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2013年09月16日 イイね!

おとうとのベスモ探訪記 in 岡山②

さて、続編を。

見切り発車のまま岡山探訪を決めた訳だが、就職やら研究室やら大事なことはすっかり忘却の彼方にいた。
特に就職関係のズボラぶりは、今振り返ると幾ら勘の鈍い私でも流石に背筋が凍る程である。よく物事が問題無くトントン拍子で進んだものだ。これも、「父をガンさんに逢わせる」一心で動いていたのが背景にあったかもしれない。

そんな心もとない私だけではこの企画、音もなく崩れるのは嫌という程見え見え。
すかさず局長とホテル等をお供する形を取ろうと決意し、快諾を頂いた。

さて肝心の「ベスモ同窓会」についてだが、実はあまり父親に説明をしていなかったのである。
ホントはもっと深い意味が含有されているのだが、一体どれほど私がズボラ丸出しであったか。しばし会話を。


父:「3日目(同窓会の日)はどうするが?」

私:「中山サーキットに行ってその後閑谷学校に行くけんど。」

父:「中山サーキットってどこぜ?」

私:「和気インターの近くよ。」

父:「ふーん。何時ばあに終わるが?」

私:「閑谷学校で解散が3時よ。」


まあ私が趣旨をペチャクチャ下手に喋るより、実際に現場に行って「空気を感じる」方がいいだろう。こう考えているのに付け加え、父が「閑谷学校」の方に興味を持つだろうという予想もあってこの作戦を取った。
裏を返せば、それぐらい私の説明が下手ということである(笑)。

そんなこんなで就職担当と大喧嘩をしながら試験の日程が決まり、正式に「GOサイン」を出すことが出来た。
ホテルも滑り込みで予約が出来、後は行くのみである。


出発の前日に研究室の配属先で挨拶を済ました後、岡山行きでバタバタの準備である。が、しかし、まさかこの時は悪天候になるとは思いもしない。

4月6日、土曜の朝。目を覚ました私は思わず口がポカンとなる。
なんと大雨。悪天候を想定していない荷造りをした為にやり直しという目が回るパターン。
それでも何とか荷造りを終え急いで大分駅まで列車で向かう。しかしまたの荷造りも雨には勝てず。まあ、いいや。

過去3回のレース観戦の内、自称「嵐を呼ぶシケ男」の私が動くといつも雨雲と道中を共にしなければならない。昨年のオートポリスに至っては台風まで引き連れる始末。今回もバッチリの悪天候で笑うしかない。

大分駅に着くと更に口がポカンとする。なんと日豊本線の宮崎方面が雨で運転見合わせというアナウンスが耳から入る。小倉方面は多少の遅れは生じているが動いてはいるとの事。
ついには私も列車を止めるまでになったか(汗)。


それでも日本の正確な交通システムのお陰で、無事小倉駅に着き久々の新幹線に。
「もうおまん(お前)が動くき・・・」とのぞみからボヤかれた気もするが、ビュンビュンと岡山まで引き連れてくれる。

しかし、広島駅周辺で車内の電子掲示板から流れるメッセージにまた口が開いてしまった。
なんと関西のJR在来線が麻痺しているとのこと。岡山は問題ないとのことだが、しかしビックリである。


雨回しが少し弱まった岡山に辿り着き、早速ホテルの場所チェック。後は父を待つのにだが、ここで打ち合わせの誤算が顔を出す。

能天気に岡山駅で待ち合わせをしていると、私のiPhoneが妙に悪寒のする震え方をする。

私:「もしもし?」

父:「今どこにおるが(激怒)!?」

私:「岡山駅の東口やけんど。」

父:「全然ホテルないやんか!!東口はどこ!?」


父が大爆発したのも無理はない。実は私の酷い勘違いで、岡山駅の「新幹線口」を「西口」と教えていたのだ。ホテルは東口にあり、その「東口」が新幹線口であったので父をぐるぐる迷わせた形になってしまった。
折しもこの日は嵐を瀬戸内海にも影響を及ぼした形になり、瀬戸大橋では速度規制がかかる程であった。車高の高いハイエースで横風と闘いながら渡り、只でさえ気疲れした身に私の大ミス。怒らない方が怖い(汗)。

