RB26 セルモーター　分解＆清掃

皆さんこんにちは!!　
まさ☆すぱ~くりんぐです。
今回はセルモーターの動きが悪くなってしまって、時に「カツン」と一回音がしただけで始動不可能となってしまうので、25年分「2021年当時」の汚れを徹底的に落としてきれいにしていきます。

作業に取り掛かる前に、必ずバッテリーの電気を遮断しておきましょう。

電源端子を取り外したときにまわりと接触したときにスパークしてしまい危険です。

この電源端子は短めの12mmで外れます。
あとは平型の端子もいるので、プライヤーなどで掴んで外せます。

そして、セルモーターはミッションケースに14mmで２本で止まってるんですが・・・、手前の1本は簡単に外せるんですが、奥の１本がノールックでの作業となります。

首振りレンチの14ｍｍをセルモーターの上に突っ込みボルトにかけるんですが、かけたあとも２～３ノッチずつしか回せないんです。

ここは辛抱です。

外れてくるとそれなりに重く、自重で傾いてきます。

落下して顔などに直撃させないように注意しましょう。

車体からゴロリンと外したら、マグネットスイッチにつながってる太い一本も12ｍｍで止まってます。

モーター本体のプラスのビスと8mmの長いボルトなんですが、硬いのでナメないように注意しましょう。

はい。開けてびっくり玉手箱!!
開けてはいけないパンドラの箱!!(？)

これぞ25年分の汚れです!!

汚いですねぇ～。

軸を指で回そうとしても、硬いこと硬いこと。

モーターのブラシのカス、劣化したグリスの化合物(？)によってとぉぉぉっても硬く、渋くなっています。

これでは思うような始動ができないのもうなずけますね。

こちらの遊星ギアのほうも御覧の有様。

汚れマシマシ!!

早速内部のコミュテーター「でよかった？」を抜き取り、パーツクリーナーをぶっかけまくってここまできれいにしました。

そしてしっぽのブラシが当たる部分は紙やすりできれいにしました。写真にはないですがブラシの摩耗も見てみましたが、まだ少しは使えそうなので継続で使用します。

このブラシの接点と軸にはリチウムグリスを塗って軽快な動きをできるようにします。

こっちももちろんきれいにして、リチウムグリスを塗ります。

このマグネットスイッチもばらしてこの中にもリチウムグリスで潤してあげましょう。

稼働部分のほとんどにグリスを塗ってから組み立てて、バッテリーを直結。
ギュインギュイン回ることを確認。

12Vの電圧そのままに力強く回ってる様はこれまでの始動不可能による不安を払拭してくれそうです。

あとは取り付けるだけ。
外すときと逆の手順で戻します。

あの奥のノールックボルト(？)と再び戦ってしまえば楽な作業と思えるでしょう。

各部の増し締めして完了です。

以前は回ったとしても

「キョワッカッカッカッカ」
とダルく回っていたが、まるで新品やリビルトのように

「キョカカカカカカカ」と速くクランキングしてくれて、快調に始動してくれます。

始動完了したあとも「シュウゥゥゥゥン」と惰性で回ってる音もまた心地よい物です。
この快音はこれまでの疲れを忘れさせてくれます!!

今回の作業は、車検+R'sミーティングを控えてるときに、出費を抑えたいというケチな考えから行ったものでたまたまうまくいっただけのことであり、もっと詳しい方からすれば「そりゃだめだろ」とダメ出しの乱発となりそうなので、素直にリビルトや強化品に交換するほうが利口といえそうです。

ネットショッピング等では大体
15000円前後でリビルト品が用意されています。
日産グリーンパーツでは22000円とのこと。
強化品は3万程であるので、そちらにサクッと交換するのもOKでしょう。

参考になれば幸いですが、どの作業も「自己責任」でお願いいたします。