2010年01月07日
こちら走る実験台、『YA4B54C-MXC-7J20』でございます。
平たく言えばExigaのNA(自然吸気)、FFのCVTですね。^^
いままで『らしくないクルマ』で散々走ってきましたが、FFは学生時代以来の試みです。
詳しい人に事前にレクチャーを受けて、言われた事項は以下の通りです。
・ホイールベースが長く、後ろの重量があるので後ろが流れやすい。
・流れたところにギャップなどで突っかえると転倒の危険性がある。
・ハイパワーでレスポンスのいい車両ならばアクセルONでテールスライドを止められるが、CVT(オートマ)でパワーも無いとなると危険である。
と言う事で、ロクな事がなさそうだ。
んま、さほどパワーの無い車だからスピードは……でも意外とFF&CVTは調子よく走るのよね。。。
また、自分で運用を始めて街乗りレベルながら気になった事が。
前後のブレーキバランスが悪い。
コレはかなり致命的で、フロントが最初に『多少』利く。
フロント制動にググッと遅れて、リヤの制動がマイルドに利き始めるので、リヤがフロントを押し出すような感覚がある。
対策として『ツノ』をつけて、制動時のリヤの浮きを防止する事に成功したのですが、制動力も圧倒的に不足している。
……なので、ブレーキパッドの導入を検討し始めました。
ブレーキパッドの選定が非常に『カケ』でしたね~。
部品番号から追うと、BP5レガシィの『2.0i』系の車両のパッドをそのまま採用しております。
まぁ、コレじゃレガシィ比較して後軸重の重いExigaは止まらないハズです。
で、どんなプロフィールのブレーキパッドをチョイスするか?と言うところに辿り着きました。 立てた仮説は2つ。
① 現状(純正)のパッドは前後同様の摩擦材を使用している
→ Ftに比較してRrを強い摩擦材をチョイスする必要がある。
② 現状のブレーキパッドのプロフィールがBP5に合わせるべくマイルドな利きにセッティングされている。
→ 前後同等の摩擦材をチョイスしてもRr側の利きを強める事はできる。
で、調べてみたのですが純正ブレーキパッドの摩擦材やら摩擦係数のプロフィールなんてどこにも載っていない。。。
身内側にいるはずのヲイラでも分からない……っちゅうか、身内にもあんまし公開してくれないのよね。。。
まぁ、企業として公開する必要がないからね。。。
なので、思案することに……。
今度は逆の方法則で考えてみるようにする。
ど~せインプレッサに比べたらキャリパーやパッド面積、ローター径も全てが小さい。
……って事はフロントの制動力も『てっぺん』の利きが欲しい。^^
となると、リヤをそれ以上のスペックにするとしたら温度帯を選ぶようなセッティングにするしかないな。。。と考えました。
『てっぺん』の性能と言えば以前のお店で販売していたオリジナルブレーキパッド(R仕様)しかない。
早速、オーダー。
でも、そんなしょっぱいグレード用でレーシングなパッドを用意しているワケが無い。
Rrの座金を手配してもらってFtと共に貼ってもらうのに時間が少々掛かる。
残念ながら、そっから仕様変更をする時間もないし。。。
まぁ、これでいっか。
最終的には妥協の産物で決まったブレーキパッドの仕様。
でも、付けてみたら意外といいバランスだね。
多少鳴くのはご愛嬌、通常の仕事モードなら純正に交換しても仕方ないし……。
強烈な制動力を生み出すので、利きも『てっぺん』ならローター攻撃性も『てっぺん』。
ローターを温存するのであれば普段は純正交換必須ですね。^^
さて、事前準備が整ったところでサーキットに持ち込んでみる。
(って、ブレーキパッドのみじゃん。)
朝イチのタイムトライアル。
ヲイラは主催でその後の計測もあるのでイチバンに走行。
練習が1周、アタックが1周となっております。
まず最初のターンで悪癖が……!
