金曜日の一時帰休日を利用して2泊3日のキャンプに行ってきました。
行先は、長野県で悪名高い川上村・・・真偽は不明ですが(汗
立原高原キャンプ場です。
面子はキャンプ系のネタに大体出てくる
Abarth 595の友人とその元後輩の3人でした。
あんな場所にNCで出動したらフロントもげるので、
必然的にバイクでのキャンプになります。
・・・というか、NCでキャンプに行ったこと自体が稀有なんですよね。
5年間ほどでNCでキャンプに行ったのが1回だけ?かな??
NCはホテルとか旅館利用率が大半な気がする。多分、間違ってない(汗
行きは結構酷い雨。
前日には雨があがって、当日は曇り→晴れのはずだったんですけどね。
雨雲が遅れたのか半日~1日ぐらいずれ込んだみたい。
前回のツーリングで最初に予定していたようにアロフト上下を使えば、本当なら解決する話なのだけど、今回は2泊3日のキャンプで雨や寒波が来ていることを考えるとタープが欲しくなる。その辺りを考えるとあまり衣類で荷物を増やせない・・・。
車の友人がタープ持ってきてくれれば解決するんですが、同乗者に後輩君が居るのでキャパシティが減ってしまい僕が持ってくることに...(後の悲劇ですが結局タープ張りませんでした)
そんな訳で、出発時の服装は
みんな大好きワークマンのバイク(or自転車)用レインウェアの上下、ワインディングをかなり走るルートなのでブラストグローブは使わずに5年前に購入して殆ど使わず放置していたKOMINEのウインターグローブGK208を使用した。
この時点では、操作性を我慢してでもブラストグローブを持っていけば・・・!!と心底後悔することになるのを知りません。
多分、もう二度とKOMINEのウインターグローブなんて買わねーけどな!
チェックインが14:00からなので、昼ご飯はROCKのカレーに決定。
Abarth595の友人は山梨に戻ってきたりこっちに遊びに来てもROCKの混み具合で断念してを繰り返して苦節7年??にして初ROCKとなりました。
高速で移動中に指先や甲に嫌な感触・・・。
(。-`ω-) ンー
運転中にクルコン設定して触ってみる・・・
★ しっとり ★
Fxxkin'shit
高速を降りてR141を走っている最中では既に手袋はびしょびしょ。
ROCKに付くと友人達が既に席を取ってくれていたようで、
殆ど待つことなく店内へ。グローブは店内に持ち込んで椅子に吊るして乾かさせてもらいました・・・が、1時間弱ぐらいまったり飲み食いしても乾くことは無く。内部がどうにかなるのは不可能と判断しました。
写真取れなかったんですがハクレイダケのバターソテーが
あまりにも美味過ぎてヤバみが深かった(語彙力
僕は来ると大体ベーコン&ファイアードックカレーかダブルファイアードックカレーのどちらかなので、たまにはとダブルベーコンカレーを選びました。友人達はお勧め通りファイアードックカレーとダブルファイアードックカレーでした。
お腹も膨れましたが話も膨らみました。
雨が少し弱くなったタイミングでROCKを出発してキャンプ場へ
この日は予報では14:00頃には雨が止むはずでしたが、
結局雨が止んだのは16:00頃でした。
立原高原キャンプ場は県道2号線を利用するので、バイクはともかく車だと結構厄介です。少なくてもNCで行きたい道では無いかな。行けなくはないけれど、ヤビツとかと一緒で対向車が来たらすれ違いが出来なくてバックで戻ったりと面倒なんですよ。友人の595とか軽自動車サイズならどうとでもなるけど。
何がきつかったかと言うと、泥と落ち葉と腐葉土ですよ。
過積載気味なTRACER900GTでアクセル開ければ、リアがずりずりと滑るのが分かるぐらいには怖い。でもコーナーの途中に落石やマンホールの蓋などがあって、軌道を変えないと逝くことになるのですが・・・こういう時はビビッてブレーキは一番NGです。中途半端な姿勢でブレーキは転倒の素でしかありません。荷重が抜けてトラクションも抜けてリアからバランス崩せばまだマシな方で、酷いとフロントに荷重掛かってフロントからスリップダウンに繋がります。リアからバランス崩してもタイミング次第で反応出来れば立て直しは効きますが、フロントから逝ったらどうしようもありません。
荷物の量にも寄りますがアクセル操作でなんとかする必要がある訳ですが、開けすぎてもリアが滑ります。荷物が重いと傾きをアクセルで戻すことも出来なくなるので神経をガリガリ削られる作業になります・・・。
FZ1 Fazerの頃、良くトラコンも無しに曲芸みたいなことやってたな...TRACER900GTになってトラコンが付いて無茶出来るようになったから、FZ1 Fazerの時以上に過積載が増した感はあるけど・・・(汗
念の為に書いておきますが、過積載と書いていますが僕に取って過積載なだけで法律の範囲内です。道交法には積載量や幅・高さの指定があり、それを遵守した形の中で積み込みをしています。他の人から見ても積み過ぎ盛り過ぎとは良く言われるので、その辺りは慣れの部分がありますね。
前半後半で2つに分ける予定なので、バイクでの積載量の参考になるか分かりませんが、興味がある方は②を見てやって下さい。一応、僕の積み方で道交法から少しマージンを取ったギリギリサイズです。
ちなみにサイドパニアは積載装置扱いなので、サイドパニアを装着する事でキャンピングシートバッグ2が最大展開しても使用する事が出来るようになります。サイドパニアを付けても車検時の構造変更などは必要ないので、ハードケースの類をお勧めします。
装備重量に関してですが、道交法では60kgを超えると違反になります。僕の場合の目安ですがサイドパニア×2(5-7kg×2)、キャンピングシートバッグ2(25-30kg)、テント・タープなどを入れる防水バック(15-20 kg未満)といったところですね。55 kg前後の積載重量になります。
高さに関しては積み荷のある状態で、2m以下でなければいけません。これは道交法以前の問題で、そもそも高さのある積み方は不安定な上に風などの影響を強く受けるので非常に危険です。基本的にバイクの積み荷は低くすることが鉄則です。
ミニマリストみたいなキャンプは僕には似合いません。
やりたい事は全部やる快適なキャンプが僕のスタイルです。
だからソロキャンプでもタープも張るし、
ソロではあまり使わない大き目のテントを使います。どちらもTC生地です。
焚き火台だって大き目のものを使っちゃいます。
ナイフ1本で全部済ますって?
