2012年11月18日
またまた時間が空いてしまった。反省。
言い訳を兼ねて本題に入る前に近況報告を。
実は偶然にも今日が私の誕生日である。ミッキーマウスと同じらしい。
そんな記念すべき日にあまり申したくないが、どうしようもない事情で筑波行きをキャンセルせざるを得なくなった。断腸の思いで未練タラタラであるが、またの機会を祈りたい。その時にはレイトンカラーで出動したいと未だに想像している。
その未練を抱える暇もないくらい、バタバタしていたのも事実である。レポートをやろうと思った矢先に7年目のパソコンが2回目の体調不良。今年1月にハードディスクが破損して修理して以来である。
「いずれ新しいのを買おう!」とは思っていたが、その「いずれ」が思いの他早く来たようで天神のビックカメラに足を運んだ。Windows8はあまり良い噂を聞かないので(最近開発責任者が退社した)、熟成されたWindows7のdynabookを選んだ。またまた東芝にお世話になる。色は在庫の関係でピンクである。処分時期とはいえ以前よりもノートPCが安くなっていることに驚いた。タブレットやスマートフォンの影響であろうか。
しかし、ビックカメラでは品薄状態だったがベスト電器では売れ残っていた現状をみると、ヤマダ電機に買収されるのも納得である。
幸か不幸かビックカメラから自宅に戻った途端にパソコンに青い画面が連発。ふらっと決めたつもりがこれである。ああ、危ない。
さて、本題へ。来月1日から大分地区でSUGOCAが使用開始になり、ポイント20倍キャンペーンで顧客を取り込む気満々のJR九州は西日本鉄道の電子マネーに負けじと提携カードを増やす予定なのは以前お伝えした。
しかし、やたらとカードや電子マネーを増やすのは決して推奨しない。
そもそもクレジットカードとは何かについて分類しないと、今の時代あまりにもカードの種類が多くて目が回るので整理をしよう。
大雑把に言えば、JCBやVISA、MasterCardやAMEXなどの国際クレジットカードブランドがついているカードのことを指す。エネオスカードや楽天カード、イオンカードも分野は違うが同じクレジットカード。ただ、これらの国際ブランドが直接発行するカード(プロパーカード)はあまりなく、ほとんどが国際ブランドの使用権を得た「提携カード」である。
だから世の中ほとんどのカードが提携カードであり、クレディセゾンやDCカード、VIEWカードやジャックスなどがその提携カードの発行元として有名である。
これらのカード会社がカード発行した際の私たちのメリットとして、「発行元の何かしらのポイントの付与」が考えられる。楽天カードであれば楽天ポイント、航空系カード(JALやANA)であれば航空マイル、大手家電量販店系カードであればその店でのポイントなどである。
うまく使えば(使用金額が同じ場合)現金よりもお得になるケースもあるのは事実である。石油会社系で言えば燃料代の削減であろうか。
一見いい所だけしか見えないが、デメリットもある。
まず、まめに使用状況を把握しないとカード破産になりかねない。現金じゃないからどうしても懐事情がわかりにくい。どうしてもATMに行く機会が少なくなりやすいが、むしろ機会を増やして残高のチェックをこまめにすることが大事になる。後述するが、電子マネーも少なからず関わっている。
また、複数持つと財布が嵩張る。
そして、何よりも問題なのが盗難時である。最近はデータの盗難(スキミング)まであるから、裸でカードのみの所持などもっての外である。
とどめは、発行元によるさりげない「改悪」である。クレジットカードは残念ながら最近改悪が後を絶たない事実があり、ポイントの交換率もどんどん悪くなっているので、あまりの改悪があった際にはハサミで粉砕する選択肢も必要であろう。年会費の推移にも十分に注意する必要がある。
要は、不要なカードを作らないことが大事になってくる。そうすれば、カード多数持ちのデメリットであるポイントの分散も自動的に防げる。
ちなみに、カード破産すると、最大10年間カード発行はできないので御注意を。
カードを同時に複数申請発行すると却下され暫く発行できないパターンもあるのでご参考程度に。これはクレジットヒストリーがいかに権限を持つかがよくわかる例である。
さて、電子マネーについて触れよう。主にSuicaやSUGOCAのような交通系とWAONやnanacoのような買い物系に分かれる。これらは電子マネー単体の場合とクレジット機能付きに分かれる。さらにはお財布ケータイの場合もある。
単体のみの現金チャージ方式のみならず、最近ではオートチャージという方式がある。これは、予め「残金がこの金額になると自動的にチャージされる」ためにクレジットカードを指定しておき、あとは自動でチャージする方式である。お財布ケータイもオートチャージを使う人が多いと聞く。
つまり、オートチャージ方式の電子マネーはクレジットカードとほぼ同じと考えた方がいいだろう。むしろ便利だが、暗証番号をクレジットカードと違い確認をほとんどしない(商業施設やコンビニでの支払い等)からリスクはクレジットカードより大きい可能性がある。
「JR九州だとSUGOCA以外ポイントが貯まらないから・・・」とか「nimocaだと西鉄しか貯まらないから・・・」という理由で複数(3個以上)の電子マネーをつくるのは個人の自由だが、リスクは倍増することを参考までに知って頂きたいと私は強く言いたい。
逆に言えばどの路線でも相互利用ができる場合、Suica1つだけでもオートチャージにすればチャージ時に自動的にポイントは付くのである。
ちなみに、関西私鉄以外で相互利用できる数少ない電子マネーの1つとしてSuicaがある。
大切なことは、電子マネーはクレジットカード以上に便利だが注意も必要であるということである。「電子マネー破産」をして間接的にカード破産するとせっかくの利点も水の泡である。
どんなにキャンペーンで会社が猛プッシュをかけてきても、最終的には「自分に必要なカード・電子マネーは何か」について冷静になること。これが普段から私が心がけていることである。
あと、最近カード会社がよくリボ払いを勧めてくるがこれは極めて推奨できない。
手数料が不要に生じるので「カード会社にとって都合のいい」支払い方法に変わりはない。
「リボ払いにするともれなく3000ポイント」というメールは私自身毎回消去している(笑)
クレジット派やリボ払い派の方々からしこたま苦情が来そうだが、これが私の結論である。
この特集を書く際に私はある名言を思い起こした。高校の時の現代文の先生が私たちに次のような名言を残した。
「選ぶことは捨てること」
例えるならば、私が「学校に行く」ということは「学校に行かない」という選択肢を捨てるということになる。私はインフルエンザ以外では学校に行かないことはないが、こういうことも十分考えられる。もちろん、学校には行くけどね(笑)
当たり前のことだが人間は常日頃取捨選択をしている。言われるまで私は気づかなかったが、今日本車にも当てはまるのではないだろうか。
欧州車と日本車との差。技術の差は確かにあるが、実はこのような所にもあるのではないかと私は考えているのだが・・・
台数を取るか質を取るか。もう残された時間はほとんど国産メーカーにはないはずである。
Posted at 2012/11/18 20:54:53 | |
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