
学校とオンラインで面接とテストを行う段取りが決まりドイツ領事館へ試験日の調整をお願いしていると、なんとSGでクラスター発生!
(←2014年訪問時の写真、これが将来重要になる事など知る由もない)
自由に外出できなくなり日程を調整することが不可能になってしまいました。
子供達も寮と学校以外は外出不能になり今の学校でドイツ校のオンラインテストの準備を依頼しました。
快諾してくれましたが、良くあるシンガポールの習慣でイージーにOK出したものの実際には自校もオンライン授業への変更対応で人手が無く前に進まず。
結局、今は対応するリソースが無いという事で申し訳ないと言われる始末。
普段なら学校で対応していただけるのですが今回はそうも言えない状況なのは明らかですので、私たちもドイツIB校もあきらめるしかない状況でした。
なので今回はSG校3月のショートタームに一度ドイツの学校へ訪問することになりました。
しかし、このあたりから欧州で感染が広がりだし数週間後には欧州全域に伝搬し始めたのは皆さまご存知のとおり。
という事で、ドイツに訪問する案もボツに。
(この時点で私は、なんかツイてない状況になってきたナ。という認識でした)
転校先の学校も大変な時期にも関わらずご対応して頂いていました。
先方様も困難な状況に対応されている様子でしたが、ついにドイツもロックダウンされてしまい入試どころではない状態になってしまいました。
そのままどうすることもできないまま1か月が過ぎこの異常な事態がすぐに終わらない事が見えてきました。
ドイツの学校の方でもアドミッション担当の方が定期的にメールを下さっていましたがペンディングするしかない状況ですし、こちらとしては今の学校に転校届を出す期限があり、5月末までに決めないと転校できずSGでIBDPを受けるしかない状況をお伝えしていました。(BESTではないがやむなしです)
この時点での対応案は 「SGロックダウン下の寮内でオンラインテストを実施」このアイデアが最も現実的で、この時SGの学校では全寮生がオンラインで授業をしていましたから土日祝のどこかで1日ご対応頂ければテストを受けれる可能性がありました。
しかし、先生が寮内に入ることが必要でSGではそういうところが非常に厳しいルールがあり無理な事が判明しました。
結局全てのオンラインプランがダメで5月までにドイツに行きテストを受ける以外手がありません。
しかしどう考えても既に当時はドイツは感染ピークでしたから上記無理な事はドイツアドミッションの方もわかっておられました。
この時私の気持ちは、「残念!」。娘に対して、こういう事もあるんだという学びにしてくれたらいい。そう考えていました。
4月も終盤にはいりドイツアドミッション担当者からメールが入りました。
今回は異例の事態という事、さらに2014年に一度ご訪問されていてお互いに面識もある。と記されていて......。
※例外的にノーテストで合格を認めることにした。ついては添付書類に云々以下入学案内文---。(メールはドイツ語で書かれて有りさっぱりわからなくて最初は焦りました。後半にシッカリ英文記載有り、最後には校長先生のメッセージも添えられていました。(;´∀`))
これは予想外の展開でした。
こんなこともあるのですね、今まで聞いたことが無かったので信じられませんでした。(面接は最重要事項です。そのためサマースクールなどをどこの学校も実施し参加者全員の成績表を作成保存)
ドイツ名門ボーディングスクールで面接も試験も受けずに入学認められる事もあるんですね、いい意味でコロナショックでした。
娘は強運の持ち主と思いますハイ。(親バカ)
学校のメイン施設(ドイツ)
近くに湖も有りマリンスポーツが科目選択可能。
カフェテリア
校内
コロナ禍のなかでハラハラドキドキのお姉ちゃんの転校もお陰様でやっと終了。
今後は本格的に腰を据えてIBDPに取り組んでもらいたいです。
長文になりました。
(この情報がどなたかのお子様のお役に立てたら幸いです。)
―――最後に――――
日本国の中で子供の教育にもっと多くの選択肢があればと願うばかりです。
利権が多い業界なのは承知していますが国の未来をつかさどる産業である認識があるのか非常に疑問を感じます。
文科省も改革する旗振りだけでは何も変わらない。
とにかく大学入試を変えたらイモズル式にかわると考えたがそれもまだまだ途上。利権業界の反発をどうにか抑えて無理にでも変えていかないと日本の未来の発展を担う若者が育たないと思いますが.....。
Posted at 2020/06/25 07:38:34 | |
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