ノイズ対策 (3) RCAケーブルにアース線追加 解決・まとめ編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
MZ80からアンプへ行くRCAケーブルに試しに仮組みしたコードを使ってRCAの端子の外側金属部分にコードを貼り付け、クワ型端子でヘッドユニットのフレームに挟んでみると、なんとエンジンをかけても無音になるではないですか!
より太い電線を写真のように加工しました。
2
ヘッドユニット取り付けの車両側のネジにかませてみると、「サーー」というノイズが少し出るので、ヘッドユニットとフレームの隙間の試しにやった箇所に差し込むとノイズが消えました。
3
ヘッドユニットに接することがポイントなのかもしれません。
ここが解決した位置です。
テサテープでRCA端子側の電線を固定しました。
クワ型端子もMZ80とのフレームネジをゆるめて差し込んで固定し、念のためコードをフレームにテープ留めしました。
これでついにノイズから解放されました。
アンプのゲインもこれまでずっとMINの位置でしかノイズのために使えませんでしたが、少し上げても大丈夫です。
アンプのゲインの位置を時計の短針で喩えると7時から4時までが回転範囲で、10時がパイオニアヘッドユニットとのデフォルトのポイントです。
10時の位置に一気に上げてみるとさすがに「サー」ノイズが少しだけしますので、9時の位置にしました。ツィーターに耳を近づけないと分からない程度です。
4
<ノイズの種類>
「ヒュィーーン」:
(特徴) アクセルやエンジンブレーキなどに連動して大きくなる
(原因) オルタネータノイズ
「シーー」:
(特徴) 小さくても曲間や音の小さい箇所で耳につく。
(原因) アンプの入力ゲインが大きすぎる
アンプとヘッドユニット間のRCAケーブルにノイズが乗っている。
<オルタネータノイズの問題箇所の特定方法>
(1) ヘッドユニットからの出力ケーブル(USB、AUX、サブウーファー、等)をひとつずつ外してノイズが減るかチェックする。
(ノイズが解消) Yes=> 外した箇所が原因 =>その箇所の対策へ
No => アンプかヘッドユニットがノイズ源
(2) アンプから出力されたスピーカーケーブルを外して、ヘッドユニットのスピーカーケーブルと付け替える。
(ノイズが解消) Yes => アンプがノイズ箇所 *解決*
No => 特定できない
(3) アンプから出ているRCAケーブル、スピーカーケーブルを電源ケーブルから離してみる。
(ノイズが解消) Yes => RCA・スピーカーケーブルにノイズが乗っていた。 *解決*
No => 電源ケーブルにノイズが乗っている。
(4) アースケーブルのアース箇所対策
アース箇所を変えてみる。またはアース箇所の塗料を剥がしてみる
(ノイズが解消) Yes => アース不良だった
No => 電源系が原因
(5) 電源ケーブルとアンプの間にノイズサプレッサーかキャパシターを取り付ける。
(ノイズが解消) Yes => 電源ラインにノイズが乗っていた。 *解決*
No => 原因は上記以外
以上が試行錯誤してきた対策をまとめたものです。
思いついた順にやったので、はじめから上記の手順で進めれば無駄もなくやれたと思います。
ネットで調べたなかでこのほかに効果が認められると思った手法にはつぎのものがあります。上記の方法で解決できない場合にはこれらも検討してください。
・アースケーブルを一箇所にまとめる。
・純正のアースポイントを使う。
・RCAやスピーカーケーブルの被覆が破れており金属が接している。
・ヘッドユニットと車両からの線を介するハーネスのグランド線(ヘッドユニットからのグランドは既にアース処理済み)もアースケーブルに供締めする。(ザクレロ号ではこれは返ってノイズが少し増しました。)
5
<「サー」ノイズ対策>
ホワイトノイズですが、アンプのゲインが高すぎるので絞って適切なポイントを探しますが、ミニマムにしても聞こえるときにはRCAケーブルにノイズが混入している可能性があります。
対策: RCAケーブルにアース線をつける。
RCA端子の外側の金属部分に被覆を2cmほど剝いた電線を二股に分けて外周を回してねじって留め、テープなどで固定します。
白・赤それぞれのRCA端子から出た電線の先にクワ型端子を取り付けます。
ヘッドユニット周辺の金属部分にクワ型端子をあちこち当ててみて、ノイズがもっとも減るポイントに固定します。
6
その後、MZ80のサウンド調整で左スピーカーだけを再生させたときに停止しているはずの右スピーカーからも音が出ていました。
原因はおそらくこのRCAケーブル(マイナス・外周部分)の両方へ線を捲いたこいつのようです。
試しに外してみたらオルタノイズはしませんでした。
あのあとやったことは、
1)アンプからのスピーカーラインを引き直した
2)MZ80のサブウーファーRCA出力が購入時から作動せず、さらにFM-VICSを受信しなくなったために修理に出して、サウンド関係の基盤交換となった、
この2点です。
どちらかが、オルタノイズの解決に繋がっています。
オルタノイズのトラブルシュートではナビ本体に原因を求めるのは最後の手段で、メーカーに相談するにしてもハードルが高いのですが、これが原因だったのではないかと、いまになって推測します。
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