
欧州にいる子供たちのハーフターム休暇を迎え、家族でドイツに集まり3週間すごしますので、その間の移動用にお借りしました。
U.K.の学校に通う下の娘が単身ヒースロー空港からフライトし私たち夫婦とここ(FRA空港)で合流。
フランクフルト空港T1のパーキングエリアで車をピックアップ。そのまま皆でお姉ちゃんのいる学校まで迎えに行きます!
※フランクフルト空港T1はレンタカーカウンターが到着ゲート出たら直ぐのエリアにあり便利なのでお勧めです。ミュンヘン空港レンタカーエリアは徒歩で行けますが離れた場所にあります。
Audi A6 Avant 40TDI 走行距離2万キロの2021年登録車両がアサインされました。

積載荷物は子供たちへの荷物など計4個の大型スーツケースと英国から来た娘のスーツケースの計5個!と機内用2個を無事に積み込む。どれも日本では大型とされるサイズでこれを全部積載できる車です。毎回こういう状況で私は常にプレミアムワゴン一択です。
家内はプレミアムSUV推しですが、さすがにカッコ良く大きく立派。でも実際には荷物がそれほど乗りませんし、そして荷物で重心が高くなります。
ようやく上の娘の学校へ出発!
フランクフルト空港からアウトバーン8号を通りスツッツガルト経由で81号を南へ、スイス国境付近の学校まで350キロを移動。今は行動制限も解除され車が増えたせいで何度か渋滞に遭遇しました。
A6TDIは初めて乗りましたが、驚いたことはEG始動後も静かだったことと、高速走行中も比較的静かでおおむね180から200キロの速度域で安定的に運転できました。トルクもあり、120~130キロ程度からの加速も大変スムーズでトルクフルで静かなエンジンです。渋滞や工事区間の多いアウトバーンで加減速時に非常に使いやすい車の印象です。ただし200キロ付近からさすがにエンジン回りからの音が増えてきますがそれでも同乗者リラックスして乗っていました。排気量2000㏄のターボディーゼル+モーターですがなかなか好感です。
個人的に他メーカーにない機能で気に入ったのは、速度制限が切り替わる際にアクセルに振動が感じられアクセルOFFを催してくる機能。例えば、速度無制限区域から120キロに切り替わる際に数百メートル手前で事前にアクセル戻すようドライバーにうながすかのようにペダルにわずかな振動が感じられスピード減少させたり、先の渋滞を右足だけで感知できます。これ日本でも使えそうですね。

インパネはメインパネルが中央で上下に2画面とメーターナセル1面の計3枚に分割されて最初は戸惑いました。中央の2枚上下の画面をタッチでコントロールしますがクリック動作に振動で反応し、これがデバイス操作の時に感覚的に秀逸。また下の液晶を指で直接入力すると文字に自動変換されグーグル検索してくれます。慣れたらすごく有用なものでした。
運転時にはこの方法で視線移動最小で文字入力できます。
自動運転機能は渋滞時や通常走行時はハンドルに手を添えるだけで、後は速度設定をコントロールするだけでほぼ自動で走れます。前方の赤外線センサーと全方位カメラでうまくハンドル操作も含めコントロールされていました、ただし交通信号には反応しませんので赤信号停止はドライバーの操作が必要。
街中でもマイルドな乗り心地で、トルクがあるのでアクセルだけでうまく速度コントロールしやすい。

メーターパネルは速度計と回転計はそのままで中心の空間を切り替え表示できるコンベンショナルなタイプ。ただし、ナビゲーション画面を出している際はメーターを小さく表示してMAPがメーターナセル全体に大きく表示できます。インターチェンジ乗り換えやロータリー出口もMAPを大きく見られて間違えることが減りました(笑)。(CARPLAYに切り替えても同じく見れます。)
〈速度や回転の表示が小さくなって地図をメーターナセル内全体に表示することが可能、ヘッドUPディスプレイがなくてもこれだけでOK、写真は切替前だけです〉

