オナキンのブログ一覧

前々回のﾌﾞﾛｸﾞで加工が終わったﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰﾏｳﾝﾄのｱﾙﾐﾌﾟﾚｰﾄですが、無垢のままだといずれ腐食してくるので、ｴｼﾞはんさんの会社の外注先にｱﾙﾏｲﾄ処理に出していました
ｱﾙﾐをｱﾙﾏｲﾄ処理する事で着色する訳ですが、色も様々な色が選べる様で、ﾜﾀｸｼはこういった部品に色を付ける時には如何にもｲｼﾞってる感を消したいﾀｲﾌﾟなので、純正のｱｯﾊﾟｰﾏｳﾝﾄが黒なので当然の黒にしましたが…かっこよすぎるやん(*´∀｀)

前回と似た内容になりますが、ﾎﾞﾙﾄ側にはﾋﾟﾛﾎﾞｰﾙを、ｱｯﾊﾟｰﾌﾟﾚｰﾄにもｽﾀｯﾄﾞﾎﾞﾙﾄをそれぞれ万力で圧入します




車高調から今迄使っていた、ﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞ･ﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰを外します

塗装を適当にしかしなかったので流石にみすぼらしいですが、調べてみると製作してから8年間も使っていました
これはこれで、ｱﾙﾏｲﾄして置いておこうかなぁ(´･ω･｀)

車高調に組んでいきます


因みにこの車高調整式ﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰﾏｳﾝﾄですが、組み合わせる車高調によって調整範囲が変わります
画像でわかり易く限界まで下げてみました

ｱｯﾊﾟｰｼｰﾄがﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰに当たるまでが下げれる範囲なんですが、ﾒｰｶｰによってｱｯﾊﾟｰｼｰﾄからｱｯﾊﾟｰﾏｳﾝﾄまでの距離は微妙に違うので、下げ幅が違います
逆に流用しているﾀﾞﾝﾊﾟｰが短い等、長さを稼ぎたい (車高を上げたい) 場合は、ねじを締めこんでいくと上がりますし、今回は調整範囲が少ないのでねじの長さは最小限にしましたが、長めに製作するとﾛｯﾄﾞ長が短い場合なんかにも使えます

ﾉｰｶﾞｷはこの辺にしておいて、車体に組み込みます


因みに、この車では5年ほど前からｷｬﾝﾊﾞｰ角は2度に設定しています
ほとんどの人は調整式のﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰを組むと目一杯ﾈｶﾞﾃｨﾌﾞｷｬﾝﾊﾞｰになる様にﾋﾟﾛが内側にくる様に組みますが、この車で設定している車高だと、ﾛｱｱｰﾑの角度が意外とｴｸﾞいので、ｾﾝﾀｰからわずかですがﾎﾟｼﾞﾃｨﾌﾞ側 （外寄り） にｾｯﾄして2度になります




これでHKSのﾀﾞﾝﾊﾟｰに変えてから車高が+20mm上がってしまっていたのが、+5mmまで近付きました
このままでも悪くない感じなので、ﾄｰの調節だけして…久しぶりに走りに行くか( ´∀｀)

めっきに出していたｱｯﾊﾟｰﾏｳﾝﾄが出来てきました( ´∀｀)
この時はまだﾌﾛﾝﾄのｱｯﾊﾟｰﾌﾟﾚｰﾄの最終仕上げが出来ていなかったので、ﾘｱから組んでいきます
ﾜﾀｸｼの車の仕様を知っている方だと、既に前後共ﾌﾙﾀｯﾌﾟ車高調が付いているのに何故、更に車高調整式ﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰﾏｳﾝﾄ？と思うかもしれませんが、これは今後の作業を楽する為の装置なんです(´･∀･｀)ﾌﾋﾋ


これまで組んでいたﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰﾏｳﾝﾄから、ﾋﾟﾛﾎﾞｰﾙとｽﾀｯﾄﾞﾎﾞﾙﾄを再利用するので、抜き取ります


