ジョークールのブログ一覧

半影月食、始まりましたね。

と言っても、肉眼で見るのは、じーと目を凝らさないと
分かりづらいですが。
でもいつも見る満月とは違って、なんとなく月そのものに
地球の影が覆い被さっているような感じが
分かるかもしれません。
←携帯のカメラでは、全然判別つきませんが（苦笑）


地球の影には、太陽の光が全く達しない濃い影（本影）の部分と、淡い影（半影）の部分があります。
本影の部分に月が入り込むのが、皆既月食や部分月食で、
半影の部分に入り込むのが半影月食です。
なので今夜の月は欠けたようには見えませんし、色の変化もはっきりとはわかりません。
でもその微妙さ、繊細さが、はっきりと見える皆既、部分月食とはまた違って
趣のあるものかもしれませんね。

食の最大は２３時半頃。終わりは０２時頃です。
ちょっと肌寒いかもしれませんが、外に出て、同じ月、観てみませんか？

予約してあったミスタードーナッツのクリスマスセットが
今日から引渡しできるので早々に
もらってきました。

モンブランハウスセットとバラエティセットに
スヌーピーと仲間たちの絵柄の
ペアマグカップとペアプレートがおまけについてきます。
つか、おまけの方が重要だったりして（笑）


keiさんも当然、予約してあるよね。
それにしても、クリスマスまでまだ一ヶ月あるというのに
さすがに早すぎ？（苦笑）

雨、よく降りましたね。
秋の雨といえば、秋時雨とか秋霖とか言う、細かくてしとしと降る
イメージですが今日の雨はそれとは違って、
そう、白驟雨（はくしゅうう）といった名前が合いそうな雨でした。

驟雨とは、短時間に激しく降る雨のこと。
それに陰陽五行思想で配された秋の色、白を付け、白驟雨とすると
断続的に激しく降る秋の雨、ということになります。

（ちなみに、春は青、夏は朱、冬は玄（黒）です。北原白秋の名前もここからきています）




秋の雨は、どこか、もの悲しい感じがするものです。
でも、それはそれでまた、趣のあるものです。
受け入れてしまえさえすれば.・・・・・・




「雨の符」　　　　～城野冬彦～


問いの発端であるかのように
握り締めたままの手
雨の符は　遠い記憶の内側へ
もろく　やがて消失の曲がり角

あなたの最後の変容のあいだ
冷たい雨の後の照りかげりは
幾度も私を振り向かせたが
雲は散らし風に煽られるように
あなたは去った

唇に上せるより先に
奪い去られる言葉
だが
見出され　読み返され　組みかえられて
措辞は平衡を取り戻す

あなたがそれと知らずに持って行ったものは
ごく単純な言葉だったのだと
愛のように告げる

個人的には抽象画はあまり興味がありませんが、
印象派のような絵はかえって人の目をそちらに
持っていってしまうので、あえてカンディンスキーに
してみました。
なにも主張しない感じが、これでまた合ってるんじゃないかと・・・



新しくオープンするイタリアンのお店の壁にかける絵を任されました。
いかがでしょうか？
ただし、ワシリー・カンディンスキーは、ロシア、ドイツ、フランスで活躍された画家なので
イタリアンのお店とはあまり関係ないのですが（笑）

１１月に入りまたぐっと冷え込んできましたね。
みなさん、お風邪をひかれぬよう。
私は、寝るとき、プーさんのでっかいぬいぐみに加えて、
これまたでかいキイロイトリさんも引っ張り出してきました。
両方に挟まれて寝れば少しは暖かいかな（笑）




Un día de noviembre:（１１月のある日）　 Leo Brouwer






とほい空でぴすとるが鳴る。
またぴすとるが鳴る。
ああ私の探偵は玻璃の衣装をきて、
こひびとの窓からしのびこむ、

床は晶玉、
ゆびとゆびとのあひだから、
まつさをの血がながれてゐる、
かなしい女の屍體のうえで、
つめたいきりぎりすが鳴いてゐる。

しもつけ上旬（はじめ）のある朝、
探偵は玻璃の衣装をきて、
街の十字巷路（よつつぢ）を曲つた。
十字巷路に秋のふんすゐ。
はやひとり探偵はうれひをかんず。

みよ、遠いさびしい大理石の歩道を、
曲者はいつさんにすべつてゆく。


～ 萩原朔太郎　「殺人事件」～