
4月30日モンキーで「しまなみ海道」へ行ってきました。
しまなみ街道へは、車では2〜3回ほど、大型バイクではツーリングで2回行ったことがあります。
どれも高速道路を通るコースばかりでした。
今回は、しまなみ街道に並走している原付道を通ってモンキーでゆったりと走ってくる計画です。
ソロツーです。
私は広島在住なので自宅からしまなみ街道の入り口の尾道市へは50km程度の道のりで着いてしまいます。
1時間程度走ればしまなみ街道の入り口まで到達できます。
とりあえずは、今回四国の「今治」を目指して走ってみます。特に地図も持たず行き当たりばったりで…w

自作のiPhoneメーターです。朝の7:00ごろトリップメーターをゼロにして出発です。
尾道市へは国道2号線をひたすら走行。
しまなみ街道の最初の島となる「向島」へ向かう方法としては「新尾道大橋」の自動車専用道路と「尾道大橋」の一般道の2つの橋が架かっています。
当然モンキーは125cc以下なので自動車専用道は通ることはできないので「尾道大橋」で「向島」に渡ります。

本物の「しまなみ街道」(自動車専用道路)は本州から四国まで一気に高速道路が通っており、自転車と原付は下道を通りながら島を抜けなければなりません。各島の下道にはサイクリングロードと原付道の道しるべとして道路の端に青いラインが引かれています。これで次の橋まで案内してくれてます…。親切ですね。
しかし…しまなみ街道にある6つの島はそんなに大きくないので右に回ろうが左に回ろうが方向さえ間違えなければ迷うことはないんだけどね…。
でも…自転車だとしんどいか…。

青線をたどっていくと突然こんな標識が出てきます。ちっちゃくて見過ごしてしまいそうです。
今日はGWですごく晴天だったこともあって、そこら中にサイクリングを楽しむ人が列をなしており橋の入り口付近では自転車に乗った人が群がっていたので橋の入り口はわかりやすかったです。

原付道の入り口はこんな感じ。
橋に入る前の原付道についてはサイクリングロードと並走しています。道幅3mくらいの中で自転車と原付が一緒に離合しながら走っていきます。しかもグネグネ道です。怖くてスピードが出せません。橋の入り口のゾーンは30km/h以下の安全速度でゆっくり走った方が良いです。
橋上の走行の種類は色々あります。自動車専用道路の下に原付道・サイクルロードがあったり、橋上で原付道とサイクリングロードが並走でしかも対面通行って橋があったり、原付道とサイクリングロードが橋の左右で独立している橋もあります。
たとえ原付道とサイクリングロードが左右で独立している橋でも…

この道幅で原付が離合する橋があり普通の感覚で運転していたら危険を感じます。やはりここでも安全運転。

また原付道とサイクリングロードが独立した道ではこのように橋の入り口も道が分離しています。原付道もこの程度の道幅でじゃんじゃん離合していきます。
2018年3月31日までは自転車・歩行者は無料みたいですが、原付道については有料です。
料金の支払いは橋の最初か最後の料金箱にお金を投入します。
因島大橋:50円。生口島:50円。多々羅大橋:100円。大三島橋:50円。伯方大島大橋:50円。来島海峡大橋:200円。
合計:500円(50円玉4枚・100円玉3枚)をポッケに準備しておくとスムーズです。

料金箱はこんな感じで誰もいません。「お金を投入してね」ってアナウンスが流れているだけ。ゲートもなし。一応監視カメラはありますが、難なく強行突破できます(やってませんよ)。ほのぼのしていますね…w
こんな感じで本州「尾道」から四国「今治」までしまなみ街道の原付道をを通ってきました。
まずは「向島」と「因島」を結ぶ「因島大橋」。

この橋は唯一自動車専用道路の下に原付道・サイクリングロードがあります。
因島には村上水軍の居城を復元した「因島水軍城」があります。
「因島」と「生口島」を結ぶ「生口橋」。
「生口島」と「大三島」を結ぶ「多々羅大橋」。
「大三島」と「伯方島」を結ぶ「大三島橋」
この橋は半分はサイクリングと原付道となっています。
伯方島は「伯方の塩」の伯方です。途中のドライブインに塩ソフトクリームなるものがありました。
「伯方島」と「大島」を結ぶ「伯方大島大橋」

(ほとんどバイクやん!)
そして最後に「大島」と四国を結ぶ「来島海峡大橋」
この「来島海峡大橋」通行料が200円だけあって橋が長いです。全長4,000m。

この橋はちょっと他の橋と違ってて原付であれば橋の途中にエレベータがあって橋の途中の「馬島」って島に降りることができます。

特に何もなくてすぐに引き返しましたけど…w
来島海峡大橋を渡るといよいよ「四国」上陸です。
ほんとゆっくりといろんな場所に立ち寄りながら走ったのでこの時点でちょうど正午。
今回はしまなみ街道を渡りきることが目的だったのでここからはノープランです…w
とりあえず今治へ入ってすぐの「今治城」へ行ってきました。

こじんまりとした城だけど当時としては海と堀が繋がってるのが珍しくて日本三大水城の一つなんだって。

伊予今治藩主の「藤堂高虎」です。築城技術に長けた人でこの今治城を建てた人。
私、だんだん歳をとってきてこういう歴史物が好きになってます。
さて…。
このまま来た道を帰っても面白くない…。
なのでもう一つのルート「安芸灘とびしま街道」を通って帰ります。
本州と「下蒲刈島」⇔「上蒲刈島」⇔「豊島」⇔「大崎下島」⇔「岡村島」の5個の島が連なっている街道のことを言います。私は地元だから知っていますが、「安芸灘とびしま街道」って知名度は低いんじゃないかと思います。命名されて数年しか経っていませんし、あまり観光化された地域でもありません。ただ田舎の道を走っていく街道です。
ですが、海と瀬戸内海の島々の景色は絶景です。

今治港で岡村港行きのフェリーに乗船します。
船は14:45発だったので1時間くらい港でまったりしてました。
料金はバイク込みで1,280円。約1時間の船旅です。

海から見る「来島海峡大橋」です。
船を降りると時刻はもう16時くらいです。
とびしま街道も数回来たことあるので暗くなる前に一気に帰ります。

「安芸灘とびしま街道」はこんな橋で島々を結んでいます。短いもので99m長いもので1.2km程度のこじんまりとした橋です。ほとんどが無料の橋ですが、本州の入り口の「安芸灘大橋」だけは有料です。しかも1.2km程度の橋に普通車料金700円。ぼったくりです。
でも…。今回は原付なので50円、ちょっとお得感があります。
安芸灘大橋を抜けて本州に入るとそこから自宅までは30分程度。

帰宅時間は17:30で総走行距離は200km。
これだけの距離を走っても料金は2,000円弱。原付旅行は楽しい。
しかもガソリンもチャージせずに往復できます。偉大ですゴリラタンク。
天気も終始よく最高のツーリング日和でした。
高速道路を走行せず景色を愛でながらのまったりとした旅をするのも心地よいです。
う〜んそれにしてもケツがいたい。