ケーブルの接点磨き その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
エンジンストール/始動不良の原因の1つとして考えられる、ケーブルのターミナル部における接触不良を点検してみました。
まず最初に、バッテリーのプラス端子からフロントへ向かうラインを点検しました。
トランクのマットを取り出し、トランク後方の面にある樹脂製のカバー(クリップ4個)をウェザーストリップをめくりながら上方向に取り外します。
次に、右側面の内張りを外します。右側面の内張りは、クリップ4箇所、トランク用のネット等を引っ掛けるためのフック(ネジ2本、メクラ蓋あり)を取り外せばフリーになります。
そして、フリーになった内張りの下側をトランクの内側方向にずらしておきます。(内張りは取り外してしまってもかまいませんが、今回の目的を達成するためだけなら写真の状態でOK)
更に、ジャッキを外し、ジャッキ下の樹脂カバーを取り外します。
最後に、写真中央部にある黒い樹脂のカバー(クリップ2個、樹脂ボルト1個)を取り外します。
そして、バッテリーのマイナス端子を忘れずに外しましょう。
これを忘れて、プラス端子にかけたレンチがボディーに触れると、火花も出て危険ですが、最悪はバッテリーが破裂して希硫酸が飛び散ったり、車両火災の危険もあるので絶対に忘れないでください。
2
内装外しが終わると、写真の位置に1つ目のターミナルユニットが現れます。
写真の下側に伸びてみる赤い線がバッテリーに接続され、上に伸びている2本がエンジンルームに向かっています。
3
ターミナルユニットのカバーを外すと、写真のようになります。
上の2本のうち、右側の細い方の配線にはヒューズ(250A)が入っていて、スターターとオルタネーターに接続されています。このラインでバッテリーに充電もされます。
4
ナットを外してヒューズを取り外した状態です。
端子の状態をチェックしましたが、特に腐食も見当たらず問題なさそうでしたが、#1500のペーパーで端子が接触する部分を全て磨き、脱脂します。
表面の酸化膜が削れれば良いので、ペーパーは軽く当てるぐらいでやめておきます。
5
ヒューズの端子も磨きます。
写真左側の端子が磨いた状態です。
6
ターミナル部の中にある金属板も同様に磨いて、脱脂します。
そして、全て磨いて脱脂が終わったら、接点復活材を少量吹きつけながら組み付けます。接点復活材には、油も含まれているので酸化防止に役立ちます。
7
ついでに、バッテリーのマイナス端子に接続されているケーブルも点検しておきます。
大電流が流れる部分のケーブルには、しっかりと半田が流し込まれていて好感が持てます。少なくとも私が今まで見てきた国産車では、ここまでされていませんでした。
8
ナットを外して、ターミナル及び、ボディー側もペーパーをかけます。
後は、同様に脱脂→接点復活材をして組み付けます。
(その2へ続く)
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク