にサンセットになるのだろうが、時間的・体調的なことで今回はやめておく。

千里浜なぎさドライブウェイ 大阪人なので油断すると“ちりはま”ではなく“せんりはま”と読んでしまう…。

ハーレーでで波打ち際を走る…映画の主人公のような気分になる。
一部の走行動画です。
十分楽しんだ後、今浜からあがって帰宅の途へ。
高速に上がる前に念のため途中下道で給油しておき、北陸自動車道 金沢森本ICから大阪を目指した。
その途中、尼御前SAで休憩/給油のために止まったのだが、いやな気分になる出来事があった。
二輪駐輪場に止めて休憩に行き戻ってみると、そこで喫煙スペースまで行かずその場で煙草を吸っている3人組のライダーが居たのだ。
いい大人がルールも守れんとは…情けないヤツらだ。
よっぽど注意しようかと思ったが、喫煙注意→DQ→あおり運転の最悪・最強コンボが発生するかも知れずやめておいた。まだ命は惜しいので。
そんなこんなで何とかかんとか、夜の北陸自動車道~名神~京滋バイパス~第二京阪ルートの330kmを一気に飛ばし(亀速度&休憩・給油はもちろん有りだが)、23時過ぎには無事帰宅したのであった。
なお、月末に車検を迎えるので、来週末GWさんに入庫。愛馬とも当分お別れになる。