一にも二にも平謝りし、少しは宥めた後やっとハイエースと共にホテルへ。暫しの休憩である。
私も初っ端からコケてベッドに吸い込まれたい気分である。

少し吸い込まれた後で局長にお電話。
今から山陽道に入る、とのことでもう少し寛ぐ時間が出来た。

部屋に入ってから時間が経ちイラつきが収まったかと思いきや、局長に対してかなり緊張している父。珍しく純白のジャケットという、私も見た事ない姿である。
少しつまみを口にして、岡山国際での状況をお互い想像しながら地元のテレビを眺める。

ぼーっとしている中、局長から到着のお電話が入る。父、慌てる!
きっと父なりの「正装」をしてくるのだろう。とりあえず私は先にロビーに出た。


ロビーに降り局長と波田さんに再会した所で、ひょっこり自信なさげにエレベーターから顔を覗かす父がいた。
その続きは、また次回に。

Posted at 2013/09/16 17:59:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | ベストモータリング | 日記
2013年09月11日 イイね!

近況報告 2013.9.12

今回のブログは一部TPOにより気分を害する可能性のある表現があるので、可能であれば御食事中の閲覧は控えて頂きたい。


さて、すっかりご無沙汰になってしまった。秋の気配を感じるこの頃、夏休みも終わりに近づいている。
この夏休み、ドライビングレッスンや納車、遂には初の海外旅行まで経験した。来月も嬉しい事に2年連続でスーパーGTのオートポリス戦を観戦することが出来、更には東京でのベスモ同窓会行きも決定している。
すっかりスーパーGTの虜になっている56才児が準備に勤しんでいる傍らで、「コボちゃん」の愛称で名高い桂さんのベスモ同窓会参戦に完全に浮かれ気味の私である。
何しろベスモ同窓会にはガンさんのみならず、中谷さんや桂さん、さらにはHV編集長の本田さんが駆けつけて下さるというのだ。こりゃ浮かれない訳にはいかない!!

そんな夏休みを過ごし、来月からまた浮かれ気味になる私を許さなかったのであろうか。
とうとう、最後の「親不知」を抜かなければならない。


ここから最初のお断りを適用しよう。

この「親不知」、正式には「下顎第三大臼歯及び上顎第三大臼歯」の事を指す。ざっくり言えば、「いらない4本の奥歯」だろう。
「親不知」と言われる所以は諸説あるが、私はどれも信じていない。私自身は、「親不知」というより「親の苦労知らず」と捉えている。あくまでも私見だが、「何時迄も親不知を残しておいては親不孝に近い不快感」を感じており早く卒業したいのである。

しかしながら、親不知を抜歯するのは私にとって大変な事である。上顎第三大臼歯(上の親不知)についてはダメージも少なかったが、最初に抜いた右の下顎第三大臼歯(下の親不知)の抜歯にはかなりのダメージをくらっている。痛みで一週間ほど食事がまま成らない生活をした苦過ぎる思い出がある。

ここまで痛みを感じた背景には、私の下顎第三大臼歯が角度にして手前の歯に対して並行では無く45度はどう見ても傾いていたことが考えられる。この場合、「水平半埋伏知歯」という。歯の殆どが歯肉に埋没しているので、抜歯の際に歯肉の切開面積も大きく更には歯の跡である歯肉のブラックホールも大きいこともあり痛みに繋がったのである。

最初に抜歯をしたのが2009年の高校卒業後であり、そのトラウマからペースは鈍ったが何とか上の2本を抜歯した。今回丸4年もかけても最後の親不知を抜くことには非常に腰が重かった。しかし、来年から社会人となり療養期間を長く取れるのもこれで最後になると考えると、やっと重い腰が上がった次第である。

9月3日、遂に苦行が始まる。信頼している歯科医に出向き「さあ抜くぞ!」となるかと思いきや何とCTの撮影である。どうやら歯根と神経の位置関係が一方向からのレントゲンだけでは不明瞭らしく、歯根の形の把握のためにCTの出番になったとのこと。
結果は歯根自体ストレートな形であったらしく神経とも離れているらしいが、もう嫌な予感はしていた(笑)。

