
今日のエボゴンは嫁さんと龍星の御供。
週末恒例のスーパーに御買い物です。
今日も暑かったなー。
ガソリンも高い上に、これだけ暑いと昼間は動く気になれません。
さて、今日の御題です。
本田技研工業のスーパーカブ。
6000万台という生産台数にもビックリですが、発売50周年という歴史には更に驚かされます。
バイクの王者と呼ぶに相応しいですね。
私が一番最初に取得した免許が原動機付自転車の免許でした。
大きなバイクは乗れないけれど、50cc以下なら原付免許や普通車免許で乗れます。
今思えば、原付免許の存在もスーパーカブと言う既成事実の御陰ではなかったかと思って感謝しています。
今では当たり前の様に走ってますが、当時、販売に踏み切った本田技研工業の技術開発力と先見性には頭が下がります。
スクーターの代名詞?イタリアのベスパだって、こんなに生産されてないと思うし、ここ迄世界中で売られていないと思います。
中古になっても東南アジアで馬鹿売れするこの性能。
開発当初から採用されている、スクーターでは有り得ない大径車輪からもスーパーカブの基本構想の素晴らしさを窺い知る事が出来ます。
スーパーカブにはスバル360にも通じるのものがあります。
必要にして最小限なのです!
日本人独自の考え方で作るからこそ、世界に通じるものが出来たのだと信じています。
そして、用途に合わせたバリエーションの豊富さは、軍用に代用出来るのではないかと思える程の頑丈さから来ているものと考えます。
例えば、郵便仕様車は小回りを良くする為に前輪を小径にした上で、色んな道でへこたれない様にテレスコピックサスペンションになっています。
御存知の方もいらっしゃるでしょうが、冬用にタイヤチェーンだって有るのです。
これが未だに世界で通用している証拠なのでしょうね。
それから、そのビックリする様な燃費!
当時、大学母校の自動車部が毎年エコチャレンジ?でカブのエンジンを使って鈴鹿に出場していたのを思い出します。
そう、1リットルで何km走れるかって言うレースです。何とエコなレースでしょう!
日本人だったらこんなレースが出来るのです。
私の学生時代の友人が、今のハイブリッドカーの様な運転の仕方をして107km/Lだったか走ったのを、懐かしさと共に頑張ってたなーと今更の様に思い起こしています。
こんなバイクが日本で生まれた事に、日本人として誇りに思います。
これからも、進化しつつバイクの王者としてエコの使者として君臨して欲しいです。
スーパーカブのモーターアシストハイブリッドが出来たら、どんな事になるでしょう?
こんな歳になったから?余計に期待せずにおれないのです。
最近、世界基準だとか言って大きなサイズのクルマになりつつありますが、私自身は歓迎しません。
素材の高騰に追従して車両価格も高騰し、車離れも加速し、何れ破綻します。
日本のメーカーには5ナンバーを世界基準にする位の信念が必要です。
そんな意味を込めて、Honda頑張れ!
<以下は出典記事>---------------------------------------------------------
発売50周年で6000万台を生産!
スーパーカブの凄さに改めて迫る!
そば屋の出前や新聞配達などのイメージが強いホンダのスーパーカブ。1958年に発売されて、50周年。そのスーパーカブが、世界での累計生産6000万台という記録を打ち立てた。これってどのぐらいすごい記録なの?
「自動車で最高のシリーズ生産台数を記録しているのはトヨタのカローラですが、2005年に3000万台を超えたばかり。2輪、4輪を問わず世界で一番多く生産されたエンジン付きの乗り物ということになりますね」(スクーター専門誌『スクーターファン』の三上編集長)
スーパーカブが、これほどまでに世界で受け入れられた理由は何なのだろうか?
「高性能で、扱いやすく頑丈だということでしょう。燃費の良い4サイクルのエンジンは、発売当時のライバルを圧倒する高出力でした。『そば屋が出前のときに片手で運転できるように』とクラッチレバーはなく、ウインカーも右手だけで操作可能。頑丈さに関しても『オイルを入れなくても走った』、『数年間放置したのに一発でエンジンがかかった』などの逸話があります」(同)
ちなみに現行モデルのガソリン1リットルあたりのカタログ燃費は、なんと110km。実燃費でも60~70 kmは走るという。ガソリン価格の高騰やCO2の排出量削減という面でも優秀な乗り物といえる。
もうひとつ、特筆すべきなのは販売戦略。
「発売の翌年、アメリカホンダを設立し、アメリカに進出しました。バイクの本場アメリカで成功することが大切だと考えたからです」(本田技研広報部・高山さん)
当時アメリカではバイクは“不良の乗り物”というイメージで見られていたが、ホンダはカップルや親子が楽しげに走る広告を展開し、「バイクはダメだけどホンダならいい、という母親がいたほどバイクの好感度を上昇させた」(三上編集長)という。
従来のバイクに対するイメージを一変させたスーパーカブ。お馴染み過ぎて見逃していたけど、実はとってもすごい乗り物だったのですね…。
(増谷茂樹/writerism)
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Posted at 2008/07/12 20:14:21 | |
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