＠くまきちのブログ一覧

前書き
自動車レースが最も盛んだった昭和４０年代後期。

自動車メーカーは挙って高性能なレースカーを開発・投入してきた。

スカイラインに代表されるような上級車種のエンジン転用や他車種からのエンジン流用（日産レースかーにシボレーエンジンが積まれた時代もあった）などタイム向上或いは性能向上、若しくはホモロゲーション取得のための完成度の高い自動車（レースカー）の開発はどんどん続いた。

そんな中、自動車メーカーは、オイルショックなどの世界情勢に鑑み、基本性能を低下させてまでも環境対策を追求した。

排ガス規制の波に呑まれ消滅したＫＰＧＣ１１０。

Ｓ５０年式・Ｓ５１年式と言うだけで、年式を指さされ駄目グルマと呼ばれた多くの型式を持つクルマたち。

取り巻く環境

その多くは触媒装置の追加などで新型となるも旧型よりもパワーダウンすることを余儀なくされてきた。

ＫＰＧＣ１１０の後、ＤＯＨＣ４バルブエンジンが復活するのは「史上最強のスカイライン」というキャッチフレーズ引っ提げてデビューしたＤＲ３０まで待つことになる。

その間、量産国産車初のターボを搭載した４３０を世に送り出し、ＧＣ２１０に至っては逆文字の「ＴＵＲＢＯ」ステッカーでミラーに映った某○社を標的に？するも
「名ばかりのＧＴは道を開けろ」とカタログ上で罵倒される。

本題

そんな日産の５０年代の名車達にも必ず触媒は搭載されていた。

設計や経緯、意図など全く無知であるが、触媒搭載車の多くはミッション近くの比較的スペースを確保しやすい場所に設置されていた。

理由は定かではないが、排ガスを浄化できればそれでＯＫ的に設置されていたのだと思う。

２０数年を経過した昨今の触媒搭載位置はというと、
エキマニのすぐ後ろ、俗に言うフロントパイプと合体させているものが増えている。

ナゼ？整備性の悪いあの場所まで移動させたのか？

低排出ガス、環境性能が騒がれ、☆マークで区分けされたランクまでデカデカと表示される時代。

通常触媒は、熱を入れて初めて機能する部品であり、エンジン始動直後の状態では、全くと言っていいほど排ガスの浄化は成されていない状態だ。

ならばエンジン始動直後に最も熱が入る場所…すなわちエンジン直後に設置すれば、触媒の機能上最も効率が良い。

しかしながら設置場所によってはスペース面から困難を要する。

ならば一体成形で他の部品と共に設置して部品単体としての何かしらのメリットとも両立させる。

昨今の自動車の触媒は本当にエンジン直後に設置されるようになった。

あるメーカーでは、キーを差し込み、セルを回すまでの一瞬の時間に触媒へ電熱を発生させ、その機能を向上させている自動車もあったりする。

セラミックが一般化しても鉄＋その他の合金で作られる触媒は熱伝導と強度や耐久性、その他様々な事由からスポーツ用品に代表されるメタル触媒を採用しない。

設置位置も年々前方へ移動し、Ｚ３２では左右バンク１個ずつのフロントパイプ一体式→Ｚ３３に至ってはほぼエンジンルームの中に収まるようになった。

触媒性能＝環境性能を重視したためではないかと僕は思っている。
昔は腹下にあったものが現在では腹下を探しても見つからない。

終わりに
排気系チューンをする上では、その構造を何とかしてくれさえすれば、アフターパーツももっと安く作れたのにと思う。

Ｚ３２でＦパイプ交換＝公道使用不可
になってしまう訳で。

環境性能を蔑ろにしない範囲で設置場所をどうにかしてくれないものだろうか…
切に願います。

くまきち＠４７９７にはお父さんがいます。
人間である以上それは当然のこと。
産んでくれた母親がいれば稼ぎに出てくれた父親もいる。

クルマキチガイのくまきちのお父さんも相当クルマ好き。

僕が生まれて間もない頃、お父さんは一大決心をして新車を購入するのでした。
Ｓ４８年式のスカイライン。

ボンネットの長い真っ白な新車。
ただし、ご近所の奥様方を尻目に、誇らしげに新車を乗り回していたのは何を隠そう母親だった。

チョークレバーを引っ張ってお馴染みの儀式
パクパク…とポンプの音がして、一瞬の間をおいてキーをひねる！！
乾いたサウンドが響く中、「アタシのクルマよ」とでも言ってるかのようにお母さんがアイドルを続ける。