自称・掘り込み式ﾋﾟｯﾄ (ﾄﾞﾌﾞ) でﾀﾞﾙﾏｼﾞｬｯｷを使い、油圧で中古のﾋﾟﾛﾎﾞｰﾙを圧入します


ﾋﾟﾛﾎﾞｰﾙの抜け止めに、専用ﾌﾟﾗｲﾔｰでｻｰｸﾘｯﾌﾟをﾊﾒﾊﾒします


ｻｰｸﾘｯﾌﾟにも向きがあるので、確認しながら嵌め込みます


並行して作っていたﾀﾞｽﾄﾌﾞｰﾂのｽﾃｰも取り付けます


ｺｲﾂもめっきに出すつもりでしたが、日程が合わず、ｼｬｰﾌﾞﾗでの塗装で済ませました


ｽﾀｯﾄﾞﾎﾞﾙﾄと同時にｽﾃｰも圧入します




以前はﾀﾞﾝﾊﾟｰのﾛｯﾄﾞ上部にｸｽｺの調整ﾀﾞｲﾔﾙを付け、更にｱﾙﾐﾊﾟｲﾌﾟで延長して内張りに穴をあけ、内張りを外さずに上から調整出来る様にしていました


今回は調整ﾀﾞｲﾔﾙを廃止し、残った穴を少し拡大し、ｺｺに今回のﾎﾞﾙﾄ側が飛び出す造りにしました
内張りを交わす為、ﾎﾞﾙﾄの長さを市販品の車高調整式ﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰと比べて随分長めに作りました


ﾀﾞｽﾄﾌﾞｰﾂも無事に装着出来ました


ﾌﾙﾀｯﾌﾟ車高調はﾌﾟﾘﾛｰﾄﾞのｾｯﾃｨﾝｸﾞが一番大事だと個人的に考えていますが、特にﾘｱはﾌﾛﾝﾄより繊細で、2～3mm変えてやるだけでｷﾞｬｯﾌﾟでの収まり方がまるで違います
しかし、面倒な事にｽﾌﾟﾘﾝｸﾞも少しずつへたってくるので、一旦ﾍﾞｽﾄｾｯﾃｨﾝｸﾞが出たつもりでも数ヶ月程でｾｯﾃｨﾝｸﾞがｽﾞﾚてきます

この車でﾘｱをﾌﾟﾘﾛｰﾄﾞ調整する場合、
①ｽﾛｰﾌﾟをｾｯﾄして後輪を載せる
②ｼﾞｬｯｷｱｯﾌﾟをする
③ﾀｲﾔを外す
④ﾘｱﾀﾞﾝﾊﾟｰにﾌｯｸｽﾊﾟﾅでﾛｯｸを解除し、ﾀﾞﾝﾊﾟｰの長さを調整する為に手で回す、この時ﾃﾝｼｮﾝがかかったままでは素手では回らないので、ｻﾌﾞｼﾞｬｯｷでﾛｱｱｰﾑでﾃﾝｼｮﾝを適度に緩めてやる

…といった事を毎回していましたが、最近はこの作業すら面倒で、乗り心地が悪化しているだけで故障ではﾅｲので、何かついでの作業がﾅｲ限り、ほったらかしになっていました

しかし、今回の車高調整式ﾋﾟﾛｱｯﾊﾟｰを装着した事により、
①ｽﾛｰﾌﾟをｾｯﾄして後輪を載せる
②ｼﾞｬｯｷでわずかに車体を浮かせる
③ﾘｱｼｮｯｸのｻｰﾋﾞｽﾎｰﾙのｶﾊﾞｰを外して室内からﾌｯｸｽﾊﾟﾅでﾛｯｸを解除し、ﾗﾁｪｯﾄでﾌﾟﾘﾛｰﾄﾞ調整し直してﾌｯｸｽﾊﾟﾅでﾛｯｸする

…だけでﾌﾟﾘﾛｰﾄﾞ調整が出来る様になりました
めっさ楽ちん～♪


次はﾌﾛﾝﾄやで(*´∀｀)