ジョークールのブログ一覧

銀色の　月の粉降り　

木蓮は　夜を吸い込みて　天に飛ぶ





天から舞い降りてきた白い鳩は、月の粉が銀色に輝く夜に
やがて一羽一羽と再び天に飛び立って行くのでしょうね。　

11月のある日

傘の下　顔を宿した影に　見開いたままの思惑
鈍い断崖を加速する雨と
いびつな午後
裸木をつたうのは沈黙の枷

いくらかでも　なじりあえばよかったものを

雨をくるみがちに　もろく
やがて消失の角
息　ひとつ
ふいにつむる痕跡に躓くこともあろうか






１１月は新月が近づくと雨が降ります。
それはヒアデスの涙。

真夜中に涙一滴舞い込んで
黙った君と月を見る

碧月の楽器の音色聞けそうな夜
きっといつかまた逢える

　　　　　　　　　　　　　



今夜の月は、後の十三夜月。
いじわるな雲に邪魔されながらも、時折見える月は、コバルト・ムーン。

綺麗でした。







この後の十三夜、なんでも１７１年ぶりだそうで「ミラクル・ムーン」と呼んだり。
詳しい解説は、この人がしてるので、そちらをご参照あれ（笑）

まりえちんのブログ

まどろむ宵の所在を押し　
遥かな手のひらに生きる兆しをすする
燃えさかる拾得
天と地の区別なく続いている装いをしみこませ
つかむことができる一粒の密度
終わりかける表面
気を配る欲は姿をゆらして
かろやかな構図の中
血は撫で細かに浮かべる弾み
露呈をとどめるあなたの眠りを
矛盾はきれいなまぶたで祝う
不安の間を流れる迷路の渇いた肌ざわり
呟きのようにも感じられる
ここで聴く月の音色は
やがて地球に融けていく

火宵の月






皆既月食、見られました？
時々、雲に隠れながらも、赤みを帯びた月。
それがまた怪しげな美しさで、ｌまさに「火宵の月」でしたね。
（写真は白くしか写ってませんが・・・苦笑）

ビルの屋上から見ていたんですが、
何人かの人たちも、じっとこの月を見ていました。
月は人を寡黙にする。
そして..・・・・・・・