昨日、長野県浅間山の車坂峠ヒルクライムに参戦してきました。
この大会に参加する事3年目、思い入れのあるレースです。
ツラい思い出や、練習の成果を実感、綺麗な風景、ひたすら登りの急斜面…
例年の反省を活かし、今回は早くから並んで前の方からスタートする事にした我々、屁風新潟。
意気揚々、マリモはEVAに記録更新出来るかどうかなどフッかけています。
マリモ
「EVA、今回どんげだぃ?記録更新行けるかぃ?」
EVASSON
「いやぁ、厳しいろ。去年より練習出来てなかったし、まぁやれるだけやるさ」
マリモ
「なら、それくれよ!」
EVASSON
「やだよ~」
マリモ
「あの人も、ヒルクライム体型…あの人もヒルクライム体型、それに比べてどうだ!?ワタクシだけがこんな体型だ!…それをくれないか?」
EVASSON
「だから、やだって(笑)」
そんなやり取りを堪能しつつスタート開始を待つ。
すると、早速発見。
マリモ憧れの人物(?)「キクミミ」さん☆
眼前2m先には初音ミクwこんな間近で見るのは初体験です!
写真撮りたくて撮りたくてウズウズウズウズ…
しかし携帯、しかもガラケーで撮らせて下さいなんて声をかけるなんて。。。
サイン色紙無いからって芸能人にレシート裏にサインしてもらうような物、凄まじい葛藤の果てに決心を固めたマリモ。
真黒のバッグから携帯を取り出した!
撮るのか!?
いや、撮らない!
後ろポケットに携帯を突っ込んだ!
※これが後のレース中に効力を発揮するのでした。
さて、ワクドキのスタートです!
Bグループの先頭集団の後ろにちゃっかり付いた我々、マリモはあれよあれよと置いてかれました。
EVA、アデュー☆
それぞれのレースが始まりました。
「登りを下りだと思い込む」と言う荒業は、まだマリモには速かったみたいです。
本気出すとキツい傾斜でもスプリント的速度を出せたんですが、本当にわずかな時間だけで周りを一瞬ビックリさせるだけの珍技に過ぎませんでした(笑)
実戦導入には鍛練鍛練ですね!ニンニン(忍忍)
それから、困った事にあからさまなヒルクライム向きで無いデカい身体がナメられるのか、ダンシングを繰り返す為の過剰な荒い息づかいが弱ってそうに見えるのか。
抜いた相手がしばらく後ろでハッスルします。
序盤にマリモに抜かれる様な御陣は皆、ダンシング継続時間が10秒も満たない人が多いので、アウタートップ縛りの賜物
「マリモロングダンシング」の前にやる気を失って離れて行きました。
しかし、諦めない男が現れます!
仮に
「ストーキン君」としましょう(失礼)
よほどマリモに抜かれたのが面白く無かったのか逆に面白過ぎたのか、ずっと諦めず着いてきます。
どうにかチギりたいけど…正直しんどい、どうしたものか?と息を弾ませハァハァ思案していると。
マウンテンバイクの部で参加しているキクミミさんがマリモを一瞬でパス!
キュピーン☆
瞬間、マリモが2つの技を繰り出した!
「珍技!登りを下りだと思い込むクライム!」で、距離を一気に縮め
「後ろポッケからガラケー射出&激写!!」パシャ、パシャパシャ☆
ちなみにその画像です、家宝にしマッスル!
そして去って行くキクミミさん…神々しかった(悦)
急加速盗撮中は一切呼吸無し!
撮影後、文字通り「一息入れる」とふと気付く。
ストーキン君、居なくなってる(笑)
疲れて限界間近だと思ったデカブツが、突然のダッシュ&ヒルクライム盗撮を決行しているのを目の当たりにして脱力&絶望したのでしょう。
意外に役立った、珍技(笑)
更にレースは進み。
前方に見えてきたワタクシと同じデカブツタイプ。
マリモと同系統のスプリント体型、ダンシングよりシッティングでグングン回しております。
マリモロングダンシング後の心拍休憩中だったので、次のダンシングを放てる程に回復する頃には差が随分と空けられてしまいました。
あわや、もうチギられてセイグッバイか?と思ったその時。。。
ここで救世主の登場です!
