
今回言う「バトル」はジムカーナやレースの予選のように一台ずつ別々に走ってタイムを競うものではなく、レースの決勝などのように実際に複数の車が一緒に走っているなかでのバトル(競り合い)についての話。
例えば、自分が速いっと認めた相手(車)や一度抜かれた相手を追っているとき、本当少しずつだけど、その差がつまり、追いついていくのがわかると、とてもテンションがあがるっといったシチュエーションを経験したことがある人は多いと思う。(そういうときはとても楽しいんじゃないかな?)
スピードを競う競技において、「拮抗している」っという状況はとても起こりづらいことだと思う。
(つまり、「バトル」が成立する状況はとても少ない!っということ)
なぜなら、その時の「速さ」っというものはその時のあらゆる”速さ”につながる要素の合計によって生じる結果だからだ。
例え、今日は同じくらいの速さでも、日にちが違えば、エンジンの調子や自分のテンション、タイヤの劣化具合(挙げていけばキリがないけど…)などが違って差が出るかもしれない。
そして、それは新たに何かアドバンテージがない限り、ずっとタイム(車間距離)として加算されていくものだ。
スピード競技が他の競技と決定的に異なるところがここにある!
すべての要素の集合が今の結果(←強さ、速さ、正確さなど競技によって違う。)につながるのは他の競技でも同じだと思う。
でも、車でのバトルなどスピード競技では、差があれば、それは即刻「ちぎられる」ことを意味する。
つまり、相手が自分から見えなくなる。
ほんの僅かな差であっても、それを埋めることが出来なければ、それ(タイム差)は無情にも加算されていき、相手は自分の視界からいなくなる。
だからこそ、お互いの引き出しを引き出しながら、”拮抗している”(相手が常に自分の見える距離にいる状態)っというのは、まれだし、とても楽しい!
バトルっていうのはくっついたり離れたりを繰り返したりするもの。それこそ、一つ一つのコーナーやストレートごとに。
それが成立するには高度な技術、精神力が必要になる。例え一瞬、一つのコーナーやストレートがついていけるだけではその状況(バトル)は起こりえない。それが続いてこそ、または一つ一つの区間のタイムの合計がうまく一致してこそ”バトル”っという状況は生じるからだ。
”車で走る楽しみ”において、”他者と走る楽しさ”っていうのはこうやって、とても複合的なもので形成され、更にその状況が続くのはとても貴重だからこそ、すごく”楽しい”っと感じるんだと思う。
モータースポーツにおいて、バトルを考えると、ワンメイクレースなどではバトルが成立することは比較的多いが、F1など、一台一台車種が違う場合は起こりにくく、差があればすぐに抜かれて終わってしまう。
だからこそ、違う車種でバトルが成立する状況っていうのはすごく楽しい。だからこそ熱くなる。
”速さ”っていうのはとても単純な基準で燃費や安全が重要視される(←これも大事ですけどね(^^;))現代において、あまりいいイメージは持たれない。
けど、これほど正直に自分の腕と車の性能がきっちりと出る基準はあまりない。
見た目や外装のデザインとかなら、”人によって”いくらでも優劣が分かれると思うが、”速さ”っというのはそうやって感覚では左右されないある種、絶対的なところがあると思う。
こういうところがレースやバトルの楽しさじゃないかな?って思う。
また、熱いバトルがしたいね!!!(^_^)
それこそ、テンションあがりまくりで、血が沸騰するようなね(*^_^*)
(↑でも、テンション高いあまり車の限界は超えないようにね(^^;))
Posted at 2014/06/28 22:23:00 | |
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