
トルコと言えば、ついつい神秘的なお風呂を思い浮かべてしまう……
そんな青春時代を過ごした私が、
4/24~5/1の8日間、愛妻と二人でトルコに行って来た。
もちろんツアーなのだが、旅行は当初、JTBで予約していたら、予定していた出発日がキャンセルに…。
急きょ同等のツアーを探し、出発日を調整し、阪急交通公社で見つけて滑り込んだ。
ツアー名は「トルコ航空往復直行便利用! 神秘のトルコハイライト 8日間 洞窟ホテルプラン」。
今回は、石垣島のような短期間ではないので、いちいち行動を紹介していたら骨が折れるだろうと思い、写真と簡単な解説だけの掲載とした。
興味のある方はどうぞ覗いて行ってほしい。
なお、旅程は下記の通り。
ビューンと関空からイスタンブールまで飛んで、そこからバスで観光地を巡るというスケジュール。
1日目 22:30~23:20/空路 イスタンブールへ 【機中泊】
2日目 着後、【世界遺産】トロイ遺跡観光 【アイワルク泊】
3日目 古代都市エフェソス遺跡観光
赤い石灰棚のカラハユット観光 【パムッカレ泊】
4日目 【世界遺産】パムッカレ、ヒエラポリス遺跡、エイルディル湖、メヴラーナ博物館観光 【コンヤ泊】
5日目 【世界遺産】カッパドキア観光(ローズバレー、ギョレメ野外博物館) 【カッパドキア泊】
6日目 カッパドキアバルーンツアー
【世界遺産】カッパドキア観光(カイマクル地下都市、ウチヒサール)
夕刻、カイセリから空路イスタンブールへ 【イスタンブール泊】
7日目 【世界遺産】イスタンブール歴史地域観光
(スレイマニエモスク、ブルーモスク、 アヤソフィア、ドルマバフチェ宮殿、グランドバザール
空路、途へ。 【機中泊】
8日目 関西国際空港着後、解散。
石垣島、西表島の時もそうだったが、トルコも旅行パンフ制作の仕事で、行った事がないのに紹介コピーを書いていたので、まさか私が訪れる日が来ようとは…と、イスタンブ-ルに到着したとき胸に熱いものが少しよぎったものだ。
以下にトルコで廻った、世界遺産をはじめとする観光スポットの写真を掲載。
どこも素晴らしい場所ばかりで、夢中でシャッターを切っていた。
もちろん、買ったばかりのGF5が大活躍だったのは言うまでもなく、写真のクオリティーが上がったと感じてるのは私だけではないと思いたい…。

【世界遺産】トロイ遺跡
ご存知、シュリーマンが発見した遺跡で、遺跡自体はギリシャ・ローマ風の、ほんとに
「跡」的なものが残っているだけなので、好きな人は好きなのだろうけど。なお、この
「木馬」も作り物。

エフェソス遺跡
世界遺産未登録。トルコ人のガイドさんいわく、日本と違いトルコはお金を持っていない
のでこういうところがあっても次々と登録できないらしい。遺跡は確かに広大で素晴らし
く、世界遺産に登録されていてもおかしくはない。

【世界遺産】パムッカレの石灰棚
正確にはヒエラポリス・パムッカレで世界遺産となっているようだが、ローマ風遺跡はも
う食傷気味なので、正直、みんなの興味はパムッカレに。しかし、季節的な事と規制的
な事でパンフにあるような絶景といかなかったのは残念。

エイルディル湖
コンヤへ向かう道すがら寄ったトルコ南西部にある広大な湖。透明度も高く、背景には
雪を被った美峰も見える絶景。帰ってから検索すると、この写真の構図はレンタル写真
と同じだった。

メヴラーナ博物館
くるくる回る独特の踊りで知られるメヴラーナ教団の創始者ジェラルディン・ルーミーの
霊廟兼博物館。見学者は真剣そのもので泣いてる方も居るほど。嘘か本当か、マホ
メットの顎鬚も安置されている。

