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交通事故日記　その３です。交通事故日記　その２をまだ読んでいない人は、そちらの方を先に読むことをお勧めします。
この日記を書いている時点で、私は心身共に平然としていますので、あまり深く考えずに読み物として楽しんでくださいますようお願いします。




【12月1日(土曜日) 事故直前～事故直後】
　その１とその２の間の話。自分の事故直前の記憶と事故直後の記憶から意外なことが分かる。
　事故直前の記憶の場所は、ここである。一方事故現場はここである。その間約二キロ。道も一直線ではなく、何回かカーブしている。私はこの道を眠って、もしくは寝ぼけて運転していたことになる。私は、この道を走ったのはほぼ初めてである。もしかすると、寝ぼけた状態で走っている車は意外とあるのかもしれない。

【12月1日(土曜日) 病院にて】
　神奈川県立足柄上病院に到着。緊急の方の入り口から入る。治療室に歩いていった。そこで再度事情を聞かれる。
　両手の指をパタパタ動かしてみてとか、首をゆっくり回してみてとか、麻痺しているところは無い？とか、体のいろいろな場所を押さえられていたいところは無い？とか聞かれる。右手のひじ部分の痛み以外は無い。
　そのあと、レントゲン室に運ばれた。前の事故の時は、首のレントゲンを撮った(追突だったので)。今回は右のひじ部分のレントゲンを撮った。レントゲンの結果、骨折やひびは無かった。結果、右のひじ部分の怪我だけを治療することになった。

　右のひじは、救急隊によってガーゼが張られていたので、私は傷口を見ていない。結局傷口を直視したのは月曜日になる。
　話によると、右のひじは結構大きな傷口だが、縫うことは不可能だということ。そのまま自然治癒に任せることになった。
　治療は傷口を洗浄することから始まった。部分麻酔を傷口の回りに４・５箇所注射し、効いてきたところで、流し台に移動。そこで水を流しながら傷口をゴシゴシとブラシでこすり始めた。割れた車のガラスを取り除くためである。「あれ、なんで砂利が入っているんだろう？」と医者がつぶやいたので、運転席を下にして横転したのでひじは地面でこすっているはずですと答えた。
　洗浄が終わると、イソジン等で消毒がされ、止血をしてガーゼを張られた。そこで治療は終わり。

　住んでいる場所と病院が遠いので、紹介状を書いてもらう。あと、交通事故なので必要になるかもしれないということで診断書も書いてもらった。
　そのあと薬と会計になった。薬は院内でパンスポリン(細菌を殺菌する薬)とロキソニン(痛み止め)を出してもらった。会計は、何か紙を渡され、１週間以内に診察券と健康保険証を持って、支払いに来てくださいと言われた。これは、前回と違うところ。前回は、無保険で全額支払いし、それを加害者に建て替えてもらった。
　それで、病院でやることは終わり。別に看護師の見送りがあるわけでもなく、病院を後にした。

交通事故日記　その２です。交通事故日記　その１をまだ読んでいない人は、そちらの方を先に読むことをお勧めします。
この日記を書いている時点で、私は心身共に平然としていますので、あまり深く考えずに読み物を楽しんでくださいますようお願いします。




【約七年前】
　私が大きな交通事故にあったのは、これが初めてではない。今回は100%加害だが、その時は100%被害の事故だった。
交差点で青信号待ちをしているときに、後ろから10トントラックが追突。車は交差点内にはじき出され、交差点内を突っ切ったところで止まった。幸いにもその時は体は無傷で、ただし車は一発で廃車になった。
　この時の経験があるので、今回の事故でも意外と冷静な対応が取れたのかもしれない。

【12月1日(土曜日) 事故直後】
　事故発生の時、私の最初の記憶は、ピンク色のエアバッグが目の前にある光景だった。ガラスが飛び散り、方向感覚が分からなくなって、止まった。

　「これは夢？」。事態を正確に把握するのに５秒ぐらいかかった。この点は、昔の事故の時と同じ感覚だった。やはり、自分に起きたことをいきなりは把握できないようだ。
　自分の車が運転席側を下にして横転していることが分かった。事故を目撃した人が、近寄ってきて「大丈夫か？」と声をかけてくる。スカイルーフ越しに人の顔が見える。とりあえず、動けることをアピールし、脱出を試みる。助手席側の窓が割れていて、そこから脱出できそうだった。もし、駄目ならスカイルーフを割るつもりでいた。近くに転がっていたカバンを持ち、窓から脱出。飛び降りようとしたところで、男の人が二人体を支えてくれた。