さていよいよ始まりだが、ちょっと麻酔が多すぎではなかろうか。そんな心配をよそに歯肉にメスが入る。切開はされたが、なかなか抜ける感覚はない。
なんとここでドリルの出番である。どうやら引っ掛かっているらしい。決して好きにはなれない音が左耳に否応なしにざわつく。


そろそろ顎が疲れたのだが、まだ抜けない!医師も困ったのか再びドリルの出番である。

「おーの、しょう困った!」と土佐弁でボヤきたくなるが力めば逆効果。とりあえず抜いてもらうのが使命だから・・・と体力を使って割り切り、やっと私を苦しめかけていた最後の親不知とおさらばである。

傷口を縫われ、歯科を後にしてから暫くは痛みは無く過ごしていた。痛いものは痛いが、予想の範囲内であった。なんだ、今回は私の勝ちか。


こんな事を考えていたのがバチ当たりであったのか、翌日から苦行がやってきた。
抜歯の痛みだけでなく、顎や左耳に左頬にと強烈な痛みのみならず腫れが容赦無く私を襲う。
出血も酷く、まともに就寝など出来るものか。食事も麺類しか食すことが出来ず、量も半分以下である。

「しもうた、まっことやられた!」
こう嘆きたいほど、「顔の腫れ」という予想外の敵と数日間闘う羽目になった。結局1日3回の薬の服用では就寝が出来ず4回に増やすことになり、それでも痛みが引くことはない。

それもそのはず。今回私が抜歯したのは「水平埋伏知歯」であり、完全に歯肉に埋まっている大きい歯である。ということは、今迄で1番「ブラックホール」が巨大になり痛みも其れなりに大きくなる。
頭でやっと分かってはきたが、痛い。

「やさぐれたアンパンマン」から脱出出来たのは執筆している前日であった。痛みが引いたのは今日である。いい事といえば「強制ダイエット」で暴飲暴食を治すことが出来、よく噛む事で満腹感を得られる様になった事であろうか。



最後に、何故わざわざみんカラでこの話題を持ち出したか。確かに一見ドライビングと歯は「無縁」な様がするかもしれない。

しかしよく考えてみると、速度域は関係無くドライビングで自然と「歯を食いしばる」ことはあり得るだろう。実際のレポートとして少し前だが清水和夫氏云はく、レーシングドライバーは歯がガタガタになりやすいとの事。
歯のケアは非常に大事なのである。

「歯を食いしばる」行為が過ぎると歯には良い影響などなく、顎関節症のみ成らず虫歯にもなりやすい。親不知は虫歯に影響を及ぼすが、今回私が抜歯した様な「水平埋伏知歯」だと尚更である。
今回私は大袈裟に囚われやすい表現をしたかもしれないが、誇張はしていない。「痛いものは痛い」が、「楽あれば苦あり」である。



車のケアも大事だが、歯のケアも如何であろうか。
Posted at 2013/09/11 17:12:29 | コメント(3) | トラックバック(0) | 近況報告 | 日記
2013年08月17日 イイね!

今度こそ梅^2クラス卒業なるか!? in 夏の萩 ②

午前のレッスンが終わり、昼食の一時に入る。

ジルバーマン君が前回の私のように悩んでいるこの一時の時間だけを取っても、如何にとにとにさんとジルバーマン君が火傷する程のやる気を持って萩行きを決めているのかが良く分かる。
そして又、その熱意を自然に受け止めていらっしゃる波田さんと初めてとは思えぬキャッチボールを繰り広げていらっしゃる。私もそのやり取りに加わっていたが幾分熱意に驚かされる事も少なくなかった。

このお二方の熱意の行方もまた違いがあって面白い。ジルバーマン君は競技用自転車の知識からそれを四輪にも活かせるはず、と私に鼻高々と語っていた。その理論は決して間違ってはいないが、「自転車で通じる筈」と堅過ぎる考えが今回一筋縄ではいかない。そのショックが顔に現れており、新たに吸収しない限りは・・・と突っ走るが歯車がなかなか噛み合わない。
これを感じて貰いたくて彼にオファーを出した訳だが、ちょっと酷な事をしたかな(笑)。
しかし今回は波田さんがいらっしゃる。沢山頭と体を使って何かを持ち帰ることが出来ればいいのである。「自分のドライビングはいつもベスモからだ!」と思い込んでいた前回の私がそうであったのだから。

