家の玄関先に咲いていました。
「おたふくあじさい」ちゃんです。
ぷっくらとした花の形も名前も愛らしい紫陽花です。
まるで誰かさんのようで・・・・(笑)
愛知県蒲郡市の形原に伝わるお話です。
「紫陽花寺の伝説・花盗人」(形原温泉おじさいの里(愛知県蒲郡市))
その昔、形原町が「かたのはら村」と呼ばれていた頃、一人の娘が人目をはばかるように、
両手いっぱいに紫陽花の花を抱え、夜道を歩いていたそうな。
家に戻った娘は、ほっとため息をつき、紫陽花の花を玄関の引き戸の上に飾り付けた。
「さあ、これで今年も災難に遭わず、お金にも不自由せずに済むことだわ」とつぶやいて、
年に一度の盗みを仏様にあやまったそうな。
これは形原の町に古くから伝わる俗信で、人に見つからず、他人の家の紫陽花を
盗ってきて玄関に吊すと、お金が貯まり、厄除けになるということです。
しかし、お互いに他人の紫陽花を盗み合ったために、見かねた補陀寺の住職が
「寺に紫陽花を植えておいてあげるから、この寺の花を取っていきなさい」と
境内に紫陽花を植えたといいます。
で、今もこの風習は形原町の一部に残っていると言われてますが
こちらは確認してません。お近くに(?)お住まいの二つの月さん、調査の方よろしく。(笑)
Posted at 2007/06/18 18:46:52 | |
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