
表題について以前ブログとして書いたことがありまして、その時の調査では一日約10台の整備不良車を見かけるという結果が出ました。
整備不良といっても様々ですが、調査対象としていたのは灯火類の制動灯、前照灯、尾灯などのランプ類が切れているかいないのかについてです。
これ等は走行中に目線に入るため直ぐに気づきますし、なんだかな~と思う部分です。
日常点検は義務ですけど、実際に行っている方は殆ど居ないという現実も。
加えて灯火類は気づきにくく、制動灯などは運転席に座っていると一人で確認するのは困難ですから尚更かもですね。
では、前照灯ならば気づくだろうと私は思いました。
夜になったら暗いのでライトを点灯させる。自然な行為です。(無灯火は違反ですし)
そこに片方のライトが切れたりしていたら…流石に気づくだろうと。
という訳で前回の調査ではライト全てを対象としていましたが、今回は下向きライトが片方切れている車のみを整備不良車にカウントする調査を行ってみました。
調査方法も同じく私がすれ違った車や周囲の車を数えます。
前回は調査日が十分と言えなかったので今回はたっぷり30日分の稼働日のデータを記録。
そんな結果は…!?
総合計 154台
一日平均 約5台
走っている結果となりました。意外と走っているものなのですね。
妙に納得…ではなくて、
気づくだろッ!?と思えて仕方ないです。
前照灯は2対ですので、片方が切れれば当然暗くなるはず。
しかしこれだけ走っているとは直す意思が無い輩ばかりではなく気づいていない人も居るのではないかと思い自分の車を使って実験してみました。
条件として運転席に座った位置からの画像を撮影。
比較の為の照度を分かりやすくする為に三角停止版を設置して実験開始です。
1

先ずは基本の画像。
私のはプロジェクタータイプのロービームで、点灯させた状態です。
之を元に比較をしてみたいと思います。
2

<両方ライト+フォグランプ点灯状態>
フォグは黄色ですので車の足元付近に黄色い光が加わっているのが分かります。
通常の街中走行ではこれが一番明るい状態となるでしょうか。

ここで実験の為に右側のライトを遮光物(紙)で覆います。
これで右側からの光はほぼ遮断された状態です。
3

<右側ライト遮断状態(フォグランプ無し)>
明らかに照度が落ちています。
特に右側に設置してある三角停止版は両方点灯では眩しく反射していたのがはっきりと赤色が認識できています。
日常走行していれば明らかに気づくレベルであるかと。
4

<右側ライト遮断状態(フォグランプ有り)>
右側部分だけが不自然に黄色い光となっています。
しかし右側ライトの照度不足を有る程度補っているようにも見えます。
(参考画像)
5

<両方ライト消灯+フォグランプ点灯>
フォグランプだけならこの明るさとなります。
足元に近いところなら結構見えているものです。
6

<ロービーム+ハイビーム+フォグランプ>
フル点灯状態です。
左右の視界よりも遠くが良く見えます。(ハイビームはその為にあるのですが…)
以上、私の車を使った実験でありました(´・ω・)ゞ
結論は…
普通気づくでしょ!です。
直ぐにおかしい!?となるのではなくても、「何か変だな~」ぐらいには誰しもが思うのではないでしょうか?
実際に走ると前方が暗いので不安になると思うのですけどね…。
この整備不良車(前照灯)達は明らかに気づいていてそのまま走行している人が殆どかと思われます。
交換がメンドクサイ、まだ見えるから、お金が無いから。は理由にならないかと。
悪質なのになってくると、片方のライト切れによる照度不足を補うために先程実験した3番のフォグランプを点灯させ3灯で走っているもの、ハイビーム状態で走り続けているものなどもいます。
ココまで来ると整備命令と言わずに即切符を交付してもよいのではないでしょうか。
夜の点灯は義務であり、自分の視界を確保するのに重要な部分でありますが、他の車から見たときに視認性が低下するという危険性も出てきます。
実際にすれ違う車で「バイクかッ!?」という場面や、後ろから来た場合だと「車線のど真ん中を走っている??」なんて誤認することも。
何れにしても車としての存在を認識しづらくなるのは確かです。
これが原因で交通事故が起きた場合は責任取れるのか!と、直さない輩には申し上げたい。
消耗品は適度な交換を。車を走らせるなら責任を。
自分だけの都合ではなくて社会というものを考えた行動を取りたいものですね。
Posted at 2014/03/04 23:31:22 | |
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