
5月19日に有給を取れたので、尾道~しまなみ海道単独ツーリングを敢行してきた。
8時に自宅を出発。例によってフォーティーエイトの100km制限を考えて、三木SA、吉備SAと2度の休憩/給油をはさみ尾道に到着。ここまではけっこう順調だ。
新調したメッシュジャケットも、気温がどんどん上がる中でも実に涼しい。走ってる時はもちろん、止まってる時も激しく動き回らない限り暑さを感じないほどだ。そして、半指グローブも操作性とファッション性、そして何といっても爽快さで大きく貢献してくれた。
そんなこんなで、第一目標である「鶏そば 本店」に無事入店。ところで、尾道ラーメンと言えば鶏ガラに小魚系を使ったスープというのが一般的に言われているが、ついでに調べてみると色々間違ってることがわかったりした。だがしかし、ここでは省く。とりあえず、尾道のニューウエーブとしてここが今人気だとヒットしたので、今回はここに決定したのであった。
メニューを見るとどれもうまそうだが、せっかくなので鶏づくしの「塩鶏そばの鶏めしセット」を食す。あっさりの中にもしっかり旨みがありけっこう美味しかった。
好みとしては、一般的に知られている鶏ガラ小魚系の尾道ラーメンよりもいいんじゃないかと思う。

けっこうおしゃれなたたずまいを見せる外観

鶏めしセット。塩鶏そばに鶏めし・温玉も付いてこれで970円は安いか。
次に向かったのが尾道敢行の定番スポット「千光寺公園」。
鶏そばからすぐ近くの小高い山を登った場所にあり、ここでは展望台からのぞむ尾道水道の絶景と、猫の細道というユニークな路地道が目当てだ。陽が最高に高くなり、ジリジリと照りつけてくる中、公園内をめぐった。

尾道市街と尾道水道、瀬戸内の島々。

大同元年(806)、弘法大師の開基とされる真言宗のお寺。

尾道を代表する境内からの展望。まんま観光ポスターだ。

猫の細道。約200m続く細い路地で、作家の園山春二先生が「福石猫」をこの路地に置きはじめたことからこう呼ばれるようになったらしい。
さて、これで尾道を後にして、約10年前まで単身赴任していた懐かしい広島市内を巡るため広島市内へ向かう。
ゆっくり海岸線を楽しみながら呉へ向けて下道を走り、あわよくば「海上自衛隊呉史料館」前で写真だけでもと思っていたが、日が傾き始めたので最速ルートへ変更。先を急ぐことにした。
で、何とか18時前ホテルにチェックイン。
しかし、けっこう、か、からだがキツい。腕も痛い…。
なので、この日は疲れから早々に寝てしまったのであった。
翌日は広島単身赴任時ゆかりの地をめぐった後、しまなみ海道を渡るためふたたび尾道へ。
今度は高速を使ってひた走る。しまなみ海道に入り、一旦、大浜PAで休憩し、大三島ICで降りて第一目標の「多々羅しまなみ公園 道の駅」へ。
やっぱりサイクリストの聖地、自転車が多いこと。
ここで橋をバックに愛馬を撮影&腹ごしらえの休憩&給油(は少し行ったGSで)を行い、しばしまったりと休憩する。

多々羅大橋をバックに愛馬を撮影。それにしても快晴で空も海もきれいだ。

鯛めしうどん定食。うどんはしっかり腰のあるさぬきうどんだった。
自分も愛馬も満腹になったところで次の絶景ポイント「亀老山展望公園」へ。
飛び石のように点在する島々が橋で連なる様は実に圧巻の景観だ。ここからの眺めは今回のツーリングで一番の絶景だったと思う。
最後にしまなみを渡りきった所にある「来島海峡展望公園」で休憩し、ここからはのんびりと四国側の海沿いをゆっくり走って行く…。だがしかし!けっこう渋滞していて時間ばかりが過ぎてゆく。
急ぐことは別にないのだが、ふとある考えが浮かび、観音寺市に入ったところで17時を過ぎたので、高速を使って先を急ぐことにする。

仕事で何回か渡ったことはあったが、こんな風にしまなみ海道を楽しむのは初めてだ。

広島で仕事してた時は、確かまだ全線開通してなくて、途中で下道走った記憶がある。

で、その下道ではポルノグラフィティの応援横断幕が海沿いの堤防にかかってたなぁ…。

来島海峡展望公園から来島海峡大橋を望む。
なぜ先を急ぐことにしたか!?
それは、夕暮れの瀬戸大橋を撮影しようと考えたからである。以前、仕事で朝焼けの瀬戸大橋を通った時、すごく美しかったのを思い出したのだ。
18時過ぎに与島PAに到着。そこからやく19時過ぎまで滞在して、マジックアワーの瀬戸大橋を撮影。
十分に休息を取ったので、後はひたすら高速を走って帰宅したのであった。
といっても、100km制限があるので、給油のため吉備SA、三木SAに寄るのはデフォルトだったが…。

夕暮れに染まりゆく瀬戸大橋はすごく幻想的だった。
ちなみに、2日間の総走行距離は 877.8km だった。