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スマホから操作可能なBMWの車輌リモートコントロールアプリには2種類ある。


BMWのリモートコントロールアプリとは、クルマの状態の確認、アプリの地図上での自車位置の確認、施錠開錠やエアコンのリモート起動、そして自車位置を知らせるパッシング、充電の予約などが出来るスマホ上で動作するアプリの事である。


基本的に「BMW Connected Drive」上で作動するものであるが、

一昨年のサブブランドBMW iの発表と同時に始まったBMW iRemoteアプリと、

最近になってBMW本体でも新型車から順次利用可能になっているBMW Remoteアプリの2種類がリリースされている。

今回はBMW RemoteとBMW i Remoteそれぞれのアプリを比較したいと思う。



車輌が複数台あってもMy BMW Connected Driveで一括管理されているのだが、


（パソコン上の車輌管理画面）

BMW iとBMWの2台の車輌を保有するオーナーは、2つのアプリを使い分ける必要があるので不便である。



リモコントロールアプリでよく使う機能と言うと、

○駐車してクルマを離れたあとに施錠をしたかどうかの確認
　ちゃんとロックしたか不安になるときがあるのだ。


（BMW iRemoteのステータス画面）

BMW iRemoteには現在の車輌の状態がわかるが、BMW Remoteにはこれがない。



○残量メーターの確認
　どれぐらいバッテリーやガソリンの残量を休憩先のカフェで確認したいとき


（左：BMW iRemote　右：BMW Remote）

BMW i Remoteはバッテリー残量をパーセントでちゃんと表示してくれるし、グラフックながらもガソリン残量を表示してくれる。

しかし、BMW Remoteはそれぞれ航続距離表示しかない。

その時の平均燃費で計算した航続距離を表示されてもあまり嬉しくない。

ずばり、残量計を表示してほしいものだ。


○AppleWatch対応

BMW i Remoteアプリでは、AppleWatch上に華々しく登場したのに、



BMW RemoteはAppleWatch対応になっていない。

カスタマサポートセンターに問い合わせたが、開発する予定もないとのことだった。

まあ遅いAppleWatchで同じことをするのなら、別にスマホ上でサクサク処理したほうが早いのは間違いないが(^^;

要はカッコイイだけ。。

基本的にiPhoneがないと機能しないAppleWatchでは不満が多いのだが、

今年中ごろに登場するであろうAppleWatch２のテザーレス（iphoneに依存しない）に期待したいところ。



そして最後に

○実行ログ
　ちゃんとリモート充電の指示は実行されたかなど後で確認したい



BMW Remoteには実行ログが記録されるが、BMW i Remoteにはそれがない。


実行ログは毎回見るわけではないが、

結果的に処理が実行出来なかった場合など原因追及には使える。




ほかにも「効率」や充電設定、マップの表示方法など異なるところは多いが、
同じことは出来るので操作に慣れれば問題ない。



結論を言うと、

BMW i Remoteのほうがまだ安定していて機能的にも優れていると感じられた。

同じようなことしかしてないのだから、それぞれBMW i RemoteとBMW Remoteに分ける意味があるのだろうか。



是非とも一つに纏めてしてほしい。