ピンク色のバイクに乗った良い感じの速度で走るお兄さんに抜かれました。
キュピーン☆と、閃きました!
「ヒルクライムトレインだッ!!」
いつもEVASSONにしごかれてるんで、諦めずツキイチをキープする能力が異常に特化しているワタクシです!
※直線45km/h維持とかケッコー死ねますw
ピンクロードさんの後ろに付いてグングン進み、例のスプリンターさんを捉えた!
他力にすがった物の、見事スプリンターさんを抜く事に成功!
しばらく心拍休ませながらも再び抜き返されない程のペースで回します。
しばし、一人旅。
後ろから抜きにかかるペダリング音が聞こえてきました。
マリモ内心
「ふむ、青いロード乗りさんか……なんとッ!?」
青いロード乗りさんの後ろに先程のスプリンターさんがツキイチしている!!
我が策を早速もやり返して来た!?
なんだ?この熱い展開は!
ワタクシの咄嗟の対応、それは
「ツキイチ返し、返し!」
つまり、
①青ロード乗りさん
②ライバルスプリンター
③マリモ
の、即席トレインの完成です!
根性勝負でわすがに勝り、スプリンターさんがトレインから脱落。
そこから復活させない為に青いロード乗りさんの後に続き、一気に引き離した。
少しすると青いロード乗りさんのペースが落ちて来たので、ギリギリ抜いて前を走る。
でも、スプリンターさんを切る為に上がった心拍を落としていると抜かれる。
ダンシングで抜き返すも、心拍回復までに抜かれ返す…
そんな感じで青いロード乗りさんと抜きつ抜かれつのレースを繰り広げ続ける展開になった。
長い事、一緒に登っていたので走りの特徴も良く分かるように。
彼はダンシングは得意じゃない様で、ギアも軽い状態でのダンシング。
なので、ダンシングでは歩がある。
しかし、シッティングでは相手に歩があり、マリモが心拍回復中にシッティングで抜き返されるのを何クールも繰り返し繰り返し…
結果的に彼の存在のおかげで相当頑張る事が出来ました。
感謝感謝です。
そんなレースも最後の時を迎えます。
青ロード乗りさん
「最後は全力で行きましょう!」と熱い言葉を頂きました~、喜んでッ!
グングンダンシングで頑張るも届きませんでした。
ゴール後、お礼言って一期一会。
後からEVAに聞いたのですが、ゴール前でお姉さんから「がんばれ~!ムキムキの人~」と声援もらっていたらしい、ゴールスプリントに夢中で気付かなかったのが口惜しい!(笑)
ゴール後は豚汁&バナナ&コーヒーを召し上がりました。
ここでも人気者なキクミミさん☆
補給を済ませ、富士山まで見える最高のロケーションでパシャリ☆
最後にオチが付きますが、スタート時にワタクシがEVASSONに執拗にクレクレ言っていたのは「サイコン」でした。
ガーミンが応答せず。
サイコン無しでレースを走り、その後おかわりヒルクライムをした獲得標高2000mをフイにしてしまったんですな←
※事前に充電していたのですがミナトの魔の手からガーミンを守る為にお嫁様がコンセントを解除、そして電源入りっぱなしだったので充電が切れていた(泣)
ちなみに手応え的に、自己記録更新してそうなんですが、結果を待ちましょう。
【走行記録(車坂峠×2)】
走行距離:24km
獲得標高:2000m
レース後に、再び同コースを「おかわり」する事になるのですが、ここで一旦話を切りマッスル!
ミナト
「ちかれたヨ・・・・くーくー・・・・」