幼少の僕が母に問いかける。
「針が１０の下になったら出発するの？」
「そうだよ、スカイラインが暖ったかくなったら行くよ」
タコメーターの数字は０・１０・２０…
現在の×１０００RPMではなく、×１００RPMだった。

しかしなぜ突然お母さんか？

お父さんは遠洋漁業で３ヶ月？もっと？に一度６～７日程の間陸に滞在するだけで、滞在日数の殆どは休養に費やされるため、乗っている暇などなかったそうです。

そんなお父さんも、
船の出航時間が迫っていたある日の夜、たいそうなスピードで白黒の自動車に止められたそうで、その時のエピソードがメチャクチャにヤンチャです。

お巡りさん：ちょっとスピードでてましたねー
お父さん　：バカタレ船の時間が…（中略・相当な剣幕だったと母）話しは港で行くから、ついてこい！
お母さん　：アンタ…
子くまきち：♪♪♪（事態を分かっていない。０歳ちょっと。）

港までパ○カーの先導ってオイオイ。反対だろフツー
結局おとがめなしで事なきを得たそうですが。
今では考えられませんな。

その後３歳児検診や幼稚園に行くにも、僕はいつもスカイラインと一緒。

何処へ行くにもスカイラインと一緒。

クルマのことなんか知らない人にも「シカイライン（おこちゃま語）で来たんだよ」なんと喋りまくる。

忘れたころに帰ってくるお父さんに、
「大人になって免許をとったらスカイラインちょうだいね」
こればっかりを連発！
意外にもお父さんの返答は、
「スカイラインはお父さんのだからね、あげないよ」
？？？？？？？？？？？？？？？
普通、「大きくなったらね」っとか言わないかい？お父さん。

そんなくまきちと同じく、７歳になったスカイラインに転機が訪れました。

サファリラリーで優勝をもぎ取ったトヨタセリカＧＴ（ＴＡ６３？）
アリ・バタネンが乗ってたタイプ。
どうやら買い換えてしまうみたい。

ちなみにケンメリという呼び名はプラモデルを作り始めたころに覚えました。

確か「シャコタン　ハの字　ケンメリ」だったかな。

僕が自分の自動車を手に入れたころ、

どんな記録が出せるのか。
どんな走り方をするのか。
となりのクルマとどっちが速いのか。

こんなことばかり考えていた気がする。


そう、無意識のうちに。

じゃあどっちが速いのかと、片っ端から勝負を仕掛ける。

ノーマルだから仕方ないかと諦めずドンドンクルマに手を入れる。

先週まで勝者であった者が、今週は敗者に。

結果勝者となった僕。

敗者などに目もくれず、貪欲に速い者を追う日々。

敗者となるたびに手を入れ勝者の称号を勝ち取る。

新たな勝者を打ち負かすべく。

良く言えばパワーアップのスパイラル。

悪く言えばクルマ道楽の悪循環。


本当に最近気がついたことがある。
勝ちだ負けだと言う前に…

手に入れたマシーンが持てる力を絞り出しドライバーの意志に応えているその瞬間を…

その瞬間を僕は蔑ろにしていた。

体感では速い遅いもあるだろう。
相手がいれば、結果も顕著に現れるだろう。
勝つ喜びに負ける悔しさ。

ならば妄想に近いチューニングプランを発動する前に試してみようじゃないか。

蒼いドレスを纏って僕の前に降り立った貴婦人よ

僕に見せてくれ
丸裸の君の脚力を。

見せてあげよう
強心臓の君のチカラを

沢山のハードチューン車を前に君は物怖じするかも知れない。
しかし心配は無用。

いつものタイヤにいつものオイル。
格好つけないで素のままで行こう。

君自身を一番理解できる僕がパートナーだから。
一緒に最後の光電管を通過しよう。

そしてその瞬間を永遠の記録に変えるためにも。

















後ろのクルマは速いぞ！頑張ってイコ！

レーシングカーっていつの時代も無駄なモノがない。

沢山のスイッチが手の届くところに集中している。

エンジンルームを覗いてもも無駄な配線など見受けられない。

ＡＴってのも見たことないし（Ｆ１は別としても）

幼少の頃、母親が与えてくれた自動車の絵本や働くクルマの本にオーバーフェンダーやウイングをマッキーで書き足していたあのころ…

小学生低学年のころの将来の夢
「カーレーサーになること」（文集に出てた）
高学年のころ
「チューニングショップを作る」（メカドックの影響）
中学末期
「Ｒ３２ＧＴＲを買って校庭に乗り付ける」
社会人１年生あたり
「ストリートで一番になってやる」

