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さくらさくのブログ一覧

2018年03月07日 イイね!

エジプト旅行記⑲

エジプト旅行記⑲エジプト旅行も終盤。
総まとめをするかのように訪れたのは、
カイロにある考古学博物館です。

ここのすごいのは、
中庭に無造作に置いてあるオブジェも、
すべて本物の遺物だということ。
観光客がまたがって写真を撮っているスフィンクスも、
ホンモノなんですよ~、と言いたくなる感じ。

10年前に驚愕したこれも、



相変わらず、誰も見向きもしない片隅に転がっていた・・・・。
ツタンカーメンの父、アクエンアテンの石棺なのに。

そういえば、2階で特別展示されているこれも、



収蔵庫の片隅でくしゃくしゃに丸められたまま、
何十年も放置されていたんだってね~。



ツタンカーメンの墓から発見された金の薄板だということがわかって、
成り行きでドイツ隊(だったか?)が修復したら、
見事な模様が現れてびっくりだったとか。

最近話題の「叫ぶミイラ」も、
どこにあるのか誰も知らなくて、
キュレーターも係員も知らなくて、
現地ガイドさんが汗だくになって探してくれたよ(^^;
(結局、第二ミイラ室にあった)

そう、ここエジプト考古学博物館の通称は「倉庫」。
それくらい雑然としていて、物があふれているんだけど、
誰も見向きもしない、気づかないところに、
面白いものが転がっているかもしれない!!
そもそも、日本で「大エジプト展」とかやるときなんて、
ここで無視されてるようなものが展示されてんじゃないの?

というわけで、今回は私の琴線に触れた物だけを、
考古学的価値とか財宝的価値とか無視してお届けします。

まずは謎シリーズ



↓真ん中より、その両脇の図がね



↓猫じゃなくて、その右の図がね



↓こんなに見つめられるとね



もう、宇宙人感満々ですよね~。
存在が不思議すぎて、説明が耳に入ってこないというか(^^;
ぜひ、作った人と話してみたい。


次は、人物シリーズ



↓通称・お風呂



↓ならこれは、混浴?



↓目力強い



↓某歌舞伎役者に似てる



↓みえるって



↓だから、みえるって



↓反省した?





そして動物シリーズ



↓ナメクジ?



↓同じヒョウなのに・・・・



↓これはないだろう



↓むちむちのお尻



こういうのを見つけてしまうと、
それだけで楽しくなってきますよね~♪

もちろん真面目な歴史も好きなんですが、
今回のエジプト旅行でより強く感じたのは、
古代エジプトの遺跡や遺物の人間臭さというか、いい加減さというか、
真面目にきちんとやろうとしてるのに、外れてしまった部分というか、
決して完璧でない部分こそが面白い、ということでした。

10年前の自分とは、少しスポットの当て方が変わってきたようにも思います。
それは歳を取ったせいでもあるのでしょうし、
エジプト以外のいろいろな古代遺跡を見てきたからだともいえます。

クメールやマヤ、アステカにインカ・・・・
もちろん日本の歴史も魅力的ですが、
そういったものを通して古代エジプトを見る、
あるいはその逆の脳内変換をすることで、
画一的でない古代エジプトの面白さに気付けたような気がします。
Posted at 2018/03/07 04:22:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記
2018年03月07日 イイね!

エジプト旅行記⑱

エジプト旅行記⑱ルクソール最後の見学地は、
ハトシェプスト女王葬祭殿です。
ここは、王家の谷の真裏に位置しているので、
「王家の谷のピラミッド」を裏から見ることができます。
←わかりますか?

