
9月初旬に発表予定のクリーンディーゼル
エンジンを積んだ話題のエクストレイルの
社外秘マニュアルを目にする機会がありました。
限られた時間かつ、コピーを持ちかえれたワケでは
ありませんし、記憶も曖昧です。
それに実際に発売されるであろうエクストレイル20GTの
仕様とは若干、違うトコロもあるかも知れません―。
現行エクスの6MTは全体の3%ほどしか売れてない中、今秋にも発売されるという
エクストレイルのクリーンディーゼルエンジン積んだ
「20GT」。
一般的にATが普及しきってしまった中、
「このエクスに是非ともATミッションを!」という声は大きいですよね。^^;
しかし、我が家にはマニュアルミッションしか設定されてないというのはむしろ、好都合なワケで
逆を言えば、この「20GT」にATミッションしか選択できなかったのでしたら
エクスの発売を待たず、ZD積んだR50テラノに速買いに走ってると思いますw。
今のC22ラルゴは、ATFを冷却をラジエター最下部で行うコトによる水温上昇を嫌って
あえて5MTを選んで買ったワケですが、クルマが勝手に走り出さなさいといったATと根本の
違いには心底自分には5MTが合ってると思いましたし、「アノ親にして漏れありw」とも思いました(ぇ
しかし70スープラがATなのは例外。
スープラのクラッチは50過ぎたオバさんには重すぎだと思いました。
で、その50過ぎたオバさんは、独身の頃からMT車ばかり乗り継いできたのは
「AT車は高級車だけ」といった時代背景もそうですが、元々バイク乗りだったというコトもあってか
「やっぱり私もミッション乗りね♪」と言い張るので、エクスに6MTが用意されているというのは
心底、嬉しいワケなのです。
そういえば今回の20GTのエクスのマニュアルもそうですが、
C22ラルゴも同じようなコトがあって、前期型のパートタイム4WD車、クルージングサルーン、
スーパーサルーンパノラマルーフには5MTの設定しか選べませんでしたし、
D21テラノも3ドアしか設定なかった頃も、TD27の5MTしか選べませんでしたよねっ。
そんなコトも今、思い出していました。
* * *
そして発売予定価格についてですが、ベースグレードの「20S(6MT)」に、
実質+50万円といった値段設定になるそうです。
その「20S」のメーカー希望価格は\2,310,000ですので、元々エクスの開発の狙いであった
「200万円ぐらいで買えるSUV車」という括りをブッチし、ついに現行スバル・フォレスターXTの
5MT車を狙える価格帯に突入してしまいました。コレにはかなりガッカリ。。。ショボーン(´・ω・`)
しかし、社外秘マニュアルを読んでいくと、その内容は明らかになっていくワケなんですが、
このクリーンディーゼルエンジン。
ガソリンエンジンよりもエンジン開発費に掛けたコトがそうですし、実際のコストも構造が複雑化し
それに伴うエンジンの部品総数の増加、ICターボ化し、そんなルノーエンジンをフランスで製造し
そのエンジンをワザワザ日本(九州工場)まで運び、エンジンに合わせてギア比の変更がされている
といったトコロに大きな原因だと感じました。
というのも、クロカンを睨んでのギア比だと思うんですが1,2速こそガソリン車と同じギア比でした。
しかし3速以降のギア比は、ディーゼルの特性に合わせてあるのか?
