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火曜の夕刻から晩にかけての降雪も水曜にはかなり溶けまして、都心ではほぼ雪がなく、拙宅近辺でも表通りは路肩に僅かに残る程度となり、やれやれという感じです。そんな訳で本日は普通通りに出社していたところ、午前10時過ぎに「父の意識が無くなったので救急車で搬送する」という電話が。取り急ぎ会社は退出することにしました。なんだかんだで昼過ぎ12時30分前後に帰宅し、入院先の北原脳神経外科病院へ。

いつもは川崎街道から国道20号線日野バイパスを通るのですが、mapfanで地図を見ると、京王相模原線堀の内駅の脇を抜けて東京薬科大前を通過するルートもあることがわかり、これは過去に通ったことがないように思うし、トンネルもある(!)のでモノは試しとばかりにこれで行ってみることにしました。で、一箇所間違えましたが最終的には無事に到達。
父の状況はというとすこぶる元気。医師が言うには、高齢者は摂食後にいわゆる「迷走神経反射」による原因不明の失神みたいなことが時折りあるから多分それで、脳や循環器に関連するものではないだろう、とのことで一安心。実は2月第二週に循環器のことで検査入院を予定していたのですがそれもついでにやってしまおう、ということになり、今日は1泊2日の入院、明日退院と相成りました。

さてこの病院、勤務医は写真入りで出身大学と過去の勤務先を表示してあり、待合室はビジネスホテルのラウンジの趣があり、事務のおねえさん方も航空会社の地上勤務のひとみたいな服装でなかなか良いのですが父の入院したICUだかHCUはちょっと違ってて、まず室温が低い。ちょっと寒いのです。トイレも狭く、1階の感じと違ってて「あれ?」って感じは、ありました。でも某市民病院みたいな、体制的にヒドい印象は無いので大きな問題は無いんですけどね。あと不思議なのは入院手続きがあるからか、事務方のおねえさんがICUだかHCUだかに長く逗留していました。そういえば外来診療の部屋にも看護士か事務方か、服装だけでは判別できないおねえさん方が居て患者を呼び込んでいます。
ところでこの病院、住宅街にあり、3階から外が見下ろせるんですが、拙宅と違って思ったより周囲に雪が残っています。やはり八王子は寒いのかな。

入院手続きも無事終わったので帰路は従来通りに日野バイパス経由で川崎街道に出たのですが、高幡不動前が妙に華やいでいました。そういえば本日は節分だったのですね。そして17時前には帰宅したのですが思ったより疲れたみたいで、恵方巻きを食べたら眠くなり早々に寝てしまいました。明日は父退院のため午前中に病院に向かう予定です。

私の父はPCでの年賀状内製に固執しています。半年前よりは確実にアルツハイマーの度合いが進み、毎食後に服用する薬も言われなければ飲むのを忘れ、言われて飲んでも自分ではどれを飲んだのか認識が無く、前日の食事の内容も記憶にないのです。そして自分の周囲に(いつも居る)家族が見当たらないと探し回ったり。田中角栄が亡くなる少し前に、娘の田中真紀子がドライブに誘うと子供のようにはしゃいだ、という話を時々思い出す今日この頃です。

そして昨年出来たPCの操作も今年は出来ません。操作の手順を覚えられないのです。ですので「筆まめ」を使って名簿作成までは出来るものの、印刷原稿も作成できず、もちろん印刷も出来ません。枚数は140枚程度なので全部手書きが可能と思うのですが、そんな多い枚数は書けないと言い張り、印刷屋に頼んだほうがコストも安く手間も掛からないと言っても聞き入れません。で、結局自分では出来ず私がやるハメに陥るのですが、発売後10年経過したプリンタであるPM-3000Cなんてのを使っているので

・自動給紙がうまくいかない時があるので毎回給紙ボタンを押して位置確認
・インク切れで、かすれるのを発見する必要があるので1枚ずつ印刷して仕上がりを確認してまた印刷

という気長な作業をやりました。しかも名簿が出来ているものの本年に亡くなった方も数人いらして、その方を判別して印刷しないためにも1枚ずつ宛名を父に確認して印刷。宛名印刷だけで2.5H近くかかりました。その後に裏面を印刷するのですがこれも上記理由により一枚ずつ。1.5Hくらい印刷して残り40枚程度になったところで、ローラ?に付着したインクでハガキが汚れだしたので中断。あとは明日以降に印刷します。