とにとにさんはジルバーマン君と比べると明らかに「柔」である。波田さんからベスモやドライビングのみならず様々な事を貪欲に尋ねる熱意の反面、その姿は「柔らかでしなやか」である。自分の言わんとする事を「熱く」は伝えるが、その矛先で相手を傷付けることはしない。大変参考になる。

ジルバーマン君、私も君もこういう「柔」を身に付ける必要があるね(笑)!

さて、御二方ばかりをフォーカスしてしまったが波田さんにも御注目して欲しい。「スムーズなドライビング」だけではない。「谷口さん(レーシングドライバーの谷口信輝氏)の大ファン」であるという点に注視したい。

このお方が谷口さんのお話をされると、いつしか私もファンになってしまう「自然さ」がある。
私自身谷口さんに直接お会いした事はないが、ホットバージョン等のメディアで「何か」惹きつけられるものを感じるのは紛れもない事実である。
とにとにさんも存じ上げていた広島の「リオ」というショップと谷口さんはご縁があるというが、その御縁を大事にされていらしゃるという。
実は執筆の休憩にと偶々「ホットバージョン vol.3(GT-R大特集)」を観ていたが、間瀬での企画で大西さんと波田さんが御出演されていた。ひょっとしてこのお方がリオの大西さんであろうか。まあそれは置いといて、こうなると谷口さんにお会いしない訳にはいかない!
そんな決意を頑固者の私に「自然に」させてしまう程、波田さんのお話には耳が思わず傾く。

「休憩が長い!」と怒号が飛んできそうなので午後のレッスンに移ろう。因みにこの日は害暑であり、ドライバーのオーバーヒート対策か水分補給を兼ねての休憩が複数回あった。それくらいの猛暑であった。


「ステアリングワークにためを!」という課題を感じ取ることが微かに出来かけている。あとは波田さんに御指導頂きながら、「ためた後に切り込む」タイミングとペダルワークのメリハリを付ける!
言葉で現すのは非常に簡単だが、なかなか実践になると難しい。しかしながら、この難しさを感じられる機会を持てることは実に楽しい。
そんなことを考え始めた辺りからか、前回なし得なかった「1分00秒台」に突入しいよいよ天狗になりかける(笑)。

しかし「天狗」もビックリなのが、このジムカーナである。「タイム」だけでなく「Gセンサー」も鍵だから、「ピー」と鳴っては元も子もない。よくよく考えると、さっきから「ピー」と鳴りすぎて耳が麻痺している。これは「ブレーキとアクセル、そしてパーシャルの使い方」に原因があるが、兎に角これを克服出来なくては・・・!

天狗があっさり消えた私を尻目に既に笑顔で楽しんでいらっしゃるとにとにさんと、前回の私のように悩みながらも何かを掴みかけているジルバーマン君の姿がある。間も無く波田さんがパイロンで何か私達にヒントを与えてくれているが、ここでラインがほぼ決まった私はタイムが安定してきた。確実に「肩甲骨」が活きている!

さて最後はタイムアタックである。詳しくは度忘れしたが、恐らく2回目で59秒後半であったはず。因みにタイムアタック前の最後のフリー走行で58秒後半が出ており、この日のベストタイムであった。


タイムだけだと万歳を嫌という程したいが、内容は寧ろ課題だらけである。やはり「タイム」が良くても「ペダルワーク」に問題あり。これは頂けないな(笑)。
こんな運転をしてしまっては「スムーズなドライビング」だとは言い難いのが結果である。然しながら、前回よりはレベルアップし「課題」がよりクリアになったことは今回の成果だと信じたい。
さらに上を目指す向上心も大きく育ち、天狗とは暫くおさらばである。今回はこれらを土産にこれから鍛練の日々だ!