【世界遺産】カッパドキア1
トルコ中央部、アナトリア高原の火山によってできた、約100km²近くにわたって岩石
地帯が広がる台地。"妖精の煙突"とも呼ばれる、キノコや煙突のような奇岩、巨岩が
そびえる景観はまさに圧巻で、自然の驚異に言葉を失うほどだった。

【世界遺産】カッパドキア2
旅行中ずっとすばらしく天気が良くて、雲ひとつないスカイブルーが広がっていた。ここ
カッパドキアでも快晴だったので、どこまでも広がる空の青と大地の白とのコントラスト
がいちだんと映えていた。

【世界遺産】カッパドキア3
早朝のバルーンツアーで上空から見たカッパドキア地方の奇観。日の出とともに次々
と上がって行く数多くのカラフルな気球たちと、カッパドキアの景観が素晴らしい絶景
を生み出していた。

【世界遺産】カッパドキア4
さらに上空から見たカッパドキア。ほんとに上から見たら岩に穴が開いて窓のようなの
で妖精の家みたいだが、実際はキリスト教徒たちがイスラム教徒から逃れるために隠
れ住んでいたらしい。

【世界遺産】カッパドキア5 / ギョレメ野外博物館
ギョレメ国立公園内にあり、岩窟教会や修道院など30あまりの教会が集まるギョレメ
谷の野外博物館。蛇の教会とか暗闇の教会など、変わった名称の教会があり、けっ
こう鮮やかなフレスコ画が残されていた。

【世界遺産】イスタンブール歴史地区1 / スレイマニエ・モスク
オスマントルコ帝国最盛期のスルタン、スレイマン1世が建設させたスレイマニエモスク。
イスタンブール歴史地区の丘にそびえていて、その巨大で優美なシルエットは、歴史地
区でも存在感があり、イスタンブールの象徴。

【世界遺産】イスタンブール歴史地区2 / スルタンアフメト・モスク(ブルーモスク)
ここはイスタンブール歴史地区で2番目に行ったモスクで、ここから入場するのに並び始
めた。6本のミナレットを持っているのは世界唯一らしく、ブルーモスクの由来は、内部に
数万枚のイズニックタイルをはじめとする青を基調とした装飾から。

【世界遺産】イスタンブール歴史地区3 / アヤソフィア
ブルーモスクの向かいにあり、かなり並んで入ることができたのがここ。イスタンブール
の見どころの一つで、「ビザンチン建築の最高傑作」として名高い。537年建築とは思え
ないほど外も内部も美しく、厳かで、歴史の重さを感じる。

ドルマバフチェ宮殿
ガイドさんいわく、パリのベルサイユ宮殿よりも豪華であるらしい。1853年に建てられ、
オスマントルコ帝国末期に王宮として利用された。内部は写真撮影できなかったが、な
るほど金箔がいたるところに施されているなど素晴らしいインテリアと作りだった。

グランバザール
オスマントルコ帝国時代から続く歴史的な建造物で、世界最古・最大規模のデパートの
一つといわれている「アーケード商店街」。中は迷路のように入り組んでいて、64のストリ
ート、22の出入り口、3600を超える店舗を有しているらしい。

ボスポラス海峡とガラタ橋
いわずと知れた黒海とマルマラ海をつなぐ海峡。東ローマ帝国時代のコンスタンティノー
プルと呼ばれていた頃からの重要な海峡。東西交易の十字路、キリスト教徒とイスラム
教徒との争いなど、思いを馳せれば、歴史好きには堪えられないものがある。
以上、今回のツアーで廻った主な観光スポットで撮影した写真をピックアップして掲載したが、
何せ、時間に追われるツアーだったのでゆっくり構図や露出等々をいじってるヒマなど皆無。
ほとんどおまかせAiで撮るしかない状況だったのが少し悔やまれた。
海外旅行慣れしている愛妻に言わせたら、世界遺産なんかはみんなそんな感じらしいので、
“作品”的な撮影をしたいなら個人旅行で行くしかないみたいですな。
まぁ、久しぶりの海外旅行だったし、ヨーロッパは初上陸だったので、
私としては、十分楽しめた8日間だった。