
エジプト旅行2日目午前中は、
サッカラ地区へ。
ここは最古のピラミッドといわれる、
ジョセル王(ネチェリケト王)のピラミッドがあるところです。
造られたのは紀元前2600年代。
2600+2000で、およそ4600年前のものですね。
日本なら縄文時代かな。
(ただし、縄文時代はめちゃめちゃ長い)
このピラミッドの特徴は、なんといってもこの形。
(ダレたラクダが気になるのは置いといて・・・・)
これ以前の墓はマスタバと呼ばれる直方体なのですが、
マスタバを重ねることで階段状にしたと言われるこのピラミッドは、
見た目そのまま階段ピラミッドと呼ばれています。
なんで重ねようと思ったんだろう?
太陽に近づきたかった?
直方体をただ積み重ねると、
いろいろと不都合が出てきたらしく、
付け足して増築した跡なんかもわかります。
日干し煉瓦の積み方が外へ外へと層状に変化しているのがわかりますか?
つまり、最初からきっちり計算して作ったのではなく、
「もうちょい大きい方がいいんじゃね?」と、
その都度増築したという・・・・(笑)
今回のツアー、そういった知識をいろいろと教えてくれるのは、
世界ふしぎ発見でもお馴染みとなったこの方♪
10年前のエジプト旅行でもお世話になった、
考古学者の河江さんです。
ただし、今回はガイドでなく講師!!
また、どのピラミッドも同じですが、
周辺には神殿、王の家族や側近の墓などの付属施設があります。
階段ピラミッドもきちんとその形式は整えられていて、
最古の列柱室の残る神殿があったり、
セド祭という、王の権威を表すための祭を行う広場があったり、
(広場の反対側にも同じものがあって、王がその周りを走ったのだとか)
深い竪穴式の墓があったりします。
ピラミッドは基本的に上部構造(=ピラミッド)と下部構造に分かれていて、
ここは迷宮のように地下通路が巡らされているとか。
ピラミッド周辺には、古王国時代のものと推定される土器片がいっぱい。
あまりにも普通に落ちているのでびっくりしますが、
これも貴重な遺物なので、
触る→OK
拾い上げる→OK
撮影する→OK
持ち帰る→逮捕
なるべく元の位置に戻してください、とのこと。
ご注意を。
Posted at 2018/02/28 02:22:47 | |
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