ドレミファブック

と言うのを思い出した。
幼児～児童向けの絵本にLPレコードが付いている。
子供の頃我が家に10冊ほどあったような気がする。
本は初めの何ページかは童謡の歌詞が載っていて
後半には童話が載っている(絵本のように)。
LPレコードはA面が前述の童謡が収録されており
B面には前述の童話が吹き込んである。

何故これを思い出しかと言うと
ウチに何冊かあったドレミファブックの中の童話に
「宇宙船ペペペペラン」というお話があったのを
今でも覚えているからである。
タイトルからすると何かドリトル先生航海記のようなワクワク楽しそうなイメージだが･･･。
何故覚えているかと言うとこの話が童話にしてはとても暗いお話だった記憶があるからである。
おぼろげな記憶のあらすじはこう。

おじいさんが子供にお話を聞かせる設定だったと思う。
長い年月をかけて宇宙を旅する宇宙船ペペペペラン号。
中には子供ばかりが大勢乗っていて男女は約半々。
約、というのは男の子が一人だけ多かった。
何年も旅を続けるうち子供たちは成長し各々船内で伴侶を見つけ結婚していくのだが一人余る男がいる。
男は一人余ったまま船は旅を続けるのだが
宇宙船に彗星か何かが激突し破損。このままでは旅を続けられない。
船外作業で修理をする役目を先の余った男がすることになった。
修理は何とか無事終えたのだが、船は先へと発ってしまう。
一人取り残された男は気が触れて宇宙空間を一人さまよい続ける・・・

だったように思う。

ネットで検索してみました。
意外といっぱい出てきました。
原文も見つけました。
やはり気にしてた人は多いみたいです。
何しろ子供向けのお話とは思えないヘビーな内容。
作者の意図はいったい何だったのか今でもわかりません。

今でも実家に置いてあるのだろうか？