
今日はアンコール・トム周辺の、
小さな遺跡を回りました。
←コレは焼き煉瓦で出来た塔のレリーフ。
カンボジアの遺跡は、
仏教遺跡とヒンズー教遺跡に大別されますが、
ここはヒンズー教の時代に作られたものなので、
ヒンズーの神々のレリーフが彫られています。
これはヴィシュヌ神の奥さん・・・・だったかな?
焼き煉瓦は砂岩より硬いので、
室内は比較的きれいにレリーフが残っていますが、
アンコール・ワットより古い時代のものなので、
外にある彫像はほとんど壊れてしまっています。
すぐ近くにあるバンテアイ・クディは、
上智大学が中心となって修復を続けている遺跡ですが、
ここの崩壊度はさらに高く、
まさに瀕死の状態。
塔には応急処置としてタガがはめられていますが、
これもいつまでもつものなのか・・・・。
さらにタ・プローム遺跡には、
こんな光景が広がっています。
元々密林の中に埋もれていたという遺跡で、
内戦の時代には地雷がたくさん埋まっていた場所です。
最近になってやっと調査・修復が行われるようになりましたが、
自然による浸食に、人間が追い付いていない状態。
つっかい棒をしたり、ジャッキアップをしたりして、
なんとか抗ってはいますが、
いつ倒壊してもおかしくない、危機的状況にあります。
これも栄枯盛衰の理のひとつと、
壊れてゆく遺跡をそのままに見守っていくべきなのか?
それとも出来る限りの修復を行うべきなのか?
遺跡の修復は儲からないけどめちゃめちゃお金がかかるものなので、
いろいろ考えると、哲学的思考にはまってしまいそうです(^^;
そんな遺跡の外では、
野生の猿と売店のオバチャンが仲良くおやつタイム♪
なんだかほっとする光景でした(^^)
Posted at 2014/02/17 23:51:12 | |
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