どうみても損な作業なのですが、やりたくて仕方がないみたいなのでお付合い。これも親孝行なのかもしれません。そういえば小学校低学年の頃にプラモデルをねだって買ってもらっても自分で組立てられずに父にお願いしたこともあったっけ。こんなことを後日思い出すこともあるのかもしれない、と思いながら作業しています。

父が脳出血して、それ以降発声が不明瞭になっているのですが自覚症状がなく、リハビリをほとんどやろうとしないので気にしているのですが、本日NHKを見ていたらリハビリに関する番組が22:00からやるらしかったので視聴。

......なかなか興味深い番組でした。作業療法士である藤原さんは山口県で夢の湖舎というリハビリ施設を運営なさっているのですが、その回復率は全国平均をはるかに上回るそうで、一番凄い例では車椅子が必須、何をするにも要・介助な介護認定5のひとが車椅子から降りて僅かですが歩くことが出来る、という介護認定2まで回復したんだそうです。
この施設の特徴として
・バリアフリーではなくバリア「アリー」(普段の生活と同程度の障害物を置くことで対応する能力を養う)
・単なる機能回復訓練よりは、「本人に物事に興味を持たせて生きる歓びを感じてもらう」ことで、自主的に努力する方向にもっていく
・リハビリ目標を立てるときには介助者がムキになるくらいやることで本人にやる気を出させる

このひとは番組内でも「あるひとは、病気になっていろんな見方が出来るようになり、また他人の役にも立てて、病気に感謝している、とまで言うんです」という下りで涙ぐんでいて、こういう主体的にやってくれる人がいるからこそ、皆さんがさらに一生懸命努力するんだな、とも思いました。人を動かすのは、人の情熱なんですね。また、感情の起伏を持たせるのも大事、とも言っていました。

すみきち＆スタッフブログ｜住吉美紀とプロフェッショナル現場スタッフ のブログも面白いです。

本日は有給休暇を取得して、病院巡りです。まず最初は父の付き添いで八王子の北原脳神経外科病院へ。ココは本来、父の脳出血に関して診察してもらっていたのですが、あるとき心臓疾患(心不全だったかな)を見つけてもらったこともあり、循環器も診てもらっています。今日はその循環器の診察でした。

ちなみに父のアルツハイマーは少しずつ進行していて、朝は4時半に雨戸を開けるし、道路地図を見ても現在地が分かりません。
「あれして、これして、そして、それして」という3段階の手順を踏む作業は覚えていられないのか、出来ません。つまり「右に曲がってその先を左に曲がる」までは行けるのですが、さらにその先を指示されると覚えていられないのです。
また同居してる家族が話している内容は注意して聞いていないので、どう説明しても分からない場合が多いのですが、妹や娘等の(同居していない)親族やごく親しい人が来ると一生懸命話を聞くからか、他人はボケてる印象を受けないみたいです、ところが業者さんとかの親しくない人がいろいろ説明すると、分かっていないのに「分かりました」と返事してしまいます。難しい話を理解しようとせず、考えることを回避する傾向があります。

この記事は、九州遠征で気が付いたこと　その③　あきらめる について書いています。

本日、父が退院できました。昨日カテーテルを入れて検査したところ、以前ステントを入れて拡張したはずの血管(頚動脈?)がまた狭窄(きょうさく)していたので、再度ステントを入れて無事終了。そして本日退院の運び、と。
今回は母ひとりで父を引き取ってきたのですが、昨日の時点で「火曜に退院」と伝えたのに、もう既に忘れていました。しまいには「病院は居心地がいい。もうちょっと居たい」とか言い出したとか。思ったことを何も考えずにすぐ言っちゃうのは、まるで子供です。どうしたものか、とちょっと考えてしまいましたが、考えてもどうなるものでもありません。

ところで数日前みんカラをながめていたら、EBMさんのBlogにたどり着きました。同じ年齢で、こんなにマジメに車に取り組むひとが居るとは。早速友達登録させていただきました。