かなりワイドレシオに振ってあって、無論、ファイナルギア比も低く違っていました。
6速ギアのギア比に至っては0.6と、ファイナルとの組み合わせもそうですが、
100km/hでの巡行時のエンジン回転数にも期待が持てるほどでした。
* * *
そしてエクステリアに至っては
専用エンブレムは剥がしてNEODiに変更したいトコロですがw
バンパーはインタークーラー用の穴が開けられた専用品となり、
グリルも欧州仕様のままでの
発売するそうです。
というかこのグリル、日本ではアクが強いというコトで日本仕様には平凡なデザインに変更されて
いるワケなのですが、むしろ、このアクの強い悪人顔でアリだと思います。
次にディーゼル特有の騒音を車内に伝えたないための工夫で、防音のためにガラスの厚みを増し、
そのガラスが重たくなったコトによるAピーラーの補強、フロアの防音材の厚みを増したりといった
努力がされているそうです。
そして
スクラッチガードコートも全色で選択が可能になるそうです。
ダートの下り坂で、車体方向の保持と速度保持をジドーテキにしてくれる
ヒルディセントコントロール。
ベースグレードの6MTには選択できなかったのに20GTには選択が可能になるそうです。
(しかし、コレが必要だと思う場所には行かないのでウチは不用な装備でしょうw)
そしてラインナップ追加に伴って
装備類も充実化されるそうで
寒冷地仕様も標準になるみたい。
しかし期待してたんですが、欧州使用車と、プロトタイプにはあった
「ヘッドライトウォッシャー」「シートヒーター」の機能がカットされてしまいました。
露骨なコストダウンも社外秘のマニュアルからは見て取れる部分がありましたが、そちらは割愛。
シートヒーターとヘッドライトウォッシャーに関しては、コダワリがあっただけにホント残念です。
「シートヒーターはSパッケージとセットオプション」「ヘッドライトウォッシャーのメーカーOP化」の要望
について、早速ニッサンにメールしようと思います。
(ダメ元ですけどねwww)
* * *
そして今回のクリーンディーゼルのエクスのネーミングが「20GT」と「GT」と主張するワケなのですが
何をどう、どんな要素でもって定義付けてGTと名乗らせているのか、おおよそ社外秘のマニュアルを
読んだトコロで分かりませんし、
嘗て味わったジャパンやR30スカGのような、苦い思い出が出てくる(ry
実際のインプレッションを前に、ディーゼル車にGTを名乗らせてるコトに
いささか違和感というか、戸惑いを覚えています。
しかし、ベースグレードより+50万円という価格差を埋めるだけの走りであったり、
ディーゼル特有の「黒煙」「白煙」「非力」「高回転が苦手」といったイメージが払拭できるのならば、
フォレスターのターボモデルであるXTグレード以上の魅力の感じるのならば、
決してその50万円、惜しいとも思いません。
その感動、ZD積んだテラノ以上であって欲しいですが、
ZD積んだテラノにしか無い味があったのならば、テラノで決断しようと思います。
* * *
最後に疑問がひとつ。
価格が50万円、高いのは分かりました。ディーゼルの燃費がイイというのは常識です。
しかし軽油とガソリンの価格差がマニュアル上だと20円/Lとなっていて(現実は10円/L)
「年間9000km走行するとして、3年乗れば元が取れる」と社外秘マニュアルは
謳っていましたが、その言葉に信憑性はありません。
というのも実際に1km走ったライニングコスト(使用燃料の値段/燃費)が、ベースグレードの
20S(6MT)と、「20GT」では数円の違いしか存在しません。
100km走ったとしても差額は数百円程度。
というのは、双方の燃費がカタログ数値上、2km/Lぐらいしか違わないのと
先にも言った使用する値段の差額が10円であるというコト、
また、軽油の方が値上がり率が高いというコト、
そして総合的に車両価格の差額分も大きいですが
エンジンが重たくなったコトによる重量税のプラス分、
クリーン税制でドコまで安くなるかってコト、そして将来性に関しても気になります。
(将来性が全くないってワケではないですが・・・・)
もうね、ココまで来ると値段を度外視しなきゃイケナイんだと感じました。
実際の走りであったり、ドライビングのフィーリングが、購入の決め手になると思いました。
ICターボ化されてるんなら、少なからず「面白味」がないなんて言わせません。
ドコまで感動させてくれるかに期待しています。
ただ、その感動―。
エンソニックさんの後期R50テラノの助手席で味わった以上の感動であって欲しいです。
良い意味で裏切ってほしい―。
* * *
ハッキリ言って
発売前のクルマなのに
友達のディーラーの営業マン
全然、売る気がないですw
今回の社外秘マニュアルも
「ふるたいむ君のお袋さんがエクス買うって言うから読んだ。(;´ω`)」
って言って退けたほど。w
値引きに対しても、「連れだからガンバってあげたいけどさー」というモノの、
ディーラーの所長さんの許可などで左右されるといった「大人の問題」
石油王。Rもありますので
売れ行きもそうですし、値引きの面もも人気が出ない分、かなりシビアだと感じました。
そうなってくるとライバル車種の競合でガンバってみるしかないですねw
ぶっちゃけ、ライバル車種だったけれど、おもったよりも営業の対応に好感が持てちゃうって
コトもあるワケでしてwww
どうなるやらw
(ノ∀`)