
若き日の恋は、はにかみて
おもて赤らめ、壮子時の
四十歳の恋は、世の中に
かれこれ心配れども、
墓場に近き老いらくの
恋は、怖るる何ものもなし。
~川田順~「恋の重荷」序
1948(昭和23)年、歌人の川田順氏が弟子の大学教授夫人とともに家出した。
当時、川田順は68歳で、3年前から続いた同氏の歌弟子前某大教授夫人俊子さん(40歳)との
恋の行く末を悲観して、死を覚悟しての行動だったが、養嗣子に連れ戻された。
しかし翌年、二人は結婚した。
この家出した日が11月30日。つまり明日。
でもって明日は「老いらくの恋の日」または「シルバーラブの日」だそうです。
歳の差28歳。しかも川田順は68歳。どうよ、これ?
私も頑張ってみようかな~と・・・・・・いや、思いませんがね。(笑)
三国連太郎、原田美枝子主演で映画化されているみたいですね。
観てませんが。
画像はその映画「虹の岬」。
原作は、堤清二。あの堤義明の兄なんですね。知らなかった。
「樫の実のひとり者にて終らむと思へるときに君現はれぬ」
~川田順~
「はしたなき世の人言をくやしともかなしとも思へしかも悔なき」
~鈴鹿俊子~
Posted at 2006/11/29 21:09:22 | |
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