さてこんな私は放っておき、御二方はどうであったか。とにとにさんはどうやら「リアを意識する」ことを思い出されたようであり、「さらに上に目指そう!」という向上心も私以上である。

一方ジルバーマン君は、最後の最後に私の前回のベストタイムと同等以上を叩き出したらしい。タイムが出て喜びがようやく顔から滲み出ている。私もホッとしており、間違いなく成長している。
彼自身にとって、その喜びが今後に繋がればこの上ない。

さて、記念撮影も終わり最後の挨拶を兼ねた握手の時である。波田さんから「また会いましょう!」という、私にとって喜びを隠し切れない温かい御言葉を頂いた。
「ベスモ同窓会」のこれからを期待したい。


道場を後にし、よりスムーズになったとにとにさんドライブで萩から新山口駅(小郡駅と言いたいが)への道中。私はある目的が達成できたなと思えた。

それは、とにとにさんとジルバーマン君の「また行きたい」という嬉しい声である。
今回は私が御二方にオファーを出した形だが、次回は私自身10月以降のスケジュールが不明である。そんな中で今度は私からでなくても、もう自然にまた集える形になるのかと確信している。
この御二方であれば、例え私がどうなろうと引っ張り出すかもしれない(笑)。何せ御二方とも波田さんを尊敬の眼差しで見ている。それくらい今回は安堵の表情を浮かべずにはいられない、素敵なドライビングレッスンであったとしたい。


さて、私が梅^2クラスを脱することが出来たか?
答えは不明である(笑)。何せこの様である。私は一体どれほど成長出来たか。
「ペダルワークがあれでは、まだまだ梅^2クラスだ!」
そう戒めながら今後も日々の積み重ねとしたい。


最後になってしまったが、今回お盆という中ドライビングレッスンにご参加頂いた御二方に謝意を表したい。そして今回も素晴らしい御指導で私達に「スムーズなドライビングとは何か」を伝えて下さった波田さんには頭が上がらない程の感謝をお伝えする他はない。

「今日一日、充実していたな。」
程よい疲れと共に、新山口駅のプラットフォームから覗かせる夕日がそう教えてくれているように聞こえた。
日はまた昇る。
Posted at 2013/08/17 13:10:57 | コメント(4) | トラックバック(0) | ドライビング | 日記
2013年08月15日 イイね!

今度こそ梅^2クラス卒業なるか!? in 夏の萩 ①

「よっちょれよ!よっちょれよ!よっちょれよっちょれよっちょれよ!」

土佐の夏を告げるよさこい祭りに父がカメラマンとして身を焦がす中、私は瀬戸大橋を渡り萩に出向いていた。


という訳で私にとっては2回目のドライビングレッスンが去る8月11日に行われた。
リクエストがあれば前日の「『ベスモ同窓会』の一部メンバーの懇親会」をアップするが、今回は文量の問題からドライビングレッスンに集中して記したい。

朝7時を過ぎ早くも猛暑の片鱗を見せつれられる中、お盆帰りのドライバー達に囲まれながら一路萩に向かった。この日の山陽道及び中国道は朝とはいえ早くも賑わっており、SAでの売店がそれを特に物語っている。

そんな中助手席で寝るのを極力好まない私の喋りもあったのか、会って2日目とは思えない程和気藹々とした空気がプレマシーを包み話題が絶えることあらず。予定より遅く到着することもあり、小郡萩道路に入る手前で連絡をすると既に弾んだ声の波田さんの声が耳に心地良く入ってきた。

とにとにさんのスムーズなドライビングと共にいよいよ道場に入る。車内で既に士気が高まり意気揚々の私達を温かく出迎える挨拶から、酷暑に負けない熱さを感じる。実にいい!

挨拶にと私が波田さんに渡したのは、父から託された「土佐鶴」。これは初めての萩行きとは違い父が自発的に私に託してきたのである。
恐らく岡山探訪記で後方からではあるが波田さんのドライビングを拝見し、波田さんの人柄に触れた結果だと私は推測している。
何かを私は父に促した訳ではないが、そういえばこんな会話があった。多分萩行きを帰省後に伝えた後であったであろう。

