
待つほどに つのる想いを
どうしたらよいのだろうか 白い秋桜(コスモス)
そばにいて お願いだからそばにいて
あの花びらが 風に舞うまで
~宮田美乃里~
今日は、秋晴れのいい日でしたね。
コスモスも風になびいて気持ちよさそうでした。
でも、見ようによっては、宮田美乃里さんのように、
コスモスに抑えきれない想いを反映させる情熱的な花でもあるんです。
宮田美乃里さん・・・・。
彼女は、がんと告知され、その痛みや苦しみに耐えながら一日一日を大切に過ごし、
3年前、34歳という短い人生を終えた女流歌人です。
森村誠一氏が、彼女をモデルとした連載小説「魂の切影」を書いてます。
ところで、日本に最初にこの花を伝えた人、ご存知ですか?
それは東京美術学校(現東京芸大)の彫刻の教授としてイタリアから来日した
ラグーザ教授だといわれています。
明治時代、ラグーザ教授は36歳の時、
東京都港区芝園橋の自宅の庭で絵を描いていた16歳の清原玉に出会い、
彼女に絵の才能を見出しました。
そしてラグーザ教授は玉に、当時の日本にはまだなかったコスモスの種を贈ったとされてます。
二人は、玉が19歳の時にイタリアで結婚しました。
ラグーザ・玉は、後に日本最初の女流洋画家となります。
ラグーザ教授は、16歳の玉さんが、コスモスの花の妖精に見えたのかもしれませんね。
コスモスって、優しく可憐で、でもどこか情熱的で・・・
コスモスの花言葉、「乙女の純潔」。
コスモスは、乙女の化身?
コスモスは、過去にも取り上げてます。
コスモスの花物語を知りたい方は、よければリンク先でね♪
ピンクのコスモスと、白いコスモスのお話。
Posted at 2008/10/18 19:55:10 | |
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花便り | 日記