今年最初のメンテナンスになりますが、新車から20年近く使ってきたイグニッションキーシリンダーを交換しました。
長年の使用により、キーの溝とシリンダー内のコマの摩耗によりガタつきが出て、
走行中にビビり音が出るようになり、キーON時に時々引っ掛かりも出るため
交換となりました。
購入した新品のキーシリンダーですが、今までのキーは使えなくなります。
通常のキーになるので、ドアロックは今までのキーを使うことになり、
2つキーを持ち歩くことになります。(ちょっと不便です(^^;))
それでは早速作業に入ります。
先ずは、コンビネーションメーターのカバーを外します。(ネジは3か所です。)
メーターカバーの上部に2か所
メーターカバー下部(イグニッションキーの近く)に1か所
この3本のネジを外したら、ステアリングのチルト位置を最下位置に下げます。
その後は、カバーを手前に引っ張るようにすれば外れてきますので、
クリップが外れたら右側に回転させるように回しながら外します。
メーターのカバーが外れたら、イグニッションキーの照明の部品を外します。
写真のイグニッションキーシリンダーの右上のネジを外せば、
照明のカバーが外れます。
外れたカバーは、邪魔にならない所に配線をずらしておきます。
これからいよいよキーシリンダーの脱着です。
キーシリンダー交換作業は、キーシリンダーカバーにある小さな角穴に、
細いドライバーのような物を突っ込んで、キーシリンダーの上部にあるボッチを
押すことで、キーシリンダーカバーからキーシリンダーを抜き取る事が出来ると、
修理書に書かれてましたので、それほどややこしくないと思ったのですが、
矢印のボッチを押さえると下に沈みこむ構造になっているので、
ボッチが下がるとキーシリンダーカバーとキーシリンダーのロックが外れる
構造になっているようです。
しかし、修理書の様に簡単には脱着できそうにないことが判明しました。
というのは、下の写真のようにキーシリンダー部と、ダッシュボードの下部の
クリアランスが1cm位しか空いてないので、普通に交換するとなると、
ステアリング系を分解するしかないことになります。
簡単に外すには、この隙間にキーシリンダーのボッチを押すことが出来る
特殊ツールを使わないと、キーシリンダー交換は簡単にはできません。
そこで、我が家のツールを調べてみたら、使えそうなツールが見つかりました。
それがこれです。
3年位前ですが、何気なく買ったツールのセットの中にかぎ型に曲がった
小型のツールが入っており、今回はこれを使った作業しました。
ツールキットの左上から4番目の物を使いました。
キーシリンダーの脱着には、キーを差し込んでACCの位置で止めておきます。
その後は、先ほどのツールをキーシリンダーカバーの角穴部に先端を差し込み、
上からボッチを押さえるように押し込みます。(矢印方向)
同時にキーを持って手前に引っ張ります。
ボッチが押された状態になると、「ガチャ!」という音と共にキーシリンダーが
抜けてきました。
無事取外し完了(^^;)
後は、新しいキーシリンダーにキーを差し込みACCの位置にしてから、
キーシリンダーカバーの溝に合わせて差し込むと完了です。
新しいキーシリンダーが装着出来ました。
後は、キー照明の部品を元どおり取付て、コンビネーションメーターのカバーを
取り付ければ作業は全て終了となります。
エンジンをかけてみましたが、問題なくかかりました。
また、キーのガタつきも無くなりました。
ただ、ドアロックのキーとエンジンスタートのキーの2つを持って歩くのが
面倒ですね。
今度はこのキーを一つにする方法を考えます。
Posted at 2023/01/20 20:26:49 | |
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