しくじっちゃったハナシ

5月2日はホテルにチェックインしたのですがその後でタクシーでお出掛け。往路のタクシーのお父さんは60歳くらいの御仁で、ほとんど英語が通じません。で、ドイツのタクシーってお客さんは助手席に座るんですね。知らなかった。車両はメルセデスで、1991年製。60万Km走行とか言ってた気がしますがうろ覚えです。で帰りもタクシーだったのですが、私が日本人で、今日はドイツ博物館で日本でも有名なMe109を見たと話したところ、随分盛り上がってしまいましたが、確か20ユーロちょいを支払って下車した直後に財布をタクシーに忘れたことに気付きました。概要は「関連情報URL」に書きましたが参りました。普段財布を忘れることは無い私ですが盛り上がりすぎましたね。反省。そんなこんなで24時間以内にタクシーで115ユーロくらい使ってしまいました。ホテルが5ユーロ50ユーロで済んだのに随分な散財ですが、まあそういうこともあるかな。ちなみに私は日本でタクシーを使うのは、飲み過ぎて電車が無くなった時だけです。

で翌朝08:30AMにホテル前に迎えに来ていただき、空港まで送ってもらったのですが、いろんな話が出来ました。
・今日は5時間くらい寝て、子どもを学校に送ってから来た。睡眠は安全運転には重要。
・アウトバーンはカメラで監視していて、車間距離を空けていない車は検挙される。私(この運転手)は充分空けて走るようにしているし、車が多ければ速度を上げない。
・いつもお客さんを下ろしたら車内整理をするので、すぐ財布に気付き、そして誰のものかも分かったが次のお客さんを乗せてしまったため、そのお客さんを下ろしてから電話で連絡した
・テキサス在住の弁護士がIDカードやクレジットカード、そして大金の入った財布をタクシーに忘れていったことがある。すぐに警察に届け出たところ翌日に落とし主の弁護士と連絡が付いた。その弁護士は財布を持って来て欲しがったが、自分はタクシー運転手だから警察まで乗せていく料金を請求したいので搭乗してほしいと要求。数ユーロの距離を乗ってもらった。各種カード類の再発行はタイヘンとのことで感謝しているような話になり、テキサスに来たらいろいろ便宜を図るような話も出た。
警察からは財布の中身の現金の10%を報労金として受取る権利があると言われたが、自分はタクシー運転手だから料金なら欲しいがそういうのは不要と断った。その直後、その弁護士はタクシー代を踏み倒し、早足で逃げてしまった。警察官も呆れて、その弁護士の電話番号等分かるから呼び返せるが如何？とのことになったが敢えて何もしなかった。お金持ちはお金が好きで僅かな金額も払いたくないんだ。
・後日、テキサスからの女性客を乗せたので上掲の話をしたところ、テキサスのひとは皆そんなひとじゃないよ、という話になった。女性客いわく神は見ているからそんな人はどこかで損をするんだ、とのこと。

確か空港まで52ユーロでした。ドイツの国内航空路線とほぼ同額です(！)。