ハトシェプストの父はトトメス1世、
夫はトトメス2世、
義理の息子がトトメス3世です。

トトメス2世の死後、
幼いトトメス3世が育つまでの中継ぎとして、
共同統治という形でファラオになりました。
また、男装のファラオとしても有名です。
日本でいえば持統天皇のようなイメージですね。

いろいろな説がありますが、
義理の息子であるトトメス3世はハトシェプストを嫌い、
彼女の死後、この葬祭殿も破壊されました。



その傷跡なのか、はたまたさらに後世の人が破壊したのか、
美しかったであろうレリーフは惨憺たるありさま。



ずらりと並んでいたはずの彫像にも、
破壊の傷跡がはっきりと見て取れます。

そんな中にかろうじて残っているのが、



当時の彩色そのままであるという、
山吹色のレリーフ。
べたべた触っている人や、荷物などでこすっている人もいますが、
そういうことはしてはいけません。
なくなってしまったら、二度と戻らないのです。



日の当たらない部分で、
破壊の手が及ばなかった部分には、
美しい彩色が残っているところも。

よく見ると・・・・



描きかけのレリーフなんかもあったりして♪
こういうの、人間臭くて好き。

また、つい最近公開公開されたのが、
この葬祭殿の至聖所です。



ここもだいぶやられてますね・・・・。





天井が黒いのは、



後世、ここに住んだ人が火を焚いたからかな?
墓や神殿に住む人って、珍しくなかったんですよね。
いまでも、墓に住んでいる人はたくさんいますし。



↑至聖所の最奥にあたる部分。
神様やハトシェプストの彫像が置いてあったりしたのかも。

この至聖所、バクシーシ稼ぎのオッチャンがめっちゃ多いです。
奥の写真を撮ってやるから、カメラを貸せといって、撮影したらバクシーシ。
ロープ1本またがせて、写真を撮らせてはバクシーシ。



見たいものがあって、承知でバクシーシ出すならいいんですよ。
王家の谷では、私もそういうことをしましたし。
でも、この至聖所のオッチャンたちはちょっとやりすぎというか、
その価値がないように思えたので、全部無視。
流されるとぼったくられるので、ガッツリ断るのが大事です。

ちなみに葬祭殿の前にあるコレ↓



ごみ箱だと思って、ごみを投げ込む人が多いそうですが、
これも立派な出土品なんですよ~。

葬祭殿の横ではいまでも発掘作業を行っているので、



もしかしたら新たな発見がもたらされるかもしれないですね(^^)
Posted at 2018/03/07 02:45:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記
2018年03月07日 イイね!

エジプト旅行記⑰

王家の谷の見学を終え、
次は王家の谷を造った職人たちが住んだ街、
デル・エル・メディーナへ。

もちろんピラミッド・タウンと同じように、
職人たちを衣食住の面で支える職人たちや、
墓を造る道具を作っていた職人たちも住んでいたことでしょう。



ピラミッド・タウンよりも早くから発掘が行われていた分、
保存や修復も進んでいます。
住居の区画もよくわかりますね~。



当時はここに平屋の家が並んでおり、
食物などの貯蔵庫も作られていたそうです。
やっぱり、パンとビールと焼肉の生活だったのかな。

また、世界最古のストライキが行われたなんて話もあるとか。

そして、ここに住んだ職人の墓が、
やはりピラミッド・タウンと同じように、
少し高台にあります。



上部構造はミニ・ピラミッドな感じですね~。

この下には下部構造である玄室が設けられており、
(6人も入ったらいっぱいになってしまう程度の大きさですが)
王墓とはまた違ったレリーフが残されています。

王墓のレリーフは神々と王、
死者の書の呪文などがメインですが、
職人の墓のレリーフはあの世での理想的な生活の様子が描かれています。

残念ながら撮影禁止で写真はありませんが、
2つ見た墓はどちらもとても可愛かったです♪
とくにお気に入りは、踊るアヌビス神(^^)

かなりキレイだったし、可愛かったので、
「これが職人の標準的な墓ですか?」と訊いたら、
「そんなわけないでしょ~(^^;」と言われてしまいました。
公開されているのは、職人の中でも親方とか元締め的な、
かなり高位の人の墓だそうです。

こういう生活密着型の遺跡は、
トレジャーハンター的な成果を狙う人たちには人気がありませんが、
何千年も前の人の息遣いが聞こえてくるようで好きです。
素人にも許されるなら、
自分で掘ってみたらもっと面白いだろうな~。
ビール壺とか出てきたら、感動してしまいそう(^^)
Posted at 2018/03/07 02:04:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記
2018年03月07日 イイね!

