生駒市高山竹林園(生駒市)
茶筌造りで有名な生駒市高山の竹製品などを紹介・生駒市高山竹林園
2022年02月12日
室町時代中期、ここ「高山」は「鷹山村」という鷹山氏が支配していた1万8千石の村でした。
その高山城主頼栄の次男宗砌(そうせつ)が、親友で称名寺の住職で、「わび茶」の祖である村田珠光に茶を攪拌する道具の制作を依頼されて作ったのが「高山茶筌」の始まりと伝えられています。
その後、珠光が京都に移り、時の帝、後土御門天皇が茶の湯の席へ出かけられた折に、宗砂が献上した自作の茶室を鑑賞され、その美しさに感動し、この茶室に「高穂」という名前をつけてくださいました。宗切は感激して茶室づくりに力を入れ、その製法を鷹山家の秘伝としました。
今も続く「高山」の名は、「鷹山」の文字を、後土御門天皇から賜った御銘「高穂」にちなみ改めたとされています。
以後、“一子相伝”の技として今日まで脈々と受け継がれてきた茶塗づくりで、高山は全国で唯一の茶室の産地として発展しています。
高山竹林園は、高山の地の伝統ある竹製品をPRするとともに、地場産業の一層の振興を図るために平成元(1989)年7月28日、「高山竹林園」が開設されました。
美しい庭園の中に資料館(展示室・和室・研修室)や竹生庵などを配した当園は広く一般に開放されています。
資料館には、茶筌・茶道具・編み針などの竹製品が一同に展示した展示室、和室、研修室があります。
資料館内の事務所で、「高山ソフト」、「お抹茶体験」、「茶筌」、「茶道具」、「竹編針」を販売しています。
竹生庵は、待合やつくばい、露地庭などがしっとりと美しい本格的な茶室です。
竹の生態園は、日本だけではなく、外国からも集められた竹や笹が約50種類植えられていて、様々な竹の生態を、観察することがでできます。
開園時間 9:00〜17:00 ただし、17:00以降の貸館使用がある場合は、21:00まで開館
休園日 12月27日~1月5日
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R4.1.8
住所: 奈良県生駒市高山町3440番地
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