皆さんこんにちは。まさ☆すぱ~くりんぐです。
今回のクルマオタクの戯れ言の内容は、33だけぶっ叩かれる理由とその本質に素人の目線で、素人の解釈と偏見をもって解説しますんで、
テメーの偏見なんざブタのエサ!
って感じたら、社会人の貴重な時間を無駄にしないためにもブラウザバックしてくださーい。
89年(平成元年)にクルマの常識を変えたセンセーショナルなマシン。R32スカイラインGT-Rは登場しましたね!
ケンメリ以降16年封印されていた(GT-R)の名をカビ臭い裏の物置小屋から引っ張り出してきました←オイ
5ナンバーサイズのスカイラインに今も語り継がれ、世界では神格化されはじめてきたRB26DETTと、当時革新的な前輪の駆動配分を走行状況とアクセル開度に応じて可変させるアテーサE-TSには、度肝を抜かれた人もいたはずでしょう。
バブル崩壊後、日産の経営は傾きだしてしまいました。
その最中(さなか)の93年に、まずはR33と名乗る新たなスカイラインが出てきました。
95年のR33 GT-Rが出るまで、32Rと33が併売されていました。
33は丸くぬるっとして、ボテッとしたエクステリアとなり、さらには車体は大型化され、いきなり丸っこくもなりました。
市街地を走るだけなら車内が広くなったことはプラスになるはずでしたが、いにしえのスーパーマシンを謳い、スポーツするクルマとしては居住性は2の次。
このことには32をこよなく愛するファンからは(こうじゃない)という不満が。
さらには走りを楽しむクルマよりも、アウトドアや大勢で楽しくドライブする時代に突入していったことがR33にとって、そして日産にとっても大変な時期となったようです。
さらには、経営悪化から、コストダウンを余儀なくされ、ローレルと共用としたため、専用開発という(特別感)が薄らいだように見えるのも、33の評判が伸び悩む結果にもなってしまったのかとおもいます。
悪い評判はあとに残るもんです。
開発者はきっと焦っていたはずです。
だって、会社つぶれたらご飯食べれなくなっちゃうし、もう一度R32のようにみんなからモテたクルマを!!と当時現職だった方は思っていたかもしれませんね。
ある年のオートサロンにR33のコンセプトカーが出展。
R33に32の顔を張り付けたかのような顔つきと、33特有のゆるふわな全体に、期待したファンはどんな顔をしたでしょうか。
きっと、後がない開発者たちの焦りの表情が目に浮かびます。
事態を重く見たのか、95年にR33 GT-Rがよっこいせと出てきました。
しかし、コンセプトカーよりも迫力の増した顔や、角度調整が可能になったとんがったリアスポ。
太ったピカチュウが大迫力のライチュウになったようなイメージでしょうかね←
33を開発していた頃、満足な開発ができずに、苦難や苦渋の決断をたくさんしてこられたはずです。
むしろ、虫の息になっていた中で、それでもよく33を出したね!!って思います。
さらにきちんと細部も熟成させています。
ECUの精度向上、過給圧の上昇と、FRのように走らせるべくコーナリング中の前輪への配分を少なくしたりと、絶対的な速さに走る楽しさをさらに足した方向となりました。
ブレーキ類は32V-SPECと同じブレンボ(巷じゃスミンボ、ヤマハはヤマンボ)でした。
ボディ剛性の向上と大きくなった分だけ、走りは安定方向になりました。
しかし、それよりも同じ時期に始まった豆腐屋爆走喜劇(!?) 頭文字Dの作者による33への否定的な考えや、有名なビデオマガジン、ベストモータリングの1995年4月号で起きた広報車事件や、他社のスポーツカーがストップGT-Rを掲げてきたため、R32のような独走は許されませんでした。
32の頃はメーカーもバブルで元気で思う存分理想通りに作れたかと思いますし、他社に敵らしい敵もいなかった。
なおかつGr.A制覇という使命を与えられて世に出てきました。
しかし、R33が出た頃は280馬力のクルマが各社勢揃いし、メーカーも虫の息でした。
Gr.Aより車両規則の厳しい全日本GT選手権では、苦戦を強いられながらも総合優勝していましたが、まわりも力をつけ、更には伝統としてきた直6が重量やバランスの面で徐々に足を引っ張る結果に。
2002年はGT選手権のシリーズの中で唯一GT-Rは優勝していません。
このころはもうR34も生産終了の頃でした。
2004年まであったメーカー自主規制もまた、GT-Rのみならず国産スポーツのヨーロッパのハイパフォーマンスカーへの挑戦を阻んでしまったのでは?と思います。
つまり、私はこう考えています。R33がカスだなんだっての未だに言われてしまうのは、世の中の動きや出来事が悪く作用してしまい、 R33の優秀さをまともに評価できない中での登場であったのだと思いました。
ここで一度、R33 GT-Rの長さと幅を見てみましょう。さぁみんな!
車検証を見てみよう!
全長は4675mm。
これは多少のグレードによりますが、W11アベニールサリューと同じ長さです。
R34 GT-Rは4600mm。
こちらはC24セレナと同じ。
長さだけみたら5ナンバーですよ!
幅は1780mm
日本車の3ナンバーと5ナンバーの基準のひとつで、ベースの非GT-R以外のR33スカイラインは1720mmです。
余談ですが、S14シルビアは1730mmです。
5ナンバー車は1695mm以下となっているはずです。
経営難やまわりの情勢、ライバルマシンの台頭によりR33は苦境に立たされた状態であったことは想像に容易いことです。
でもね。33はカスだって言い張る頭硬い人じゃぁなきゃ、まだそんなこと言ってんの?ってまわりが驚きますし、32に比べりゃでかいですが、現代(2018年現在)にはこれよりでっかいクルマなんざいっぱいありますよ!
もう33も名車なんですよ。わかってあげてください。
33も中古相場上がって来ましたし、不幸にも各地でGT-Rを狙った盗難も起きてしまっています。
どうかみなさんのカーライフが無事であると共に、大切なマイカーと楽しい時間を過ごして行って欲しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。