
本日は、千秋楽の顔見世へ。
御園座が工事中なので、
今年も市民会館での公演です。
久しぶりの仁左衛門さんでしたが、
以前のイメージよりどっしり感が増して、
安定した印象になった気がします。
ただ、キャラの濃さはないので、
役にすっぽり入り込む感じ。
何をやっても勘三郎、
というのとは一線を画するというか。
どちらが好きかは好みの分かれるところかも?
でも、舞台としての落ち着きはあるような。
今日の出し物は寺子屋でしたが、
完全に食われる染五郎さん。
役者が違うというところでしょうか。
主君を守るために敵とバチバチと火花を散らす役としては、
ちょっと芝居が大人しいのかもしれません。
でも、その染五郎さんも品川心中になると、
途端に息を吹き返した感じでよかったです(^-^)
腹に一物置いた役よりも、
カラッと明るく軽い役の方が似合いますね~。
ずっしりした役はまだこれからかな。
ちょっと残念だったのは、
時蔵さんの執着獅子。
身体のこなしが……衣装負けしてるというか。
まだそれほどの年齢ではないので、
ちょっと誤魔化し気味な感じがしちゃいますね。
トシの割にキレイなのはキレイなんだけど……
やはり獅子は身体のキレがほしいので、
物足りなさを感じてしまいます。
あと、頑張ってる感じがしたのが、
新悟さん&梅枝さんの若手女形コンビ(^-^)
これからが楽しみな2人です。
もうちょっと顔がふっくらすると、
なお可愛くて良いのですが。
現代っ子らしくすらっとしてて顔が小さいので、
カツラが大きく見えちゃうんですよね。
ずいぶん小さくまとまった髷にはなってると思うんですが、
それでも大きく見えるということは、
いかに顔が小さいかということかと。
洋服だとその方がカッコイイんですが。
でも、一生懸命で、奮闘中な感じがして好感が持てます♪
んで、いつ御園座完成するのかなぁ。
名古屋はどんどん劇場がなくなってきてるので、
淋しい限りなんですけど・・・・。
Posted at 2016/10/26 20:48:43 | |
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