そしてコンニチの僕。
思うままにフェアレディＺを手に入れた。
自動変速。
屋根はガラス（格好イイからね）
その屋根も時には取れる。（天気いい日はね♪）

僕が進む道とは何か…

今さらレーサーとはいくまい。
ショップもあり得ん。
スカＧは手に入れたが、放した。
一番は獲れなかった。

じゃあじゃあ何かないのか？

小さいなりにもレーシングカーに拘ろうじゃないか！

で、買った。
７８０円。
バッテリカットターミナル。

キルスイッチに似ているネジ式のマイナスカット部品。
エンジン始動前、ボンネットを開けてクリクリ…
その儀式たるや…
これをしないとエンジンは掛からない。
集中ロックだって効かない。
セキュリティなんか動かない。
サンデードライバーでもない僕には無用の長物？

でもでも、どこかレースレースしてる！

納得するしかない。
少しでもレーシングカーのように。
メカニックがする動作の一つ一つを取り入れてみよう。
気分だけでもレーシングカー。
静かな音だけど僕だけのレーシングカー。
見た目からは何も分からないけど気持ちだけはレーシングカー。

さて次は？

再三に渡る雨漏りと格闘の末、抹消となった３代目くまきち号に代わり４代目くまきち号のお話しです。

コーヒー牛乳事件が表面化したある日、次期マシーンを模索しながらどういう訳か４ドアセダンかな～と（ヨンドアと読んで下さい）。
当時、素敵な彼女を乗せてアチコチへ走りまくっていたくまきちですが、２ドアだとゲストの方（親御さんですな）の乗降に不具合があるのでは？
早合点したくまきちは４ドアを探していたのでした。

ただの４ドアで済むはずもなく、当然ターボ車ありき、「ん？」この車マニュアルってないのか？
３２シーマと迷いましたが、こやつに決定！！

ＰＢＹ３２セドリックＧＴアルティマＸ！
Ｈ７式の最終型で、ＶＩＰカーのベース車にピッタリ？

シートが全部本革だったり、Ｐシートだったり、とっても豪華なクルマでした。
パワーシートの助手席側に少々誤解の元があって、運転席から自在にシートバックを倒せる！！！
後輩クンは○ロシートとか悪口言ってましたっけ。

完全ノーマル状態でしたが、そのまま乗ることもなくシャコタン＋マフラー＋沢山モニターで当時のＶＩＰカーを先取り！！
際限なくお金を掛けるくまきちに呆れた彼女さんは、僕の元を去って行きました。。。
悲しいですね。（＞.＜）

悲しいなりに仕様を…
エンジン：ＴＶＶＣでブーＵＰ
マフラー：バラムンディデュアル（爆音ＢＵＴゲスト同乗の時はサイレントモード♪）
足：一巻き半カット（ストラット一体だったので）
アルミ：Ｆ　ＢＣＮＲ３３＋２０５／４０Ｒ１７（超引っ張り）
　　　　Ｒ　ワークエキップＤＤＣ１０Ｊ＋２３５／４０Ｒ１７（程良く引っ張り）
エクステリア：Ｆ５０バルカンヘッドライト移植＋７５００Ｋハイ同時点灯

セドリックエンブレム等を全て排除してグロリア仕様に！
冒頭の「化けグロ」はここからきています。

やはりプリンス系といえばグロリアなので、特に拘って仕様変更した箇所ですね。
エンジンキーまで手が回らなかったことが悔やまれます。

E-Zoの方は見たことある人もいますよね～


車検が残ったまま５代目Ｚ３２へと引き継がれますが、保管場所の都合から手放すこととなりました。
来年３月末まで乗れたのに…今も惜しいクルマです。

追伸：某市内で元気に走っている姿を見かけます。
どこ行っても注目だったグランツよ！いつまでも元気でな！

僕は変わらず日産車に乗ってるからね！