ただしこのクラスの車載ナビはMAPの自動更新が頻繁にありナビも秀逸です。常に車がネットワークにつながってますので渋滞表示などリアルタイム情報も正確です。グーグル検索も可能。最近の車はスマホと変わりませんね。
車載オーディオの音はあまり秀逸ではなく普通、最新Eクラスのほうが良いと(by音楽好きの娘)いうことです。
約3時間半で学校の一般車パーキングに到着しました。
ただし、学校敷地内にはまだ感染対策の入場規制がされていて学校外の車は今は進入禁止です。
ここから学校敷地、さらに寮までがかなり遠いんですが。。。。。
途中からトロリーにスーツケースを載せて友達と一緒に荷物を運んで来ました(笑)
〈お姉ちゃんを待つ妹〉
ここでさらにお姉ちゃんのスーツケースとギターを積み込みホテルに向かいます。
友人たちとあいさつもそこそこに荷物も積み出発!
子供たちにとってはハーフターム休暇の始まりです。

さらに2時間でホテルに到着。

一般道が100キロ制限で山坂道などでも結構な速度で走りますが、A6は大きさの割にコントロール性も損なわずハイペースでもジェントルに走行可能。
今回も2時間くらい山坂道含めを80キロ制限区間で急カーブもかなりありましたが快適で運転しやすい車でした。
ただし夜間走行はオリジナルヘッドランプは明るいですが、光軸が自動追尾しないので一般道(街灯なし)を100キロ近くで走る際にはオプションヘッドライトのほうが安全性が高いと思いました。街中だけなら全く問題ありません。
この時期ウインタータイヤですがこちらの地方では完全なスタッドレスタイヤではありません。高速走行向きの冬タイヤ標準です。
このクラスでも静寂性高い方と思います。
アウディでも乗り心地良いですし、静かで高速安定性も良い。
ハイスピード時のコントロール性も良く、街なか一般道でも静音性高くコンフォート性高し、燃費もよかった。
シートも良い、BMより硬くMBよりソフト。
インパネコントロール性も良い
シフトが7段までなのでパドルシフトがしやすい。
アウディA6は非常に使いやすくコンフォート性が高い車でした。
個人的に全体的な印象ではBMW530ステーションワゴンより気にいりました。
日本でもMBのSW系ともう少しいい勝負してもよさそうな気がしますが、草食系の印象があるのでブランド的に弱いのかもしれないですね。
車を実用性に割り切る方にはいい選択と思います。
デザインがクリーンで、乗っていて良いもの感の印象がする車です。
関心したのですが、ドア解除のレバー動作が独自の機構で、軽くノブを引くだけで自動的に少しドアが開きます。(一連動作を説明しにくいのでぜひショールームで体験してください)ロックスイッチが電子式で赤表示だとロック中で、ロックするガチャ音も聞こえない。レクサスのお株を取られたようです。
その後 オーストリア、ザルツブルグに。
アウトバーン<A8>はアルプス絶景ポイントが多くドライブに最適コースです。

〈雑感〉
まだ、こちらは観光客は完全に戻っていませんので今が日本からの渡航チャンスと思います。フライトも取りやすく日本からは空席多くお得感が高いです。
しかし、欧州内移動はかなり回復していて人気航空路線はいっぱいです。今回のレンタカーさえ4か月前より3割ほど高騰してました。予想外に急回復し新車の補充が追い付いてないそうです。
しかしホテルはまだ容易に安く取れてます。
ただ、頻繁に検査をする必要がまだ続いていまして、ネガティヴ証明がないとレストラン内で食事できないとか面倒はあります。(中心街には仮設検査所が多数あります)でも、それもいい思い出になるかもしれませんね。それに、実は当たり前の事なんですが外ではマスクなしです。
おそらく、今では皆さんが思っているより簡単に欧州へ行けます。
そして安全です。
日本の現状と比較してみたら新たな気付きがあるかもしれません。
頭がリセットされて心身共に良い影響があるとよいですね。

アウディー車、日本ではリセールが悪そうなので1年落ちで買って、償却も使えばお得な選択かもしれません(事業者の方限定ですが。。。)。