
Das sind in sich selbst getrennt?
Sind es zwei, die sich erlesen,
Dass man sie als eines kennt?
~Goethe~
これはもともと一枚の葉が
二つに分かれたのでしょうか?
それとも二枚の葉がたがいに相手をみつけて
ひとつになったのでしょうか?
今日はこの年、一番の冷え込みとなりました。
木枯らしも吹き、寒いですね~。
街路を歩いていると、イチョウの葉が風に煽られて空に昇っていくように舞っていました。
イチョウは、「銀杏」、「鴨脚樹」、「公孫樹」と書いたりしますが、
「銀杏」はその実から、「鴨脚樹」はその葉の形から、
そして「公孫樹」は、孫の代に実がなる樹だからそうです。
イチョウは、もともと中国から伝わったのですが、その時代の中国語「鴨脚」(イアチァオ)が
日本に渡った折に「イチョウ」と訛って発音され、
それが今日の「イチョウ」の名前の由来となっているそうです。
しかし、おもしろいのは、イチョウの学名「Ginkgo biloba」。
この「Ginkgo」は、約300年前日本からヨーロッパにイチョウが渡ったとき
「銀杏」を「Ginkjo ぎんぎょう」と読み、それがまた本にされるとき
誤って書き間違え「Ginkgo」となってしまったそうです。
なんか、訛ったり、書き間違えたりで、なんかおかしいですね。
ちなみに「biloba」は、「二つの破片」。
葉が二つに大きく分かれるところからきているそうそうです。
ゲーテは、はるばると東洋から渡った「イチョウ」が自分の庭に植えられたとき
この樹に心癒され、その二つに分れた葉を見、上記の詩を書いたのでしょうね。
ゲーテの故郷ドイツのケルンの植物園に、この詩が書かれた立札があるそうです。
そしてドイツの人々は、日本から伝わったこの「イチョウ」を一際、愛でているそうです。
と、ドイツにいる友達が言っていました(笑)
Posted at 2013/11/29 17:18:47 | |
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