名物、『標準装備VDC』です。
コーナーへ吸い込ませていくべき向きが変わってきたら……イン側のRrブレーキが作動すると共に、トラクションコントロールにて駆動が遮断される。
あぅ、だめじゃん。 名物に旨いものなしですから。。。
……まぁ、そういう時のために秘儀『VDCカットオフスイッチ』が付いているのです!!
2コーナーに向かうストレートにて右手でまさぐって『ぽちっ』とな。^^
これで悪癖とはおさらばです。
2コーナーは意外や意外の低速コーナーなので、道なりに行っているのか、カットオフが利いているのか……利いている領域ではありませんね。^^
そのまま3~5コーナーは読めず。
外周に飛び出して右にチョイと強引に舵を当て曲げて行きます。
ヲイラの好きなコーナーです。
クルマがステアリングの領域をはみ出してクルマ自身が『曲げ』の動作に協力してくれようとした瞬間……!! 『ドスッ!』と言う音と共にイン側のブレーキ動作など、VDCの制御下に入ります。
度合いはカットスイッチがオンの時に比べれば飛躍的に減少するのですが、『コーナリング』と言う動作に入ってボディが曲がろうとするとダメですね。。。
速度は落ちるし、曲がりかけていた車体自身の動きが逆に転じて……ダメダメなコーナリングを露呈しています。
このVDC介入にさいなまされながら練習走行→タイムアタックと走りきりました。
タイムは先般のブログの通り。
コーナリングしようとすると、まずVDCが介入してしまうので、事前に忠告を頂戴したオーバーな動き→最悪の事態は転倒、と言う図式は実現しようがありません。
さて、ボディが曲がろうとしない車をどう曲げるか?
非常に難しい問題です。
でも、タイヤのグリップのみを頼った走行なんてやらない方がマシなぐらいです。
今までのヲイラならVDCのヒューズを抜くなりして、そもそも動かなくしてしまう、という思考に行き着いたと思いますが、最近のヲイラは『んじゃ、VDC車両とトコトン付き合ってやろうじゃん』というキモチになりました。^^
さて、どうやって制御と戦うか?
まぁ、基本的に4輪が流れようとするとボディの動きを逆に戻そうとする、と言うのは安全方向ですが、安全方向に走らせたいワケじゃないので、VDCを動かさない方向に操作させるにはどうしたらいいのか?を探って、その中からイイ走りを導き出せればイイのかな?という仮説に行き着きました。
まずは、大きな動きをさせないようにコーナリングをさせてみる。
『うん、VDCの介入は無い。』 『でも、つまらなすぎる。。。』
どの辺がVDCの利き始めなんだろ?
カットオフしていると流れ始めは制御されない。
流れ始めて、イン側の後輪が路面から剥離しそうになると……介入が開始されるようだ。
なので、後ろ側のヨーを小さくなるようにコンパクトなコーナリングで、動き始めるときにフロントに駆動を掛けて引っ張ってあげると良さげだ。^^
でも、VDC介入のタイミングとアクセリングから駆動伝達に至るまでの時間軸を予想して合わせていくのがヒジョーに難しい。
その『計算』では全く予想できない『慣れ』に辟易しながら走行を続ける。
もう、この領域は繰り返して走って体得するしかない領域ですからね。
部品を交換するでも何もなく、ドライバーの技量とすら言えない『慣れ』を醸成させるしかないのです。
走行の当初より周回を重ねるたびに介入回数は減っていく。
走行を重ねるたびに当初からも介入の機会が減っていく。
コレを『ゼロ』にしなきゃいけない。
そこにヲイラのExigaの『何か』が見えてくるはずです。
……1日走りましたが、『何か』までは見えてきませんでした。
まぁ、GWも夏休みもあるのでゲロ出るまで走らにゃね。
さて、走行を終えて気がついたこと!