エジプト旅行記⑯

エジプト旅行記⑯さて、王家の谷といえば、
ツタンカーメン王墓!!

ですが、ここはチケットを持っていても、
撮影することはできません。
壁画めちゃくちゃキレイなんですけどね~。
ツタンカーメンのミイラにも対面できるんですけどね~。
金箔貼りの棺も見れるんですけどね~。
残念。

ツタンカーメン王墓は、王家の谷の中でも小さな墓として有名ですが、
これには、ツタンカーメン王墓として作られていた墓を、
後継者(あるいは簒奪者かも)となったアイが奪ったのではないか、
という説があります。
墓の形式等からみても、かなり有力な説のようです。

また現在、ツタンカーメン王墓の玄室の奥に、
さらにもうひとつ部屋があるのではないかという仮説をもとに、
調査が行われています。

日本人技術者の渡辺さんが行ったレーダー調査では、
確かに部屋があるとの結果が出ていて、
その後ナショジオが行った調査は機器の選定ミスで失敗したようですが、
最終的には王墓のどこかに穴を開けて調べるしかないわけで、
その許可をエジプト政府と考古庁が出すかどうか・・・・。

もしかしたら、ツタンカーメンの義母であるネフェルティティの墓が、
そこにはあるのかもしれませんし、
他の何かがあるのかもしれません。
わくわくしますね~♪

で、ツタンカーメン王墓の次に訪れたのが、
ラムセス3世王墓です。



メルエンプタハ王墓とよく似た感じですが、
造っている途中で別の墓にぶつかってしまいそうになり、
慌ててコースを変更したという跡が残っている、人間臭さを感じる墓です。

また、「この墓は、蛇が多くてヤダ」と母。





う~ん、言われてみれば蛇多いかも。

中には「蛇?」な不思議キャラもいて、



頭が3つで足のある蛇とか、



人面の蛇とか。

こういうのがあるとですねぇ・・・・
宇宙人って言いたくなりますやん(笑)

これは普通の神様なんだけど、



これは不思議キャラの方ですね。



太陽と生首と星。
どういう意味が? と河江さんにも訊きましたが、
わからないと言われました。

この後訪れたのがセティ1世王墓。
セティ1世は、ラムセス2世の父親にして、
「エジプトで最も美しい神殿」とも言われるセティ1世葬祭殿を建てた人物。
(完成させたのはラムセス2世だけど)

また、エジプトに勢いがあった時代の王でもあり、
それにふさわしい、非常に美しい墓でした♪

特別入場料が1000エジプトポンド(約7000円)と、
エジプト的にはかなり高額で撮影もできませんが、
「絶対その価値がある!!」という友達の言葉を信じてよかった(^^)
しかも、いつまで公開されてるかわからないし。

惜しむらくは、時間が20分しかなかったこと・・・・。
半日はほしいですね、あの墓をじっくり見るには。

ただ、中にいる係のオッチャンが、
バクシーシ稼ぎで「特別にこっちの部屋を見せてやる」とか、
あーだこーだとうるさいのが難点です(見せてもらったけど)。
あの玄室で、少なくとも1時間くらい浸りたかったな~。
ホントにキレイだったな~。

多発するバクシーシくれくれ案件がなければ、
もっと快適だと思う王家の谷でした。
Posted at 2018/03/07 00:49:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記
2018年03月06日 イイね!