父:「波田さんには、ダバダの焼酎(栗焼酎)か土佐鶴どっちがえいろうか?」

私:「夏やきね。あんまり甘いがは、どうやろう。まあ任せるわ。」


波田さんとご挨拶してから暫しの懇談の後、いよいよレッスンへ。私は前回の経験者なのでお二方に向けた最初の説明を聞いていないが、恐らく設定Gは0.4Gであったかもしれない。どちらにしてもタイムとGセンサーを考慮してドライビングする必要がある事に変わりはない。


「もう経験者だから出来るでしょ!」なんていう声がありそうだが、前回四苦八苦していた人間である。困った事に走り方を忘れてタイムも悪い。困り果てていた時に波田さんからアドバイスを頂くが前回のベストタイムには程遠い。トホホ・・・。
トドメはとにとにさんが、あっさり1分フラットを叩き出しているではないか!!

「ヤバい!経験者の面目が!」なんて考えそうになった時、ジルバーマン君の顔を見て何故か初心にかえってしまった。さて、何故だろう。

間も無く波田さん含めた4人での同乗走行で、その答えは自然に見つかった。
トップバッターのジルバーマン君がコースを走る前に、波田さんが彼に指摘したのは「ステアリングワーク」。そう、前回の私の課題である!
私自身、前回のレッスンから薦田潔氏の「ステアリングワーク」の動画を観ては実践という反復を行った。このステアリングワークの利点は多いが、癖がついていると中々治すのに時間がかかる。
だから車庫入れの時等にも肩甲骨を意識して努めたのだが、まさに彼が今その壁に差し掛かっている。

彼の場合、このレッスンの2日前に免許を取得した「真面目なピカピカの1年生」という影響も考慮する必要もある。しかしこの現実、どう受け入れるのであろうか。

彼が「想像と全く違う」現実を目の当たりにしている中、いよいよ私の番である。今回の私の課題は「ステアリングとタイヤの関係把握」と「酷いペダルワーク」である。前者を簡単に言えば、「どうステアリングを切り込むか」である。これは私の悪い癖である「切り込むべき所でステアリングを切り込んでいない、或いはステアリングを急に切ってしまう」事になり、結果としてタイムもGの出方もイマイチという現実である。
しかしステアリングワークを修正した成果か、切り込むスピードの違いでのGの出方を感じ取るセンサーが以前より活発になり納得の行く方向に修正出来た。これが午前の成果であろうか。

前回の成果がやっと実を結び、ちょっと一安心した所でとにとにさんの出番である。これがしかし、ビックリであった。
道中をお供した際から感じてはいたが、なんともスムーズなドライビングである!私の酷いペダルワークなどとは無縁の世界である!
「こりゃ私の面目など何もないな」と、思わず心の中で呟かずにはいられなかった。
Posted at 2013/08/15 11:06:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドライビング | 日記
2013年08月13日 イイね!

近況報告 2013.8.14

またまたご無沙汰になってしまった。

研究室での卒業研究の中間発表に忙殺され、休んでいる間に人生初のマイカーを納車し萩に出向いていた。ようやく落ち着いたのも束の間、来週から初の海外なので早めに「ドライビングレッスン」についてレポートしなければならない。


しかしながらこの暑さは「害」である。「暑害」と名付けたい。高知は旧西土佐村江川崎で歴代最高気温を記録する程であるが、他県も競うかのように暑い。世間ではこれを「猛暑」というが、私には「酷暑」にしか思えない。
それを証拠に、例年だと毎年冷房で風邪を引く私でさえ冷房が大忙しの日々である。通りで連載にやる気が出ない訳だ。

しかしながら、まだ岡山探訪記さえ完成していない。この「暑害」に負けないように真面目に取り掛かりたい。

さて、とにとにさんが素晴らしいレポートを出されているのでお急ぎの方は是非ご参考して頂きたいが今月10,11日に懇親会を兼ねて萩に出向いていた。
「2回目だから楽勝でしょ?」なんて思われる方もいらっしゃるかもしれないが、まあ結果は次回に回そう。今言えるのは、レッスン後に現に愛車で街中或いは山道を走る際に「明らかに」何かが違う。あまり本編を書いても内容が薄くなるので、今回は「行くまでの過程」を書こう。