タイヤの減りが以前より、前後共に適正な減り方と模様になっているのに気づきました。
ちょっとレーシングドライバーのような減り方に近づいたかも!
この収穫はヒジョーに嬉しかったです。
でも、何が良かったのかはまだ体得には至っておりません。
この走りを続け、自分のものにして、繰り返す事によって何か見えてくるかもしれません。
また、コーナリング中の車の姿勢制御を積極的に行った事は自分の中で(少しは)気づいてはいたのですが、キチンと意識していなかった事項でしたので、新たな練習として必要性を見出す事ができました。
いかなるときも、自分の思うようにラインや姿勢をコントロール下に置く事は、路面を迅速に疾走する事だけでなく、安全に鉄の塊を自分ですら押せない速度で運行する見地からしても非常に重要かと気づきました。
これで、ヨーのコントロールなどクルマの姿勢制御を学べれば……またちょっと上手くなれるかも。^^
苦しいですが、ヒジョーに楽しみになってきた。^^
『らしくない』クルマでも、真面目にトコトン付き合うと『何か』見えてくるんだなぁと思いました。
現時点で何となく見えてきたのはこの辺まで。
も~ちょっと文章化できない気づきはあるのですが、それは文章化できそうな時点でアップします。
さて、この難しい感覚、皆様には伝わるのでしょうか。。。。
Posted at 2010/01/07 19:07:46 | |
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YA4 | クルマ
2009年11月23日
昨今、カラダが激烈不調です。。。
ひとまず、ホワイトベースが通常運用を開始しました。
物理的には装着できたコラムの“ツノ”ですが、まだ走行テストをしていなかったので運用開始と共に試験してきました。
CVTは誰も試した事が無いようなので。。。
結果は大丈夫です。^^
部分部分で早く“D”レンジに復帰しちゃう気がする部分があるのですが、概ね合格でしょう。
通常のATよりも反応速度が速いので、キモチがイイです。
※ヲイラ、『内部』に属する人間なのであまり直接的な表現は致しません。。。
でも、分かる人には分かっていただけるかと。。。
Posted at 2009/11/23 10:51:29 | |
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YA4 | クルマ
2009年10月27日
そこはかとなく前触れております新型マシンですが。。。
(白くてデカいので仮名を『木馬』としておきましょう。)
巷で噂になっている部品を試してみることにしました。
……って言っても、AタイプのATには適用のはずですが、BタイプのCVTには現状試した方はいないようです。
部品は……ステアリングコラムに『+』と『-』の「ツノ」を生やすものです。
シフトダウンなどに有効なはずですが……適合は不明。
まずは、部品を買ってヲイラのマシンにつけて良かったらアキバのしゃちょ~にも取り付けしてあげます。^^
無駄な買い物をして、新型がちょっと楽しみになってきた。^^
さて、クルマは月末に来るとか来ないとか。。。
まったくもって不明な状態であります。
まぁ、11月月初は泊まりで研修なので、いつ来てもあまり変わらないと思うのですが……。
来たらNewマシンの取り付け作業をはじめます。
以下、載せ換え備忘録。
●ナビゲーション取付
・本体(ビーコン含む)
・ETC
・リヤカメラ→現車両より載せ換え
・後席用モニター→現車両より載せ換え
・Bluetoothユニット
・ベースキット取付
あとは、GRBからもイロイロ取り外しを進めないと。。。
あと、平日なのでさほど影響は無いかと思いますが、上記通りお店を不在にするのでご案内を。
11月2日(月)から5日(金)まで泊まりの研修に行っています。
高尾駅から徒歩20分ぐらいの研修センターです。
あ……白いフォレスターの人が八王子だったような。。。
門限が22時までだけど呑みにいけるかな???
ホント、イロイロと雑記になってしまいました。
読みにくくてスミマセン。
面倒な人はそのままスルーしてください。
……と、文末に書いてみる。。。
Posted at 2009/10/27 17:35:54 | |
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YA4 | クルマ