オナキンのブログ一覧

昨日はQR用に以前に購入していた、ﾒｯｷのｶﾞｿﾘﾝﾀﾝｸのｷｬｯﾌﾟに黒いｼｰﾄを貼る作業をしてきました( ´∀｀)
ﾜﾀｸｼも職業柄、たまにですがﾀﾞｲﾉｯｸｼｰﾄを貼る事があるのですが、それは家庭用ﾄﾞｱやﾄﾞｱ枠等がほとんどで、ﾋｰﾄｶﾞﾝで炙り、伸ばしながら貼る作業というのはほとんどした事がありません
しかし先日、同じ現場に入っていたｼｰﾄ屋さんと言われる本職の方に色々教わる機会があり、ﾀﾝｸｷｬｯﾌﾟに適したﾌｲﾙﾑを分けてもらえました

まずはｷｬｯﾌﾟですが、側面が若干ｷﾞｻﾞｷﾞｻﾞに加工してあり、接地面積がこのままだと少なく素人目にも剥がれ易い事が想像出来ますので、ｺｺの接地面を稼ぐ為、ﾍﾞﾙﾄｻﾝﾀﾞｰで削ります
しかしﾌﾘｰﾊﾝﾄﾞで削るとｶﾞﾀｶﾞﾀになりそうなので、またもやﾎﾞｰﾙ盤で咥えさせて削ります
ﾌﾞﾞﾘｰｻﾞｰの口が6.5mmで、しかも上の方はﾌﾚｱ加工がしてあるので、適当なM6のﾅｯﾄを6.5mmまで穴を拡大し…


更にﾊﾞﾝﾄﾞｿｰで2ﾋﾟｰｽに切ります


この特製ﾅｯﾄをｷｬｯﾌﾟのﾌﾞﾘｰｻﾞｰ部分にｸﾗﾝﾌﾟさせ、ﾎﾞｰﾙ盤のﾁｬｯｸに咥えさせます


そして回転させながらﾍﾞﾙﾄｻﾝﾀﾞｰで削り、約5分後…


ﾍﾟｰﾊﾟｰの目は残っていますが、実際には殆ど凹凸は無くなりました


次にｷｬｯﾌﾟにﾌﾟﾗｲﾏｰ液を筆で塗ります

ｼｰﾄ屋さん曰く、車でのﾗｯﾋﾟﾝｸﾞでは張り替えれる事が前提なので、ﾌﾟﾗｲﾏｰ処理をする事は殆ど無いそうですが、今回のｷｬｯﾌﾟは如何にも捲れ易そうなのでﾇﾘﾇﾘします
ただし二度塗りすると一度目に塗った液が溶けるのか、段々とﾎﾞﾃｯとしてくるので注意が必要です

次に適当な大きさにｶｯﾄしたｼｰﾄに、ﾌﾞﾘｰｻﾞｰ用の穴をあけます
7mmの皮ﾎﾟﾝﾁを使いました


早速貼っていきます

ｷｬｯﾌﾟが小さいので作業がし難いため、ｷｬｯﾌﾟの裏側をﾊﾞｲｽｸﾞﾘｯﾌﾟで咥えさせ、更にそのﾊﾞｲｽｸﾞﾘｯﾌﾟをﾊﾞｲｽ(万力)で挟んで固定しました

いきなりですが上面、側面と出来たので裏面です


側面の下側で切りっぱなしにするとやはり捲れ易いそうで、少し難易度が上がりますが裏側まで巻き込みます
ﾋｰﾄｶﾞﾝで炙りながらｼﾜを伸ばし、ﾌﾟﾗｽﾃｨｯｸのへらで密着させていきます


余った部分をｶｯﾄして一応完成です


表側です

ｼﾜそのものは綺麗に伸ばせたのですが、ﾌﾟﾗｲﾏｰ液を塗る時に少しﾀﾞﾏになっていた様で、特に今回貼ったｼｰﾄが艶有りの為、ちょっとした凸凹がわかってしまいますがﾖｼとします(´；ω；｀)

年内にはある程度形になるかなと思って始めたQRﾓﾄﾞｷですが、まだ全く形になってませんね
もう、ﾜﾀｸｼの頭の中ではとっくに完成しているのですが…(´･ω･｀)