• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ジョークールのブログ一覧

2014年09月08日 イイね!

もう一つのかぐや姫伝説

シマは釣竿や魚篭など竹の道具を作る職人でした。
竹細工に飽きたある日、兄から無理に釣竿を借りて釣りをしましたが
魚に釣針を獲られてしまいました。
どんなに謝っても兄は、海に潜って探してこいと言うばかりでした。
落胆しているシマを見て年老いたシマの両親は竹で作った篭にシマを入れ海に沈めました。
海の底には、現世ではないもう一つの世界、常世があると信じられていたからです。
やがて篭は海の底の大きな筒に吸い込まれ、抜け出た先に華やかな宮殿が現れました。

宮殿にはツヅキ姫と呼ばれる美しい娘がいました。
二人はたちまち恋におち、幸せな暮らしは三年続きました。
そんな中シマは、故郷に残した年老いた両親が乱暴者の兄と暮らし悲しんではないだろうかと
心配になり、一旦、故郷に帰ることを決めました。
しかし常世に来た者は再び現世に戻ってはいけない掟がありました。
常世と現世の時間の乱れが生じるからです。
悩むシマを見かねたツヅキ姫は内緒で舟を用意して、シマを故郷に戻すことにしました。
そして別れ際、「生きていれば必ずまた会えます」とシマに言い、
一つの賜手箱を渡しました。そして、
「この箱は再び会ったその時まで決して開けないで」と付け加えました。

故郷に戻ったシマは驚きました。
両親はもとより顔見知りの者は誰もいなかったからです。
故郷を出たあの日から何百年も経っていました。

時は過ぎシマは老人となっていました。
山奥で竹細工を作り一人で寂しく暮らしていました。
ある時、一本の竹が金色に輝くの見つけ、その竹を切ると中には小さな女の子がいました。
やがて三月も経つと、その子は美しい娘と成長しました。
そこでナヨタケと名づけ、二人は幸せな日々を過ごしました。
ナヨタケの美しさに何人も求婚する者もいましたが、ナヨタケはすべて断りました。

そして三年が過ぎた八月の十五夜の日、
ナヨタケは突然シマに言いました。
「私も故郷に帰る日が来ました」
シマは、悲しそうな顔を見せるナヨタケを見て、はじめて気づきました。
ナヨタケは、あのツヅキ姫だったのです。

「生きていれば必ずまた会えます」

常世での三年。現世での三年。
これで常世と現世の時間の乱れは回復しましたが、
シマを現世に戻し、かつ自らも現世に来てしまったツヅキ姫には重い罰があります。
まもなくツヅキ姫を連れ戻しに来るのです。
「あの時の箱を開けて」
ツヅキ姫は叫びました。
急いで箱を取り出したもののシマは慌てて手を滑らし落としてしまいました。
中に入っていた金色の粉は、風で空高く舞い上がってしまいました。

「この粉は月で作られた不老不死の薬。
二人一緒に飲めば常世でも現世でも永遠に生きられる薬だったのです。
でももういいのです。
常世と現世で暮らした幸せだった日々。
その思い出は何ものにも換えられないもの。
私はその思い出だけで十分です。
でも、生きていれば必ずまた会えます。
たとえあなたがこの現世で命尽きたとしても、時が流れ、また生まれ変わり、
そしてまた私に会いに来てくれること信じ、その日を待つことにします」

常世から連れ戻しの使いが来ました。
ツヅキ姫は戻って行きました。
シマはあの時にようにまた海に沈み常世まで追いかけようとも思いましたが
それは許されるはずもありません。
嘆き悲しんだシマでしたが、ツヅキ姫が言った言葉を思い出し彼もまた言うのでした。

「生きていれば必ずまた会える」

それが何年、何十年、何百年後であろうと。



                          ~星野之宣 「再会」より~



今夜は八月(旧暦)の十五夜ですね。
雲間からですが、月、綺麗です。

「生きていれば必ずまた会える」

そう信じてます。
君は今、どこで見てるのかな。


















Posted at 2014/09/08 20:18:40 | コメント(4) | トラックバック(0) | 夜空への想い | 日記
2014年07月07日 イイね!

今日は七夕・・・・?

