6月10日の朝は、最悪だった。
手も足も痺れていて、感覚がおかしい。
頭がクラクラする。
でも、母とは9時にホテル出発と約束していたので、
とりあえず気分だけでもすっきりするかと、
少し熱めのシャワーを浴びてみることに。
これが大失敗だった。
身体がグラグラ揺れて立っているのも辛い。
ふと目に入る、鏡に映る顔は土気色。
ホントに死ぬかもしれん……。
9時少し前に母がドアをノックする音に、
身体中の力を総動員してドアを開けたのを最後に、
身体に全く力が入らなくなってしまった。
この日は鹿島神宮にお参りに行く予定だったが、
すべてキャンセルして「とにかく帰らにゃあかん」と、
フロント、父、相方に電話をかけまくり、
なるべく身体の負担少なく帰れるように段取りを整えてくれた母には、
本当に頭が下がる。
それでもどうしても動けず、
昼過ぎまではそのままホテルに滞在。
最小限の貴重品以外、すべての荷物を宅急便で送り、
貴重品と水1本だけを母が持って、
タクシーで品川駅へ向かうことに。
倒れたらそのとき、と覚悟を決めてなんとか歩くのだが、
まっすぐ歩くのが難しい。
切符を買う間がとてつもなく長く感じる。
ホームまでが遠い。
イヤな汗が全身から吹き出る。
倒れなかったのが不思議、という状態だったが、
なんとか持ちこたえて新幹線で一路名古屋へ。
名古屋駅まで相方に迎えに来てもらって、
後部座席に倒れ込んだところまでは覚えているが、
次に気付いたときはもう自宅直前。
生きて帰ってきたぁ……というのが、
大袈裟でなく、正直な感想


Posted at 2012/06/21 15:35:24 | |
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