今回のドライビングレッスン、実は前回のレッスン終了から間も無くメンバーは決めていた。具体的にいつかは忘れたが、波田さんに次回も依頼したい旨を伝えた際には心の中がはっきりしていた。
もちろん私自身再びお邪魔したいという強い意志が前提であったのは紛れもない事実である。


1人目は行く前から波田さんの大ファンである、私の大学の同期である「ジルバーマン」君。元々彼はベスモに疎い様であったが、私が局長とお会いし興奮してベスモの存在を伝えるや否や見る目が変わった。
そして決め手はベスモ1991年4年号のあの企画である。私は日産特集に出ていたR32GT-Rから彼に「クルマ好きの原点」を伝えようという意図で鑑賞会をしたが、彼には「あの企画」の方が衝撃的であった様である。

鋭い方はもうお気づきであろうが、「あの企画」とは「松竹梅」である。この企画、ウェット路での「旋回ブレーキ」によりドライビングレベルを「松竹梅」により決めるというものである。
その中で一際素晴らしい旋回ブレーキで「松・特上」を獲得し清水さんからレプリカヘルメットを見事頂いた波田さんの姿があった。ポンピングブレーキ自体ショックが大きかったらしいが、波田さんの走りを観てからの日々はもう彼の頭は松竹梅で頭が一杯。
それからは私の顔を見ては「萩に連れてってくれ!」と、もはや一種の執念どころか怨念を感じる程の懇願の連続であった。そんな彼の熱意とは紙一重の「私への呪い」を無視したまま大学卒業をした際には、藁人形でも作られて祟られてしまう。流石に恐怖を感じ、彼にオファーを出した次第である。

あと彼にオファーを出した理由の1つに、「理論の説明」がある。彼自身競技用自転車の経験と理論から私に「ドライビング」を語ってはいた。確かに間違いではないが、小生には「何か」しっくり来ない。これでは「只の能書き坊や」に誤解され兼ねない。
その理論が誤解されない内に、実際に体験してもらい私が抱いている「違和感」を理解してもらいたいと思いオファーに至った。


お二方目は、私の大学の先輩に該当する「とにとに」さん。昨年のスーパーGTオートポリス戦でのレポートがきっかけで意気投合して以降コメントのラリーを楽しんでいた。後に他SNSでもラリーを楽しんでいたが漏れなく前回の私のドライビングレッスンのレポートにも早速の熱いコメントがやって来た。

どうやら「G」について常日頃テーマにしてドライビングをされているらしく、私の課題であった「ステアリングワーク」についても素晴らしい目線である。ドライビングレッスンに対しての思いも十二分に熱い。
このお方を萩行きに欠かすことなど出来まいと、心に定めお声を掛けた次第である。

また「とにとに」さんにお声を掛けた理由として、「ベスモ同窓会」の存在もある。
どうやら偶然にも土佐に所縁のあるベスモマニアの方と友人関係にあり、またその方がきっかけでベスモを知られたという。これはお誘いをする他はないと思い「ベスモ同窓会」を紹介したが、やはり実際にお会い出来ればこの上ない。折角の機会である。偶然にも「旦野原トリオ」が同じ「ベスモ同窓会」の面々に顔を連ねているのだから、この機会を用いて「ミニ懇親会」をやらない手はない!
そうした副目的もあり、お盆を目処に話を進めたのである。


クリアすべき課題はあるものの、私にとってそれは全く苦にはならなかった。前回に比べ場数を踏んでいることもあり、話は早い。「スムーズなドライビングをしたい」という強い同志の塊は、実際にお会いするまでに自然に出来上がりつつあった。


さて、こうして同志の「ベスモ同窓会」メンバーによる萩行きが決まった訳だが次回はドライビングレッスンのレポートをしたいと思う。鋭意製作中である。

Posted at 2013/08/13 10:04:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 近況報告 | 日記

プロフィール

「和田孝夫氏から発信された、国さんこと高橋国光氏の訃報。個人的にはホットバージョンでドリキン土屋氏をサポートする優しさと百戦錬磨の強さが印象的であった。ご冥福をお祈りいたします。」
何シテル?   03/17 23:56
FRマニアです。 ベストモータリング育ちの平成生まれです。 よろしくお願いします。
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『想い出玉手箱』から飛び出した「音羽の梁山泊」始末 
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