今日は七夕・・・・?こちらはやっと雨が上がりましたが、
台風の影響で各地、雨模様ですね。

7月7日と言えば、七夕ですが、
この空じゃ織姫さんと彦星さんのデートもままならないかと
心配されているかもしれませんが
安心してください。
ほんとの七夕は、今年は8月2日です。
ほんとうの七夕は旧暦で行うものですからね。
なんたって、二人が逢うのに欠かせない天の川を渡る月の舟が
今夜は月齢10のぽっちゃり系なので、これでは彦星さんも安定して舟に乗れない。
やっぱ七夕には月齢6前後の上弦の月でないとね。

8月2日は、ちゃんとその上弦の月が出てきます。
当日、その月が、天の川にかかる時刻は、夕方ぐらい。
なので、舟に乗ってる彦星さんを見つけるのはまだ空が明るいので無理かもしれないけどね(笑)

さて、ここからは夢があるのかないのか、こじつけのお話。
上の画像は、こと座です。
いちばん大きくて明るいのが、ベガ。これが織姫さんです。

こと座は、6個の星で構成されてますが、4個の星で囲まれた四角形。
これが二人が密会を楽しむ瓜畑です。
七夕の夜には、絶対に瓜畑に入ってはいけないという、言い伝えがあるのは、
二人の密会を邪魔するなというとこらからきているのでしょう。

それと、四角形の一辺のところにM57星雲というリング星雲があります。
これが彦星さんが織姫さんに贈った結婚指輪だとする話も。

そして織姫さんのベガ。
ベガを真ん中にして2個の星が左右にありますね。
これが織姫さんの子供です。
二人? いえいえ、違います。
このうちの1個が二重星なのです。
ということは、双子ちゃんを含む計三人? いえいえ違います。
実はこの二重星自体もダブルダブルスターという名の二重星なのです。
つまりえっと。。。。織姫さんは、いっぱいお子さんを持ってるんですね(笑)

また、沖縄では、この2個の星を、織姫さんの実子星、継子星とも呼んでるそうです。
って、・・・・・・・・織姫さん・・・・・(汗)


わし座のアルタイルこと彦星さん。
こちらも調べるといろんな話がありますが、長くなるのでまたの機会に。


8月2日はこんな夜空です。
来月になれば天候も落ち着き、きっとこんな星空が見えるでしょう。
その時こそ、ほんとうの七夕を、楽しみたいですね。










Posted at 2014/07/07 18:29:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | 夜空への誘い | 日記
2014年06月21日 イイね!

二つの月さん

二つの月さん来てくれましたか~?
駐車場で、どの~まるなフィルくんを探したけど、
見当たらず。
今年もお会いすることは出来ず、
傷心のうちに帰りのS.Aで、
バニラと抹茶のミックス・ソフトクリームをぺろり(笑)

は、さておき、岡崎美術館での「蛍光会」写真展に。
今年は130数点の写真が集まりました。
主宰者がけっこう有名な写真家なので、どれもこだわりの写真ばかり。
いつもながらに見応えがある写真展となっています。

明日までやっています。
お近くの方は、観にいってくださいな~。



Posted at 2014/06/21 18:40:31 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2014年06月15日 イイね!

キノコのあんかけスパとバナナカレー

今日のランチ。
ランチタイムしかやってない近所のスパゲッティ屋さんの「キノコのあんかけスパ」






今日の夕飯。
レトルトのカレーにバナナをトッピング。手作りです! と言ってもチンしただけですが。笑





さて、あなたはどっちが食べたい? (笑)





Posted at 2014/06/15 23:06:38 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2014年06月11日 イイね!

お知らせ

お知らせ今年もやります。

よかったら来てよね~♪
Posted at 2014/06/11 21:26:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「遠距離電話 http://cvw.jp/b/158953/45010251/
何シテル?   04/11 20:18
星のソムリエ 月の詩人
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

愛車一覧

その他 その他 その他 その他
ぉかゆ
ダイハツ コペン ダイハツ コペン
ヽ(*’-^*)。
ダイハツ ミラ ダイハツ ミラ
ヽ(*’-^*)。

過去のブログ

2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2005年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation