
「ひまわりはまだ?」
7月に入ってから幾度となく妻に催促されていたひまわり見物へ、8月4日(土)、ようやく行ってきた。
遡ること月曜日。
アルミホイール騒動が終わり、妻の“どこかへお出かけしたい”病に対処するため、ひまわりの開花状況をチェック。
すると、ひまわりはそろそろ満開か7~8分咲きが多くなっているようで、ちょうど良いタイミングだった。
そこで今度の土曜日に行くことを考え、まずは候補地を探す。
候補としてあげたのは---
1)ひまわりの丘公園…兵庫県小野市/ひまわり2万5千本
2)野田川わーくぱる東側…京都府与謝郡与謝野町/ひまわり15万本
3)ひまわり柚遊農園…兵庫県丹波市春日町/ひまわり30万本
の3カ所。
ここからどこにするか絞り込む。
ちなみに妻は候補地選びには関与しない。いいところを選んでね。
というスタンスだ。 ヽ('ー`)ノ
1)は位置的には近いが、ひまわりが少ない。2)はひまわりの本数はいいがちょっと遠い。3)は1)
より遠いが2)より近く、ひまわりの本数は一番多いようなので、3)の「ひまわり柚遊農園」に決定。
翌日には妻に、今度の土曜日、丹波までひまわりを見に行くことを告げる。
すると、
「ふ~ん、丹波ってどの辺やった?京都?ひまわり見るだけ?他には?」
と、矢継早の質問が…。
むぅ…ひまわりを探しただけで満足してた自分の考えが浅かった。。。そうか、ひまわりだけで帰るのはもったいないよな、確かに。
おーけい、よーくわかった。探したろうやないか!他の楽しみを!
ということで、さらに翌日、周辺の温泉や見どころを検索する。
すると、「薬草薬樹公園」というのがヒット。
約300種類の薬草薬樹が植えられ、実・香・美容・ハーブ・花等のゾーンを備える全国でも珍しい公園だとか。また公園に加えて、天然温泉ではないが11種類の薬草・薬木を配合した風呂がある「丹波の湯」という温泉施設も併設されているらしい。
温泉・美容・健康と、妻の好きそうなキーワードもたっぷり入って、ひまわり柚遊農園からもさほど遠くないので、ここを第二目的地にする。
おっと、これではまだ浅いな。
妻は野菜直売所で獲れたて野菜を買うのも好きなので、獲れたて野菜を売っている道の駅「丹波おばあちゃんの里」も目的地に追加だ。
よし、これでまずは道の駅で野菜を買い、昼前にひまわりを見て弁当を食べ、疲れたところで薬草薬樹公園で休み、薬草風呂で疲れを癒して帰るという万全のプランが出来上がった。
ふふふ、我ながら隙がないドライブプランだ。
これで週末のドライブプランは出来上がったので、さっそくPCからオーナーズサイトへ行き、G-LINKでドライブルートを作成し、CTに送信。あとは当日を待つだけとなった。
もちろん、今回のプランは、妻も楽しみだと、好評のようだ。
当日、なでしこの試合を観戦し、少し寝不足気味の頭と体にムチを入れ、9:00に自宅を出発。
中央環状に入ると、すぐに渋滞情報がナビに出る。上もけっこう混んでいるみたいなので、近畿自動車道には乗らず下をそのまま走る。宝塚まで混んでいるようなので、まだそのまま下を走り、宝塚で上に乗り、舞鶴自動車道を経て春日ICで降りる。
降りてすぐに第一目的地「丹波おばあちゃんの里」が現れ、さっそくCTを停車させる。時刻は11:20分を過ぎたところだった。渋滞を迂回したのが良かったのか、ほぼ予定通りの時間だ。
ここで、緑なす、きゅうり、トマト、ピーマンを買い込んだ後、再スタート。
もう第二目的地はすぐ近くで、すぐに案内ののぼりを発見。
その矢印通りに5~6分も進むと現地に到着。
素朴な田舎の景色の中を進んでいた自分たちの目に飛び込んできたのは、そこかしこにひまわりが咲き乱れた黄色い絨毯だった。
そんな黄色に染まった風景を横目に、軽い興奮を覚えながらとりあえず、臨時の駐車場だろうと思われるグランドにCTを停車させ受付へ行く。
受付でひまわりの巨大迷路スタンプラリーの用紙を受け取り、さっそくひまわり畑に入る。
10カ所のスタンプを押すというカンタンなものだが、これがけっこう見つからない。撮影もしながらゆっくり探していたというのもあるが、コンプリートするのにおよそ小一時間かかってしまった。だがしかし、けっこう楽しかったので結果オーライである。
それから、周囲をゆっくり散策し、木陰の下で作ってきたお弁当を食べてから受付へ戻ると、もう13時過ぎになっていた。
そこでスタンプラリーの賞品をもらい、かき氷を味わいながら、受付をしている地元のおじいちゃん、おばあちゃんたちに、来た道にちらっと案内標識が出ていた「国領温泉」について話しを聞いてみた。
というのも、地元で有名な温泉とかならぜひ寄ってみたいので、妻が聞いてみたいと譲らなかったからである。
話しによると、地元の天然温泉で、ここらの人はよく行くけど、旅の人がわざわざ行くほどではないと。なんもないがね。とのこと。
おすすめなのかどうか、よくわからないので、この後行く予定をしていた薬草薬樹公園と比べてどうかと聞いてみたら、温泉としては国領温泉の方がいいとのことなので、妻の興味は俄然、国領温泉の方に傾く。
え、自分のあの前調べの苦労は何だったの…。
おじいちゃん、おばあちゃんに礼を言って駐車場のCTに戻り、行先を話し合う。
結果、とりあえずすぐ近くなので行くだけ行ってみようということになり、CTをスタートさせる。道路沿いに出ていた案内標識の通り進んで行くと、5~6分ですぐに到着。CTを停め、外観を眺める。
うん、旅館だな。フツーの。
温泉街というのではなく、ここ一軒だけらしい。国領温泉というのは。
意を決して中に入ってみる。
入浴料は700円と良心的だ。
妻はすっかり気に入って、もうここに入る気満々になっている。
仕方ないので妻に同意して入浴することに。
泉質は赤茶色がかっていて、説明によると「単純二酸化炭素冷鉱泉」で、効能は「神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり等々」に効くそうだ。説明書きを読むと、春日局の由来があったり、戦国武将とのかかわりがあったりするがここでは割愛。
とりあえず、小さいのに露天風呂もあったりして、まぁまぁの湯ではあった。
自分としては薬草風呂の方が興味あったのは言うまでもないが。。。
妻はといえば、とりあえず満足しているようなので、まぁ、いいか。
妻を満足させることが当初の目的なのだから。
なんやかんやと、国領温泉を出る時にはもう14:30をまわっていたので、帰路に就くことにする。
しかし、タダでは済まないのが自分の妻だ。
少し早く帰るので、グッチのバッグを買いに行きたいと言い出した。
もう、ここまで来たら、私に否やはなく、舞鶴自動車道から中国に乗り、池田で降りて新御堂筋から大阪市内へとCTを走らせた。
前日のなでしこサッカー観戦で睡眠不足気味に加え、
ひまわり焼けで、顔と首もとがヒリヒリする。
明日は絶対ゆっくりするぞ。