昨日は、名古屋大学で行われた、
最新科学による
西アジア文化遺産の調査と保護
をテーマにした公開シンポジウムへ。
学会なんていうと堅苦しくて、
難解なイメージがありましたが、
全然そんなことなくてめっちゃ楽しい(^-^)
昨日のプログラムでは、
「パルミラ遺跡の将来」
「原子核乾板を用いた宇宙線イメージングによるエジプトのピラミッド調査」
「UAV-SFM手法によるギザのピラミッド群のGNSS測量」
「西アジアのテル型遺跡における調査支援パッケージの試案」
「デジタル時代の手軽な調査記録方法」
という、一見難しそうな題が並びましたが、
中身はドローンやGPS、デジカメ、
インターネットなどを使って、
遺跡をいかに安く、簡単に、素早く、
でも正確に調査記録するかとか、
遺跡の保全修復に役立てていくかといった内容が主。
宇宙線を用いてピラミッドを透視する、
なんてのはちょっと無理ですが、
こんなことなら、
その気になれば私でもできるな~(^-^)
という内容が多かったです。
工事現場からたまたま出てきた縄文遺跡から発見された、
土器や土偶のカケラや、
中学の体育倉庫建て替えの際に、
なぜか発見された江戸時代あたりの人骨に、
わくわくする子供時代を送っていたので、
スマホとデジカメ片手にやってみたくなってしまう!
大変脳内エキサイティングな時間でした(^-^)
また、同好の士と知り合えることも楽しい🎵
ノリは完全にオフ会。
シンポジウム後は、
晩御飯食べながら古代エジプト話で盛り上がりました。
周囲から見たらヘンな集団だったかも(笑)
ただ、ISに破壊されたパルミラ遺跡の写真の数々は、
本当に心が痛くなりました。
先日もトルコ軍の空爆で遺跡が破壊されましたし、
ISに対抗する政府軍やロシア軍によって、
ISの拠点とされている遺跡が破壊されることもある、
(実際、パルミラ博物館は破壊された)
と聞くと、切なくなりますね……。
そうでなくとも、カンボジアやメキシコやペルーで、
ボロボロになっている遺跡をたくさん見てきたので、
そういった遺跡も含めて、
早急に手を打たなければならないのはよくわかります。
と同時に、
千年前に建てられた木造のお寺が、
今なお現役で拝観できる日本の遺産の素晴しさ(^-^)
日本史好きとしては、
そちらも感じずにはいられません。
学生時代、世界史は好きじゃなかったですが、
学校で習う世界史の大半は欧米史なんですよね~。
私が好きじゃなかったのは、
欧米史ばかり偏重する学校の世界史であって、
世界は広い!面白い!
そう再認識できた1日でした(^-^)
Posted at 2018/02/11 14:45:22 | |
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