折れん心！

D1 Rd.8 富士の予選を１位で通過し、決勝(単走ファイナル）でも18位となって追走に進出したKPを駆る岩井さん
(上記下線からD1オフィシャルサイトを飾るKPの雄姿が！）

そしてついに始まった追走1本目の後追いは、誰もが「いけた！」と思わせる走りながら、最後の最後で僅かにRがゼブラの切れ目からダートに落ちたか、コントロールを失って痛恨のスピン


こうして、これ以上ない走りをみせつつ、結果的には大きなビハインドを背負って始まった追走2本目
1本目の高揚感のまま、前走となる状況
前後を入れ替え・・・心も入れ替え！？
ドライバーの心境がどんな感じなのか、知る由もない中、2本目がスタート！

会場にはスタートを切った４AGの唸りが響き、３００Rの奥から飛び込んできたKPの姿
「これまでにない音がした！」と岩井さんにいわせた４AGターボは、倍以上の馬力を誇る時田選手と互角以上の加速を見せ、３００R～降り返し～ヘアピン進入



前を遮るもののない前走で、1本目以上の走りでアウトクリップまで飛ぶ精神力
失敗してしまうと動揺し、普段何も考えなくても出来るような簡単なことでも失敗を犯す自分
目の前のドライバーは、1本目のミスに臆することなく、これまでで最高の走りを披露



アウトクリップからヘアピンCPに向かう時点で、完全に時田選手を上回る、今回最高の走りを見せたKP岩井さん
追走2本目の採点結果は岩井さんに大きなプラスでした

が、ミスなく磐石の走りで2本目を纏めた時田選手に対し、2本目の走りでも1本目のポイント差を埋めるには及ばず・・・
残念ながらここで敗退となった2011D１ Rd.8 富士

Special Thanks　：　画像提供 妖刀ムラマサ(旧BABA6)さん ＆ 株式会社オクヤマさん ＆ T-ａｈｓａｎさんさん


～ ～ 閑話休題 ～ ～

もし1本目のスピンがなかったら・・・
1本目で多少のポイント差があったとしても、後追い2本目で見せた走りなら・・・勝ち残れたのでは?

あるいは
もし1本目が後追いでなく先行だったら・・・
前走の走りでポイント差をつけることができ、後追いとなる追走２本目は逆の立場になれたのでは？

そんなタラレバを繰り返す私の目の前に・・・
走り終えたばかりの岩井さんとチーム監督の植田さんが交わす熱い握手


（画像提供：みみくりさん）

タラレバでマイナス思考の私の目の前で、すべてをやり切った感のある二人の眩しさに、思わず拍手を送ってしまいました




追走2本目が終わり、折り返し地点から戻ってきた2台に対し、惜しみなく送られる拍手の渦

こんな素敵なイベントを間近で見ることの出来た幸せと、そんなチャンスを下さったTeam Actionの皆さんのご好意に心から感謝した2日間


わしも簡単に折れんで頑張るっちゃけんね！