ブレーキ O/H マスターシリンダー編

久しぶりの更新。作業は去年なんだけど。
O/Hなんてしたことないだろうとブレーキ関係をO/H。
まずはマスターシリンダー。

ピンぼけしてるし。
マスターシリンダーはハンドルからは2本の内六角を外すだけ。ただ今回はキャリパもO/Hするので、先にキャリパのピストン外しの作業をしています。詳しくはキャリパ編にて。
あと、ブレーキスイッチにつながってるハーネスも外すように。それと、ミラーも外す。外すときはくいっとミラーをねじってあげれば外れるはず。確か右ねじだから問題ないはず。たぶん。

さて、外れたところ。O/Hはゴムキャップのところのピストン部。
ゴムが裂けてる。不安な予感。
まずはレバーを外す。キャップ六角を外してぐりぐりすればボルトも外れたと思う。スイッチはO/Hで丸洗いするからこれも念のため外す。

この裂けたブーツを引き抜くとサークリップが見えるはずだった。
錆びがひどくて見えない。OMG。
スナップリングプライヤで外すんだけど、穴径は小さいし錆びだらけでサークリップの穴は埋まってるしでもう。ホントいや。
心が折れそうになった。

これが外れた状態。
あ～～、汚い。よくブレーキが効いたものだと関心してしまう。O/Hしてよかったよ。捨て。

シリンダーセットマスターを買うと全部ばらばらになってた。なのでassyに組まないといけない。ここで、カップを傷つけると大変危険なので、気をつけること。何だけど、このカップシャフトに通らない。ブレーキフルードを塗りながら入れるんだけどね。なかなか。
ネットで調べるとビニールを使って入れると良いらしい。作業前に調べて見ると幸せになるかも。

それと、このカップはおんなじに見えるけど違うので注意。写真左手のカップの背面にスリットが入ってるのが見えるはず。このスリット入りカップがスプリング側だから気をつけるように。逆に組むとブレーキが効かない。まぁ、エア抜きで気がつくとは思うけど。
とにかく注意。

シリンダーの取り付けにはグリスを使用。ま、フルードを塗るでも良い。
グリスを塗るときはブレーキ用ラバーに使える専用のものを使うように。カップは鉱物油に弱い。鉱物油が付着すると膨潤してこれまたブレーキが効かなくなるから注意。自分はカップには左のWAKOSのラバーグリスを使った。
それ以外のラバーには右のモリブデングリス。

で、これが組み込み後。
ボディーもボンスター(スチールウール)とアルミ用ケミカルで磨く磨く。
ちょっとはきれいになったかな。これでO/H終了。と、思ったんだけど、実は蓋を止めてるねじの頭をつぶしてしまった。
怪しかったんだよね。すでになめた後があったし。
初めてエキストラクタで外すことができたよ。年式の古いものはいやだね。ここでも心が折れそうになった。
次はキャリパのO/Hへ。