薪割りはハンドアックス、調理はナイフですれば良いでしょう?
マットで十分だろうって?
コット使いますよ。寒かったらマットも使いますし、
化繊毛布にブランケットだって持っていきます。
ブランケットはウール素材であれば、焚き火の火の粉で穴も空きません。
そんな感じの装備の僕ですが、当然・・・設営にも時間が掛かります(汗
この日はテントなどの設営が終わる頃には16:00を過ぎていて(なんと雨宿りしたりしてたら設営に2時間とか掛かった!こんなに設営に時間掛かったの初めてだよ)夕食の買い出しに出かけて、帰ってきたのが17:30頃・・・。既に真っ暗です。その後も地味にポツリポツリと降ったり止んだり。霧が出たりと踏んだり蹴ったりな初日の幕開けでした。
皆で愚痴っても仕方がないので、スーパーで買って来た物を中心に晩御飯。
ちょっと驚いたのが、
川上村にNANA'Sがあったんですね(汗
村にあるスーパーとは思えないレベルに結構立派な建物でした(汗
食品その他の品揃えも良い方ですね。個人的に好きな日本酒の『真澄』が無かったのは残念でしたけれど。ベーカリーもお惣菜もそれなりに豊富っぽい感じでした。イートインスペースもそれなりに賑わっていたので美味しいのでしょう。次にこの近くでキャンプするならアリかな?
友人のカマボコテントの中で男3人の晩飯が始まります...遠い炊事場まで行く気力がないので、限られた水を節約しながら飯を作ります。この日の晩飯は・・・殆どつまみのようなものでした( ̄▽ ̄;)
3パック990円のお刺身
主食のラーメン(日清の絶対うまいやつとか書いてある袋麺)+ワンタン
ROCKの腸詰屋で買った生ハムと赤玉(白)
赤玉なのに白ワインとは???
日本の国旗みたいでラベルは凄く良かったんですけれど、飲む直前まで気が付きませんでした。談笑しながら注いで口に運んで・・・あれっ!?透明?!?!水!?!?→いや、ワインの香りがする???→(ラベルを見る)白だwww
友人も白があったのかって驚いてました。
僕も赤玉に白ワインがあったなんて初めて知りましたよ。
甘いのは一緒。飲みやすさも一緒。
この日は早く寝てしまって、翌日を遊び倒すことに。
翌朝、飯を食い終わって出発前にサイトの写真を撮る野郎達の図
2日目の目的は二ヵ所!!
① 南相木ダム
南相木ダムは世界で最も規模の大きい揚水発電施設になる予定です。
現時点では1基だけの稼働状態ですが、将来的に6台となります。
普通の重力式ダムと違って放水を行いません。夜間などに他の発電所からの余剰電力で揚水→電気消費が多い時間帯に組み上げた水をリリースすることで発電する訳です。そのため、天候などにも左右されにくい水力発電形式のダムと言えますね。
この南相木ダムの凄い所は、揚水式というだけでなく・・・環境負荷を最小限に抑えて作られたことにあります。日本で最も高い場所にあるダムというのもありますが、ダムを形成する為に使われた資材は殆ど現地調達によるものです。所謂、ロックフィルダムと呼ばれる形式で、岩石や土砂を積み上げて建設されます。南相木ダムの材料とも言える石灰岩などは、現在は湖面に沈んだ採石場が由来の物です。
このモニュメントも石灰岩で作られています。
昨日とは打って変わって憎たらしいほど良い天気です。
この機構は、増水時の為のエスケープゾーンですね。
ダムの両側に水路が設けられていて、河川に放流されています。
こちらは建設に使用された車両のタイヤでしょうか?
49インチだそうです?(汗
堤頂への道は車両での侵入は禁止されていますが、徒歩では入れます。
トンネルを潜って・・・
環境に配慮されているのが良く分かりますね。
1時間ほど散策して次の目的地へ・・・復路からのトンネル
次回に続きます