備忘録　ホイールアライメント調整

修復歴無しの中古車ですが、購入時に下回りを覗いて見たところ、右リヤロワアームの交換をした形跡がありました。
契約直前、お店の人に確認したところ、オークションで仕入れた時の鑑定書類を見せて頂き、「記載が無いので何かしらの補修目的ではないか？」とのことでした。異音などで交換することもあるだろうし、10分〜20分くらい試乗をさせて頂いた時点では、特に問題ないように感じたので購入に至ったのですが、納車されてから今日まで使用しているうちに若干右へハンドルを切っていないと真っ直ぐ走らないと感じるようになりました。
新品のスタッドレスタイヤへ履き替えたのも良い機会なので、近所のタイヤ館でアライメント測定を依頼しました。
この写真は最初の測定結果で、フロント右はほんの僅か右向きであるが、トータルのトーで見れば、まあ問題ないレベルで、フロント側のアライメントは、むしろ良い方でしょう。
リヤは右がポジキャンで左がネガキャンになっていました。タイヤは傾いている方へ曲がって行きますので、結果を見て道理にかなうと思いました。

さて、調整後ですが、左リヤのキャンバーはこれ以上は調整不可能とのこと、右リヤは数値上はなんとかネガキャンにもってこれたが、まだ足りない。
確かに左右のアジャスターシャフトは調整限度一杯の位置なので、この事からリヤのクロスメンバー自体が左へずれているのではないかと推測出来る。
ボディーに板金塗装の形跡は無いと思われるので、右リヤアクスルが縁石に当たるような事故をしてロアーアームを交換したのだろうか？
左へ押されたメンバーはそのままなのか？それとも交換したが左寄りに取り付けてしまったのだろうか？はたまた新車の時から作りが悪かったのだろうか？車体の下へ潜ってクロスメンバーの取り付け状態を見ても、目視ではボルトや取り付け位置がずれているようには見えない。
いずれにせよ11年経過の中古車なのだから、何らかのヒストリーがあって当然だろう。
調整後は良くなったが、やはり多少のハンドル修正は必要である。
(左側通行の道路なので、このくらいなら許容範囲だろう。)
66291km
測定料金　¥13200
調整料金　¥16500