エジプト旅行記⑮

エジプト旅行記⑮さて、ルクソール2日目のハイライト、
王家の谷へとやって参りました。

←これが、王家の谷のピラミッド、
と呼ばれる山です。
やはり、原初の丘のシンボルは、
墓には欠かせないということでしょうか。

そうそう、王家の谷で驚いたことがひとつ。
10年前のエジプトで、あっちでもこっちでも聞いた、
「バザールでござーる」が、
まだここには生きている!!
何年前のネタやねん・・・・
もう、若い子は知らんと思う(^^;

置いといて・・・・
これは、ビジターセンターにある、王家の谷の模型です。



横から見ると、どのように墓が延びているかがわかって面白いです。
一部壊れているのは、エジプトだから仕方ない(笑)

ちなみに、ビジターセンターは日本のODAで作られたもので、
中のパネルにある日本語の説明は、
若かりし頃の河江さんが手がけたものだとか。

王家の谷最大の墓は、このKV5ですが、



残念ながら未公開というか、まだ発掘中です。
中には100以上の部屋があり、まだ増えるかも?
ラムセス2世の王子や王女が葬られています。

古代エジプトの建築王とも呼ばれるラムセス2世ですが、
自身の墓の場所の選定には失敗し、
軟弱地盤&浸水でぼろぼろになってしまっているとか。
ラムセス2世の墓だったらさぞや豪華だったろうと思うのですが、
これが見られないのは本当に残念・・・・。

この日は、まずはメルエンプタハ王の墓を見学。
10年前は王墓の中は撮影禁止だったのですが、
現在は300エジプトポンド(約2100円)のチケットを買えば、
一部の墓を除いて撮影ができます。
ただし、フラッシュは禁止です。

でも、フラッシュを使う人は後を絶たないし、
マナーの悪い人も多いです。
私の見かけた中国人は、係のオジサンが注意しているのに、
墓の入り口からスマホを突っ込んで内部を撮影し、
そのまま踵を返して逃げていきました。
そういう人が多いと、また撮影禁止になるんじゃないかなぁ・・・・。

気を取り直して、メルエンプタハ王墓。
入り口にあるレリーフは、保存状態も良くてキレイです♪



メルエンプタハ王はラムセス2世の息子ですが、
ラムセス2世が驚異的に長生きしたため即位時にすでに60歳を超えていたとか。
当時の平均寿命は35歳くらいだったはずなので、
もういつ死んでもおかしくない!! というところからの王墓造りなわけで、
かなり焦ったのではないでしょうかね~(^^;

通路には、死者の書の一部や呪文が。



途中に置かれた石棺には、オシリス神のレリーフがあったり、



棺の蓋の裏側にも女性(女神?)のレリーフ。



玄室に入ると、レリーフの感じが変わります。
柱には神に祝福されるメルエンプタハのレリーフや、
オシリス神のレリーフがたくさん。



壁のレリーフは、ちょっと不思議な感じなんですよね~。



中央に太陽とスカラベ、その横には死者の魂であるバー?
周囲は泣き女のポーズっぽい気がするけど、違うかな。



こちらは葬列の様子かな。



復元された石棺も置かれています。
元は赤い花崗岩だったのでしょうね~。

古代エジプトでは、墓は死者の永遠の棲家でもあり、
あの世へと旅をする死者の手助けをする知識を与えるものでもあったようです。
ピラミッド・シティで見た庶民の墓、
サッカラで見た貴族の墓、
ピラミッドや王家の谷の王墓、
それぞれに趣が違いますが、そこに込められた願いは同じだったのかも。

こうやって短い期間にいろいろな階層や時代の墓を見比べると、
違いも共通点も見えてきて面白いですね(^^)
Posted at 2018/03/07 00:12:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外旅行 | 日記

プロフィール

「あけましておめでとうございます(^-^) http://cvw.jp/b/159089/39099833/
何シテル?   01/01 00:40
初スバル車です。納車から10年以上が経過し、いつの間にやら、グレード不明のレガシィに・・・・(汗) でも、みんカラであれこれ教えていただいて、本当に助かってます...
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