　カバンを確保したことで、運転免許証と筆記用具一式を手に入れた。近くの男の人が、「どこか連絡する場所は？」と聞いてきたが、自宅の電話番号は分かっても、妻の携帯の番号が分からなかった。その時は、妻も外出しているはずだったので、「すみません。携帯電話が取りたいんですが」と答えた。携帯電話は、フロントウィンドウの近くに転がっていたが、すぐには取れなさそうなところにあった。そうしているうちに、救急車が到着し、私は首を拘束する器具を付けられ、救急車に運ばれた。
　救急隊員に、「ここの住所を教えて欲しいんですが」と質問した。これは、前の事故の経験による。救急車で病院に運んだ時点で救急隊員の仕事は終わり。病院は一通りの治療をした時点で仕事は終わり。入院でもしない限り、治療が終わったら病院から追い出され、『私は次にどうすればよいの？』という状態になる。得られる情報はちゃんと得ておかないと、路頭に迷うことになる。
　
　首を拘束する器具は、前の交通事故でも付けられた。交通事故の場合、首を損傷している場合が多いので、救急隊は有無を言わず、その器具をつけるようだ。そのあと、「人差し指を出して」と言われ、指に洗濯挟みのような物を付けられた。これも、前回の交通事故の時にもつけられた。脈拍をチェックするような物らしい。
　受け入れ先病院が決まる前に、自分がどうしたのか聞かれ、血圧のチェックや体温のチェックが行われた。前回の事故の時はルームミラーでぶつかる瞬間まで見ているので、すべての状況を答えることが出来たが、今回は何も覚えていない。「居眠りをしてたようで何も覚えていないんです」と答えると、瞳孔のチェックなどを行われた。やはり、記憶の欠落・混乱がある場合は、脳の損傷を疑われるようだ。

　救急車が出発するまでは結構な時間がかかった。受け入れ先が決まらないらしい。事故現場のすぐ近く1kmぐらいのところに、秦野赤十字病院があり、最初にまず問い合わせたのが、その時の緊急診療の担当医が泌尿器科の医者だった。そのため、外傷があるなら、外科の医師を探した方が良いと言われたそうだ。そのほかの秦野の病院を当たったが、どこも受け入れてくれなかった。結局、受け入れてくれた病院は、電車の駅だと２つ先にある神奈川県立足柄上病院だった。
　携帯電話は男の人が持ってきてくれた。現場の住所もメモった。その状態で、救急車は出発し病院に向かった。

　え～～、１つ前のブログには、大量のコメントとメッセージをありがとうございました。ここに、内容の整理と教訓のため、事故の経緯を日記形式で綴りたいと思います。
　この日記の知識が、みなさまの役に立たず、読み物として楽しんで頂けることを願います。なお、この日記には一部グロテスクな表現が含まれていますのでご注意ください。

【12月1日(土曜日)】
　その日は、10時からディーラーに六ヶ月点検をお願いしていた。六ヶ月点検とオイル交換を行い問題なく終了。ディーラーの人と「次は車検ですね～」みたいな話をして、店を出た。

　ディーラーでの点検以外にその日することは無かったので、軽くドライブすることにした。藤沢から厚木へ行き、国道412号線で相模湖方向へ。412号線沿いにある吉野家で昼御飯を食べ、さらに国道412号を走る。そのあと国道413号に入り、道志みちを走る。道の駅どうしに到着。道の駅どうしに、豆腐のお店が出来ていたので、そこで豆腐を２丁買った。

　そのまま山中湖方向へ向かって、そこから三国峠を越える。ブログのネタにするつもりで、そこで写真を撮る。この写真が最後の綺麗なビビ青エアの写真になるとは思っていなかったが。

　三国峠を越え、富士スピードウェイの近くを通り、国道246号に。帰途に着いた。そのまま、246号で厚木まで走る予定だったが、意外と時間がかかりそうだったので、246号を逸れ、秦野中井ICに向かった。

事故前に残っている記憶はここまでである。

え～～、
こんなになってしまいましたorz








とりあえず、つらつらと。
・私の車、単独の事故です。他の人間や車は巻き込まれていません。
・原因はいねむり。途中からの記憶が無く、気がついたときはエアバッグが開いている最中でした。
・まっすぐの道を左へ蛇行し、電柱をこすり、そのあと標識を一本根元から折り、別の電柱に左前からオフセット衝突しました。さらに右に横転して、運転席が下になっちゃいました。
・車からは自力で脱出しました。救急車で運ばれました。
・私は右腕に擦過傷を負いました。とりあえずそれ以外の痛みはありません。頭を打ってはいないようですが、一日ぐらい何もないことを確認しないと行けません。
・車は大破しました。まだディーラーで見てもらっていないので、確定かどうかは分かりませんが、見る限り全損ぽいです。
・なんか意外と冷静を保てています。興奮して、アドレナリンが出ているかもしれません。
・妻に迎えに来てもらいました。
・妻から謹慎処分を下されましたm(__)m